1. センスの磨き方が知りたい。
(38歳・独身・医療関係)

センスのいい人に憧れます。ファッションやメイクは雑誌を見たりして勉強しているのですが、もともとのセンスがいい人って何をしてもオシャレですよね。作る料理や住んでいる部屋、生き方までもがセンスいいなぁーと感じます。どんなことをすればそのようなオシャレなセンスを身につけることができるのでしょうか? 年齢を重ねるごとに、色々な選択が守りに入りがちになっているなと実感しているので、マリさんのようにアグレッシブに生きていきたいと思っています。

 
◆夏木マリさんのアンサー

センスがいいものに出会った時って、“何だこれは!”って感覚があるじゃない? 「こんな組み合わせがあるんだ」とか「こういう引き算をするのか」とか、びっくりしてカッコいいと思う。つまり先に結論を言っちゃうと、“何だこれは!”を提出できる自分を目指すことだと思うんですよ。

“何だこれは!” は、岡本太郎さんの名言で、彼は「芸術ってのは判断を超えて『何だこれは!』というものだけが本物なんだ」と語っているの。私も同じ気持ちで、見たこともないような舞台を創りたくて『印象派』というシリーズをやっているんだけど、そりゃ怖いですよ。リスクがあって。でもそれが好きだからね。

あとは、続ける勇気も必要よね。どんなものでも時代によってダサくなったりカッコよくなったりするでしょ。だから自分を信じて、自分の好きなものを続けることを恐れないこと。

好きなものの見つけかた? それはいろんなものを見たり聞いたり味わったり……、ただ家にいるだけじゃ絶対ダメなの、冒険心あるのみ。いろんな人やものを見ると発見があるじゃない? 例えば「今って靴の上にソックスを出すファッションがあるんだ」とか。そんな小さな発見を自分の中にストックしておくの。そうすると何かのときにパッと出てくるものなのよ。

そうやってアグレッシブに生きていないと、自分らしい“何だこれは!”は絶対に生まれない。だからあなたはセンスのいい人に憧れてる場合じゃないの、行動しなきゃ。頑張って。
 

2. 男として見ることができない夫と
このまま結婚生活を続けていくべきか。
(34歳・既婚・広告関係)

学生時代から何だかんだ付き合ってきた彼と、30歳で結婚。夫は大手広告代理店勤務で、まぁイケメンだし、優しいし、とーっても気は合う。でも、もはや男と女という感じは一切ない。そういうこともしない。する気にもならない。
そして、あまりの仕事に対する向上心のなさにイライラすることもしばしば。いつしかそんな夫とは対照的な、仕事バリバリで男気あふれる職場の同僚に心惹かれるように。でも夫はいわゆるエリートサラリーマンだし、離婚するのはもったいないかも……。
それにこんなに気心知れた自分を全て受け入れてくれている人を失うことも怖い……。でも、いつまでも男と女でいられるような人が結婚相手でいてほしい、とも思う。こんなこと言ってるのは夢見がちすぎるの?? 夫と離婚して新たな彼と次のステップに行くべきか、現状を維持するべきか、迷う。

 
◆夏木マリさんのアンサー

優しいんでしょ? イケメンなんでしょ? 気も合うんでしょ? じゃ今の生活を幸せだと思って感謝しなさい、って話よね。全てを捨てて新たな彼と次のステップに行かないほうがいいって、この私でさえ思うわよ(笑)。

大体、全てを受け入れてくれる人なんてなかなかいない。そんな人と結婚できたなんて奇跡よ。愛されてると感じるのなら、離婚はしないほうがいいっていうのが私の考えなの。

あと、仕事してるときの男ってちょっとカッコいいじゃない? だから抱かれてみたいと思うのかもしれないけど、その人も一緒に生活したら夫と同じかもしれないし、夫以下かもしれないわよ。

私はね、いつまでも男と女でいられるような結婚なんてないと思うの。結婚したらやっぱり日常になっちゃうから。二人で頑張って生活していこうって、“同志” になるのが自然。だからあなたたちは、むしろすごく上手くいっている夫婦だと思うんですよね、セックスのことを考えなければ。

そうね、セックスはしたい年頃よね。もうどうしてもしたいとなったら、一人でやるしかないんじゃないの? それを見たら夫も「協力しようか……」ってなるわよ(笑)。あとは、スキンシップをすること。“一日一回触る” とかセクシーな約束事や時間を作るのもありよね。

とにかく今は別れちゃダメ。あと、男として見ることができないなんて決めちゃダメ、男なんだから。人生何があるか分からないのよ。この先また急に男になることもあるかもしれないし、とにかくもったいないですよ!
 

PROFILE

画像: ©HIRO KIMURA

©HIRO KIMURA

夏木マリ Mari Natsuki
’73年歌手デビュー。’80年代から演劇にも活動の場を広げ、’93年よりコンセプチュアルアートシアター「印象派」をスタート。今年、3年ぶりの新作「印象派NÉO vol.3 不思議の国の白雪姫」を公演。(東京 3/9 -12・京都 4/2・パリ 4/25)

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