今度のお休みは何をしよう? そんな風に思ったなら美術館へ。「絵画鑑賞」なんて思うと少し構えてしまうけれど、見ることだけでなく、想像すること、考えること、感じること、そして空や風を意識すること……。いつにない感覚が私たちを待っています。

ふだん眠っている感覚を思いっきり解放してくれる魅力的なアート作品たち。心ときめく教養的休日を楽しみ、新しい感覚、新しい自分に出会う旅へ!

 

豊島(てしま)美術館

美術館の中は
ドーム状の真っ白い空間

画像: 丸い開口部から風がそよぎ、空と緑がのぞく。 Teshima Art Museum Photo:Ken'ichi Suzuki

丸い開口部から風がそよぎ、空と緑がのぞく。 Teshima Art Museum Photo:Ken'ichi Suzuki

現代アート作家の内藤礼さん、建築家の西沢立衛さんによる「豊島美術館」。瀬戸内海に浮かぶこの島は、心をゆるめ、作品と空間を感じる場所。

小さなトンネルのような入り口を抜けて、建物の中へ。広々とした真っ白い空間が私たちを迎える。この先に何があるのだろう? 戸惑いながら中に進む。空間にたたずみ、耳をすませ、何かを探るように「待って」みよう。丸い開口部から運ばれてくる風、木々の揺れる音、太陽の光。刻々と変化する「自然」の動きにともなって中の様子も変わっていく。

ふと、足元にうごめく水の存在を感じる。「母型」は、泉のように床のあちこちからゆっくりと水が湧き出す作品。小さな水滴はわずかな風に揺られながら動き、集まっていく。自然と呼応しながら、無限に変化する空間に身を置き、心おもむくままに感じてみよう。
 

画像: Teshima Art Museum Rei Naito: Matrix, 2010 Photo:Noboru Morikawa

Teshima Art Museum Rei Naito: Matrix, 2010 Photo:Noboru Morikawa

訪れた人が口々に「泣ける美術館」と評するとの噂も。季節や時間によって異なる表情が見られるので、訪れる度に新鮮な感動と出会える。

豊島美術館
香川県小豆郡土庄町豊島唐櫃607
☎0879-68-3555
開館時間:3/1~9/30 10:00~17:00(最終入館16:30)、10/1~2月末日 10:00~16:00(最終入館15:30)

 
●情報は、FRaU2016年3月号発売時点のものです。
Text:Ayano Hayashi

 

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FRaU 2018年7月号「FRaU TRAVEL」
ニッポンの “夢旅” 10

2018年 6月7日(木)発売
※発売は発送の関係により地域によって異なります。ご了承ください。
780円(税込み)

画像1: 【アートに触れる旅】豊島美術館「空間そのものと向き合うアート作品」 画像2: 【アートに触れる旅】豊島美術館「空間そのものと向き合うアート作品」 画像3: 【アートに触れる旅】豊島美術館「空間そのものと向き合うアート作品」

 

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