マリエ・パスカル もうすぐ29歳。

およそ10年前、突如日本のファッション界にあらわれた一人のモデル。

雑誌ViViの専属となるや否や、決して王道とは言えないファッションやビジュアルで一気に人気モデルへの道を駆けのぼる。

画像1: photo:Kosuke Azuma

photo:Kosuke Azuma

彼女が持つある種の「違和感」は同時代を生きるオンナノコたちを大きく刺激した。
時に赤文字雑誌というジャンルへ疑問符を投げかけているのか?と感じさせるほどに。

毎日数十カットに及ぶ、激しいファッションシューティングをこなす傍らで、バラエティ番組などでもひっぱりだこだったマリエ。裏表のない彼女の発言や自由なふるまいは、ゴールデンタイムのテレビ番組でも変わらず、時に世間を驚かすこともあった。

そんな多忙な毎日が続く中、ある時突然、何かをリセットするかのようにニューヨークへ旅立つ。数々のアーティストや有名デザイナーを生んだ名門、「パーソンズ美術大学」への留学だった。

他愛もない昔話から始まった、今回のインタビュー。

ニューヨークへ旅立った理由、そこで得てきたもの。そして今。を余すところなく語ってもらった。

「伝えたいという思いはずっと変わらない。軸はずっとぶれてない」とマリエ自身が語る通り、すべてが地続きでつながるこの10年を数回にわたって届けようと思う。

画像2: photo:Kosuke Azuma

photo:Kosuke Azuma

第一回「私が今伝えたいこと」

ー 最近の活動について教えてもらえますか?

4月からJ-WAVEラジオの「SEASONS」という3時間の生放送番組でナビゲーターをやらせてもらっているんです。ファッション、フード、カルチャー、音楽など、私がみなさんに伝えたいことや、リスナーのみなさんの週末をちょっと幸せにしてくれるようなことを伝える3時間番組です。

制作スタッフさんとも綿密な打ち合わせを毎回するんですけど、「マリエさんが本当にいいと思ってるものを発信してください」って言ってもらってるので、本当に行きたい所、会いたい人に会ってますね。この前なんかゲストにリナ(※ViViモデルで一緒だった藤井リナ)を呼んだんです。番組ではどんな化粧品を使ってるの?とかだけではなく(笑)、モデルとして、一人の女性として「明日を美しくする方法」だったり、人生をどう生きるか?みたいな事を聞いてみました。

実は今度、安藤忠雄さんがゲストで出てくださるんです。とても大好きで尊敬している建築家の方なので今から会うのが楽しみですね。だって安藤さんが自ら出たいって言って下さるなんてすごくないですか?

「自分がいいと思っていることをみんなに伝えたい」

ー ラジオ番組の面白さは?

自分が素敵だなって感じたことをシェアして皆さんに届けたいんです。それはViViモデルをやってた10代の頃からずっと変わらないな。

ただ、自分の大好きなものを他人に薦めるためには私に説得力がいるでしょ? 例えば、「この前行ったイッセイミヤケ展よかったよ」「このアルパカの素材すごくいいの」って言っても私に説得力がないと伝わるものも伝わらないのかな?って思っちゃうんです。

ニューヨークに行ったのも、パーソンズにも行ったのもそれが理由のひとつかもしれない。いろいろ見て、感じて、自分の軸ができないと、胸をはって人に勧められないし。だって純粋に自分が本当にいいと思うものをみんなに伝えたいから。どうせ発信するなら、自信を持って伝えたいじゃないですか?(笑)

そう考えると、ずっと基本やってることは変わらないのかも。昔はファッションだけにフォーカスしがちだったけど、今はより広くファッションって切り口でいろんなライフスタイルをシェアしたいなって思ってます。

画像3: photo:Kosuke Azuma

photo:Kosuke Azuma

「ファンへの恩返しになるんじゃないかって気がして。」

ー マリエというキュレーターを通して、世界を見ていってほしいってことに近い?

そうかもしれない。もっと言うと単純にファンに恩返しをしたいって気持ちが強いのかもしれないですね。私にはどんな時でもずっと私を支えてくれたファンの方がいるんですね。その人だけでも絶対に人生を楽しく過ごしてもらえてもらいたいなって思ってるんです。だから、自分がいいと思うものや楽しいと思うものを伝えたいんですよね。それが恩返しになるんじゃないかって気がして。

もちろん私がいいと思ったものが、その人たちにとってすべて素敵な物かはわからないけど、私が発信することによって少なくとも、自分が好きな物、嫌いな物が何かって計る尺度にはなるのかなって思ってるんです。

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