例年、大作がひしめくお正月映画。でも大作の陰に隠れて、意外な「拾いもの」が公開されるのも、この時期です。本作『ドント・ブリーズ』は、ジャンルこそスリラーかもしれませんが、ただ怖いだけではなく、全編に異様なレベルで緊張の糸が張りつめた、究極のハイテンションムービーなのです。

何と言っても、設定が絶妙! 大金を泥棒したい若者3人が、盲目の老人が1人で暮らす家に目をつけます。ところがその老人は、湾岸戦争に出兵した元軍人。「目が見えない」ことを除けば、とぎすまされた聴覚と、鍛え抜かれた戦闘能力をもつ強敵だったのです。タイトルの「ドント・ブリーズ=息もしてはダメ」とは、強盗に気づいた老人に、敵は1人だと思わせるため、仲間が息を殺して逃げようとすることを意味します。強盗犯と同じく、映画を観るわれわれも息を殺しながら、彼らの運命を見守ることになるのです。

画像1: © 2016 Sony Pictures Digital Productions Inc. All rights reserved.

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この映画の面白さは、「強盗犯=悪者、老人=被害者」という関係が逆転する点にあるでしょう。若者たちが筋金入りのワルに見えないので、老人から逃げる側になったとき、激しく感情移入してしまうはずです。そして映画の中盤には、さらなるサプライズも……。低予算で作られた作品ながら、ユニークなアイデアが大受けし、全米では予想外のヒットを記録したのも、観れば心から納得。ちょっとした物音にも心臓バクバクしながら、衝撃のラストシーンに身を任せてください。

12月16日(金) TOHOシネマズ みゆき座 他ロードショー

画像2: © 2016 Sony Pictures Digital Productions Inc. All rights reserved.

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