浜村菜月さんと愛猫・まきゃべりとの出会いは自宅近くのペットショップ。店の前を通るたびに真っ白な姿を探し、仔猫が日に日に大きくなるのを見守るうちに情がわいてしまい、思いきって家に迎えたそうだ。

またそれと同じ時期に自身も結婚。籍を入れるタイミングで現在の家を購入したそう。猫を飼うのと家のリノベーションの時期が重なったため、昨年5月から暮らし始めた新居はおのずと猫仕様に。部屋の中でも退屈させないための、さまざまな工夫が施されている。

一日中、家の中で過ごす
愛猫のための部屋

美しい空間での猫との暮らしは、
小さな工夫の積み重ねで可能になる

画像: 古いデザイナーズマンションをフルリノベーションした部屋。ハンモックは専用の金具で壁に直接取り付けてあり、大人の男性が乗っても大丈夫。ここでのんびりするのが至福の時間だとか。 フローリングが爪で傷だらけになってしまった前の家での経験から、新居の床は堅いオーク材に。その分ラグなどを多めに敷き、猫の足への負担を軽減。

古いデザイナーズマンションをフルリノベーションした部屋。ハンモックは専用の金具で壁に直接取り付けてあり、大人の男性が乗っても大丈夫。ここでのんびりするのが至福の時間だとか。
フローリングが爪で傷だらけになってしまった前の家での経験から、新居の床は堅いオーク材に。その分ラグなどを多めに敷き、猫の足への負担を軽減。

「家中のどこへでも自由に移動できるよう、ドアなど空間を仕切るものは全て取り払い、部屋を隔てる壁も上部分を開けて行き来できるようにしました。その代わり、身を隠せそうな狭い場所は極力排除。あのふわふわの毛でベッドの下などに潜られると、埃が絡まって大変なことになってしまうので」

画像: 玄関からリビングに続く通路は、境目の段差もなくして完全なバリアフリーに。代わりに吊るした厚手のカーテンは、猫の自由を確保したまま、空調効率をカバーするためのひと工夫。

玄関からリビングに続く通路は、境目の段差もなくして完全なバリアフリーに。代わりに吊るした厚手のカーテンは、猫の自由を確保したまま、空調効率をカバーするためのひと工夫。

 
飼い始めの約半年間を前の家で過ごしたため、そこでの失敗も新居に反映することができた。だがいざ暮らし始めると思いがけない悩みが発生。これなら部屋に置いてもいいと思える猫グッズがなかったのだ。

画像: CAT TOYS。色とりどりのリボンや毛糸を束ねた自作の猫じゃらしはカラフルなアイテムの多い部屋にしっくりなじんで、まるで違和感なし。まきゃべりもこれで遊んでもらうのが大好きとのこと。

CAT TOYS。色とりどりのリボンや毛糸を束ねた自作の猫じゃらしはカラフルなアイテムの多い部屋にしっくりなじんで、まるで違和感なし。まきゃべりもこれで遊んでもらうのが大好きとのこと。

「市販の猫グッズって、どれも本当におしゃれじゃなくて(笑)。キャットタワーもいいものがなく買おうか悩んでいる時に、たまたま本棚を利用するアイデアを思いついて。〝気に入ったのがなければ作ればいい〞と気づくきっかけになりましたね。職業柄、手先を使った作業は苦にならないので、おもちゃ作りも最近は楽しい趣味の一つになっています」
 

画像: 余っていたパーケットフローリングを利用した自作のキャットタワー。棚の段に板を敷き、上から本で重しを。造り付けの棚なら猫が飛び乗る衝撃で倒れる心配もなくさらに安心。

余っていたパーケットフローリングを利用した自作のキャットタワー。棚の段に板を敷き、上から本で重しを。造り付けの棚なら猫が飛び乗る衝撃で倒れる心配もなくさらに安心。

画像: マンションの構造上、天井を剥がして高くすることができなかったそう。代わりに部分的に床を下げて空間を拡大。ラグを敷き詰めた床に座ると段差が背もたれの役割を果たし、周りを囲われている感じも相まって不思議なほど落ち着く。

マンションの構造上、天井を剥がして高くすることができなかったそう。代わりに部分的に床を下げて空間を拡大。ラグを敷き詰めた床に座ると段差が背もたれの役割を果たし、周りを囲われている感じも相まって不思議なほど落ち着く。

猫との暮らしでインテリアを諦める必要はないと教えてくれる浜村さんの家。愛情がちりばめられた空間は訪れた人を優しい気持ちにすることも、あわせて学んでおきたい。

画像: 前の家でテレビまわりに飾っていたものたちは、倒されていくつか壊れてしまったそう。新居では猫が届かない場所に作った棚の上に避難。世界各国から連れ帰った猫アイテムもちらほら。

前の家でテレビまわりに飾っていたものたちは、倒されていくつか壊れてしまったそう。新居では猫が届かない場所に作った棚の上に避難。世界各国から連れ帰った猫アイテムもちらほら。

画像: 窓から外の景色を眺めるのが好きなまきゃべりのために、ブラインドは下から十数㎝を常に開けているそう。こんな風にすっぽり収まって寛げるよう、あちこちで買い集めたかごがいたるところに置いてある。

窓から外の景色を眺めるのが好きなまきゃべりのために、ブラインドは下から十数㎝を常に開けているそう。こんな風にすっぽり収まって寛げるよう、あちこちで買い集めたかごがいたるところに置いてある。

浜村菜月's RULES
□ 猫の出入りを考えて、基本バリアフリーに
□ 部屋になじむ猫グッズがなければ作ればいい

 

PROFILE

浜村菜月さん
フォトグラファー
2014年に独立。現在は女性誌や書籍の撮影を中心に活躍中。2015年10月よりマンチカンのまきゃべりを飼い始める。猫を可愛く撮る、プロならではのテクニックやSNS映えするアイデアを多数紹介した『猫と楽しむニャンスタグラムのすすめ LET’S ENJOY CAT×Instagram』(インプレス)が発売中。まきゃべり専用インスタも人気。Instagram:machiavelli_y


Photo:Masaru Furuya Text:Megumi Yamazaki

コメントを読む・書く

This article is a sponsored article by
''.