「なぜ登るのか? 俺がここにいるからだ」。

 阿部寛が演じる天才クライマー、羽生丈二のこのセリフがすべてを物語っています。エヴェレストでの壮絶な登頂ドラマを描く本作は、登場人物の行動を「理屈」で解釈するのは不可能でしょう。岡田准一の山岳カメラマン、深町誠も、何かに憑かれたように、羽生を追って命の限界点に到達します。生ぬるい感動は必要ない。映画を観た人すべてが共感できなくてもいい。本能から突き動かされた人間の、ある意味で狂気ともいえる瞬間を、本作の作り手も役者も狙ったのではないでしょうか。

 実際にエヴェレストの標高5200mで撮影したことで、タイトルが示す神の領域といえる絶景にも圧倒されますが、岡田准一と阿部寛が、本能のみで生きる「野性」へ変貌する過程もスクリーンに刻印しました。そしてクライマックスで待つのは衝撃の展開! 観客も一瞬、全身が凍りつき、目を疑うはずです。

3月12日(土)より全国ロードショー
『エヴェレスト 神々の山嶺』

画像: ©2016「エヴェレスト 神々の山嶺」製作委員会

©2016「エヴェレスト 神々の山嶺」製作委員会

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