ここ数年、この人が出演した映画にはハズレが少ない。そんなスターが、イーサン・ホークです。アカデミー賞候補になった『6才のボクが、大人になるまで。』での父親役が記憶に新しいですが、来年早々にも『マグニフィセント・セブン』、『マギーズ・プラン』と、イーサンの出演作が続々と日本で公開。キャリアは好調です。

 そんなイーサンにとって、ひとつの到達点になったと断言していいのが『ブルーに生まれついて』の演技です。天才ジャズミュージシャンとして知られるチェット・ベイカーに扮し、とろけるような甘く、切ない歌声で酔わせてくれます。チェット・ベイカー本人に似せつつも、そこにイーサン自身の表現力が重なり合い、この歌声を聴くだけでも本作を観る価値はあるでしょう。

画像1: イーサン・ホークが歌う極上のジャズ『ブルーに生まれついて』

 ドラッグに溺れ、一線を退いていた時代のチェット・ベイカー。引退も頭をよぎるほど低迷していた彼が、女優ジェーンとの出会いによって再起を決意する……。本作はラブストーリーとしても、胸をかきむしる展開です。ジェーンの視点で観ることで、ラストシーンの後の余韻は、より深くなるのです。観終わってしばらく、チャット・ベイカー=イーサンの名唱が頭の中でリフレインし、ラブストーリーの結末がいつまでも心にしみていく。映画に「酔いしれる」感覚を本作で味わってください。

11月26日(土)、Bunkamuraル・シネマ、角川シネマ新宿他にて全国ロードショー
『ブルーに生まれついて』

画像2: イーサン・ホークが歌う極上のジャズ『ブルーに生まれついて』

©2015 BTB Blue Productions Ltd and BTBB Productions SPV Limited.ALL RIGHTS RESERVED.

コメントを読む・書く

This article is a sponsored article by
''.