ディズニーらしく、巧みに擬人化されたキュートな動物キャラのオンパレード。まさに「大人から子どもまで楽しめるエンタテインメント」なのですが、そんなありきたりの売り文句では物足りません。本作には、映画としての最上級のサービス精神が詰まっており、なおかつ物語がとてつもなく深いのです。

 小さなウサギのジュディが念願の警官となり、葛藤も繰り返す王道の「成長ストーリー」に、動物たちそれぞれの習性が生かされた「コメディ」(とくにナマケモノは大爆笑必至!)、謎の連続行方不明事件を探る「サスペンス」、動物たちの街を最大限に生かした「アクション」、さらに見せ場では心躍る「ミュージカル」と、映画のあらゆるジャンルが、計算されたように絶妙に編み合わされ、観客を一瞬たりとも飽きさせない流れが生み出されました。

 テクノロジーの進歩とその弊害、政治の腐敗、格差社会に人種差別、さらに難民問題までも思い起こさせるエピソードが、物語に自然にとけ込んでいるのにも感心するばかり。そして、そんな社会的テーマが一切、頭をよぎらなくても素直に楽しめてしまう……。要するに、完璧な映画なのです!

4月23日(土)ロードショー
『ズートピア』

画像: ©2016 Disney. All Rights Reserved.

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