16歳で園子温監督『紀子の食卓』で映画デビューし強烈な印象を残してから12年。奔放で自由気ままながら、感情豊かで繊細。不思議な吸引力を持つ女優・吉高由里子さんはこの夏28歳になった。

全アラサー女子の心臓をメタメタにした東村アキコ原作のドラマ『東京タラレバ娘』(2017年1月より日本テレビ系列にて放送)で働く独身女子・倫子を演じる彼女に、30歳を前に意識すること、そしてこれからの選択について聞いた。

画像: コート¥380000、ブローチ¥44000/グッチ ジャパン(グッチ)

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― 吉高さんは28歳の女性として、10代、20代前半の頃よりも、変化したなぁという意識はあるんでしょうか?

「『あの時はさ』と振り返ることは増えましたね。それこそ20歳になったばかりの頃は毎日が吸収することばかりで、人との出会いも増える年代だったし、色々な経験をさせてもらいました。その頃からの同じ友達と今も一緒に遊んでいるんですけど、ごはんに行くと20代前半の頃の話にはなりますね。意識してないんですけど、『タラレバじゃん』と周りから言われて、『これがそうか!』と」
  

2年弱の休暇を経て、
帰ってきた居場所

画像: トップス¥450000、スカート¥405000、レギンス¥11000、イヤリング¥187000、リング(右手人さし指)¥71000、リング(左手中指)¥44000、シューズ¥230000/グッチ ジャパン(グッチ)

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― 大人気だったNHKの朝のドラマ『花子とアン』を終えて、26歳で約2年間休業されましたが、勇気のある決断でしたよね。

「実は、『花子とアン』が終わったら仕事を辞めようと思っていたんです。それを事務所に伝えたら、『ちょっと待って! 辞めてどうするの?』と言われて。それはわからないながらも、映像に映る自分がもう気持ち悪くなっちゃって」

 
― きっと、自己評価のハードルがものすごく高いんですね。

「勝手に、向いてないと決めつけてしまっていて。でも、現場でストレスを感じたことはなかったんです。『花子とアン』も、最初は私なんかがやるべきじゃないと思っていたんですけど、始まってみたら楽しくて、やって良かったと思える作品だった。一緒にいる時間が長いから本当にみんな家族のようになって。

『1年間休んで考えなさい』と言ってもらったので、私は頭も良くないし、一般社会ではアルバイト経験しかないし、自己紹介をする前に相手が自分のことを知っているという奇妙な状態も受け入れていかなきゃいけないし、これからどうやって生きていくかを考えようと思ってお休みさせてもらったんです」
 

― その間、海外のいろんな場所へ行かれていたんですか?

「まずラスベガスから始まって、LA、オーランド、NY、韓国、シンガポール、南国、スペイン、ほとんど旅行していました。一生懸命フィリピンで勉強してたのは3カ月だけ。

学校の寮に住んでいたんですが、向こうで病気をして入院することになってしまって、帰ることになったら何もやる気がしなくなっちゃった(笑)。継続していたものがポキッと折れるのって簡単なんだな……と」

画像: Tシャツ¥60000、スカート¥225000、イヤリング¥187000/グッチ ジャパン(グッチ)

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― 休暇を経て、また仕事するぞ! という気持ちになりました?

「気持ちいい風景をいっぱい見てリフレッシュしていたら、自分が不安にならないことが不安になってきたんです。周囲の人から『仕事をしていなくて不安にならないの?』と聞かれて『ならないです、楽しいんですよ』って答えて。また何ヵ月かすると、『そろそろ不安にならないの?』と聞かれる。

そのうちに、焦らないし不安にならないことに、ヤバい! 私、なまけ者体質かもしれない、駄目だ駄目だ!と思い始めて。旅行もタダではないじゃないですか。そうだよな、働かなきゃいけないよな、普通の人の10年分は遊んだぞ、と。それで、去年『ただいま帰りました! 働きたいと思います!』と戻ってきました」

 
― 今から1月放送のドラマ『東京タラレバ娘』の話題で持ちきりですが、主演の意気込みは?

「盛り上がれば盛り上がるほどプレッシャーも大きくなるので、止めて止めて〜!と怖くなりますが、現場に入ったら開き直って猪突猛進するのみです。髪も倫子さんスタイルに切ったし、もう腹くくってます!」
 

続きは、FRaU1月号 をチェック!

2016年12月12日(月)発売
750円(税込)

画像1: タラレバ娘 吉高由里子が30歳直前の2年間の休みに考えたこと 画像2: タラレバ娘 吉高由里子が30歳直前の2年間の休みに考えたこと 画像3: タラレバ娘 吉高由里子が30歳直前の2年間の休みに考えたこと

PROFILE

吉高由里子 Yuriko Yoshitaka
1988年7月22日生まれ。2006年のデビュー以来、数多くのドラマや映画への出演を重ねる。2014年にはNHK連続テレビ小説『花子とアン』でヒロインを演じ、同年のNHK紅白歌合戦で紅組の司会を務める。2017年1月から日本テレビ系でスタートする新ドラマ『東京タラレバ娘』では、〝独身、彼氏ナシ、仕事もイマイチ〞の主役・鎌田倫子役を演じる。

Photo:SOPHIE ISOGAI(KiKi inc.) Styling:Kumi Saito(SIGNO) Make-up:Mariko Tagayashi(SIGNO) Hair:Koichi Nishimura Text:Tomoko Ogawa Cooperation:Gakushikaikan

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