あたたかい春を待ちわびる気持ちを料理にしてみたら、「春待ち草」という呼び名がしっくりきました。料理家の冷水希三子さんが選んだ作家ものの和の器と美味しい「春待ち草」の組み合わせをレシピとともにお届けします。

"焼き締め"の土色の強さが、芹の青々とした色を引き立てる。

画像: "焼き締め"の土色の強さが、芹の青々とした色を引き立てる。

「芹と炙りイカ」

材料(作りやすい分量)
・イカ:1匹 
・芹:1束
・白ネギ:10㎝
・ケーパー:大さじ1/2
・太白ごま油:大さじ2

A柑橘の絞り汁:小さじ1
A酢:小さじ1
A薄口しょうゆ:小さじ1/2
A塩:適量

作り方
【1】 イカは内臓と皮を取り除き、胴を開いて縦半分に切り浅く切り目を入れ強火で網かバーナーで焦げ目がつくまでさっと炙り(両方なかったらフライパンを熱々に熱して焼く)1㎝幅に切る。

【2】 芹は根の部分をきれいに洗って根ごと10㎝長さに切り、葉を少し残して塩(分量外)を入れた熱湯でさっと茹でザルに上げる。

【3】 白ネギはみじん切りにしてケーパーと一緒にボウルに入れ小鍋で熱々に熱した太白ごま油を加え入れる。

【4】 3 のボウルにAを入れて混ぜてから、1 のイカと2 の芹を加え混ぜ最後に取り置いておいた生の芹の葉をのせる。

器のはなし03
中本純也の”焼き締めの鉢”

9年ほど前に買った中本純也さんの"焼き締め"(釉薬を付けずに焼く器)の鉢です。和歌山の龍神村に薪窯を構える中本さんは、今は白磁を手がけていますが、以前は土の魅力をそのまま閉じ込めたような"焼き締め"の渋い器を作っていました。

器そのものがカッコいいので、素材をポンとのせるだけでも決まります。それに、大きすぎず小さすぎず、我が家のテーブルのサイズにちょうどいいことも重宝している理由のひとつ。

実はこれ、私が器を選ぶ時のポイントでもあるんです。中本さんの鉢に、この時季の青々とした芹を盛りつければ、ちょっとした一品に見えますよ。

芹は根っこごと使うと強い旨みが出ますし、味の強い食材を合わせるとさらに旨みが引き出せるので、白ネギやケーパーを加えてみました。

Recipe&Food Styling/Kimiko Hiyamizu Photo/Megumi Seki Composition/Naoko Yoshida

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