気軽なだけが国内旅行じゃない。せっかく旅に出る時間が取れたならば、少し手間と時間をかけてでも思い出に残る旅がしたい。そう考える人にこそおすすめしたい、国内旅行がある。パスポートこそいらないものの、辿り着くのに少し根性が求められる場所にこそ、未だ見ぬ日本の楽しみが隠れているかもしれない。

熊野古道(三重県)

画像: (C)KPG_Payless

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「2016年5月26日・27日に主要先進国首脳会議『伊勢志摩サミット』が開催されるのを控えてますます観光に力を入る三重県。志摩地中海村などのエリアもあり楽しめること間違いなし」(trippiece 石田さん)。
「熊野三山」「吉野・大峯」、「高野山」の3つの霊場と、これらを結ぶ「熊野古道」をはじめとする参道は、「紀伊山地の霊場と参詣道」として三重県・奈良県・和歌山県にまたがる世界遺産。熊野古道を歩くには6つのコースがあるので、自分の体力と相談して事前によく検討しよう。心配な人は、女性ガイドが同行してくれるツアー(1人でも利用可能)もあり、おすすめ。森の中にひたすら続く石畳を進むという非日常体験でリフレッシュできる。

SPOT DATA
熊野三山(熊野本宮大社、熊野速玉大社、熊野那智大社)に参るための道。熊野本宮大社へは、羽田空港から南紀白浜空港へ。その後各種バスを乗り継ぎ『本宮大社前』へ。

五島列島(長崎県)

画像: ©KENJI GOSHIMA

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福岡や長崎から、さらに飛行機やフェリーなどを乗り継いで、やっと辿り着く九州の最西端の島々・五島列島。日本一との呼び声も高い白い砂のビーチと、山の麓や海の見える高台などに点在する教会、そして椿が有名な自然豊かな美しい島々だ。小さな島々に50もの教会があり、素朴で質実剛健な造りの教会が島の風景に溶け込んでいる。
その中には、「長崎の教会群とキリスト教関連遺産」として世界遺産登録を目指している教会もある。青い空に生える白塗りの壁の教会や、石造りが美しい教会など、教会巡りをして建築を愛でる旅もおすすめ。もちろん魚介類は絶品、特に五島の「きびなご」は必ず食べたい。締めには、特産のアゴだしのつゆで食べる五島うどんも忘れずに。

画像: ©ミヤジシンゴ

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SPOT DATA
長崎県の大小140余りの島々からなる。最大の島・福江島には、関東地方からは飛行機で福岡空港と長崎空港へ。そこから飛行機やフェリーなどに乗り継いで。

小笠原諸島(東京都)

画像: (c)環境省/AP

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小笠原諸島へ行く唯一の足である「おがさわら丸」。20年近く活躍した2代目が引退し、7月に3代目の就航が予定されている。25時間30分かかった乗船時間が少し短縮され、24時間で着くようになるとか。「乗船時間が短くなるうえに、乗船環境も良くなるそう。東京都に属しながら、東洋のガラパゴスとも呼ばれる小笠原諸島の美しい自然は時間とお金を費やしてでも行く価値があります」(trippiece 石田さん)少しだけハードルが下がる?にしても、やっぱりそう簡単には辿り着けないのが小笠原諸島。その行きづらさが故に守られているとも言える雄大な自然を堪能しに、いつかはチャレンジしたい旅先の一つだ。

画像: (c)Masanori Yamanashi

(c)Masanori Yamanashi

SPOT DATA
東京から南南東に約1000㎞の太平洋上にある30余の島々からなる。東京と小笠原諸島を結ぶのは、父島への定期貨客船「おがさわら丸」。6日に1便、片道25時間30分。

祖谷<いや>(徳島県)

画像1: 祖谷<いや>(徳島県)

「ここの落合集落が大好きです。通常、集落というと山があってその麓に固まって人が住みますが、ここでは切り立つ山が急なため、山の麓は陽当たりが悪く、人びとは山の斜面に散らばるように集落を作りました。その昔の暮らしが今も根づいているのが祖谷。アレックス・カー氏による宿を中心としたプロジェクト『桃源郷祖谷の山里』をはじめ、古民家や廃校で若い世代が新しい活動をするなど新しい動きも。これからも見守っていきたい場所です」(TRANSIT 池尾さん)

●空き家をリノベーションした茅葺き民家を、一棟借り切って暮らすように滞在する「桃源郷祖谷の山里」
住)徳島県三好市東祖谷落合142
℡)0883-88-2540 
http://www.tougenkyo-iya.jp/

画像2: 祖谷<いや>(徳島県)

SPOT DATA
徳島県三好市。見どころは、吉野川支流の祖谷川にある祖谷渓や、西祖谷のかずら橋など。東京からは、新幹線のぞみで岡山駅へ、そこから特急南風で大歩危駅まで。約6時間。


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