『ミルピエ 〜パリ・オペラ座に挑んだ男〜』

これまでも世界的バレエ団の舞台裏に潜入したドキュメンタリー映画はいくつもありました。しかし、ひとつの作品が完成するまでを、ここまで克明に追った作品は珍しいでしょう。バレエにちょっとでも興味のある人には、あちこちに興味津々のネタが詰まった一作です。

画像1: ©FALABRACKS,OPERA NATIONAL DE PARIS,UPSIDE DISTRIBUTION,BLUEMIND,2016

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バレエの殿堂であるパリ・オペラ座の芸術監督に史上最年少で就任したバンジャマン・ミルピエ。あの『ブラック・スワン』の振付師であり、同作に主演したナタリー・ポートマンの夫としても有名な彼が、新作を上演するまでの「40日間」をカウントダウンで追っていきます。

画像2: ©FALABRACKS,OPERA NATIONAL DE PARIS,UPSIDE DISTRIBUTION,BLUEMIND,2016

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ミルピエが創作する大胆な振付も必見ですが、彼の「改革精神」が本作の柱になっています。階級でダンサーをランクづけし、白人重視という、旧態依然としたオペラ座の体質に反発し、コール・ド・バレエ(群舞)や有色人種のダンサーを主役に起用。

さらにダンサーたちの肉体管理にも徹底的にこだわり、ケガを少なくさせる環境を整えようと苦心するのです。その姿は、バレエという枠を超え、あらゆる社会に共通するリーダーシップとして映り、カッコいいのです!

画像3: ©FALABRACKS,OPERA NATIONAL DE PARIS,UPSIDE DISTRIBUTION,BLUEMIND,2016

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バレエ団の経営や、スタッフのストライキ、衣装のデザイン、小道具制作……。新作上演までのさまざまなハードルも織り込まれ、観ているこちらのテンショも本番の公演に向けて、上がりっぱなし。要所には、各ダンサーの超絶技巧とともに、彼らの本音をすくいとるインタビューも盛り込まれ、世界最高峰の舞台で活躍することの厳しさ、そして幸福感を実感できるはずです。

12月23日(金・祝)より、Bunkamuraル・シネマ他にて全国順次ロードショー
『ミルピエ 〜パリ・オペラ座に挑んだ男〜』

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