どれだけ親しい家族や友人、パートナーがいても、絶対に明かしたくないもの。それは携帯やスマートフォンのメールや会話、SNSでのやりとりかも……。そんな現代人の“常識”をネタに、笑わせて、ドキドキさせて、ちょっぴりブラックな味つけもした、タイトルどおり、大人のための映画がイタリアからやって来ました。

画像1: ©Medusa Film 2015

©Medusa Film 2015

友人宅のディナーに集まった7人が、うっかり「あるゲーム」を始めます。それは、各自のスマホへの着信やメールを、すべてその場で公開するというゲーム。最初は軽い覗き見感覚だったのが、浮気や危うい趣味など、絶対にばらしたくない事実が明らかになり、7人の関係もとんでもない状況になってしまうのです。

誰でもひとつやふたつ、スマホの中に自分だけの秘密が眠っているものですが、本作の秘密は極端にシビアだったりします。やや突拍子もないエピソードも映画として楽しむにはちょうどよく、それぞれの秘密がドラマの方向性を二転三転! 当事者の気分で急展開を見守ってしまうはず。

画像2: ©Medusa Film 2015

©Medusa Film 2015

ほぼ全編が一軒のアパートメント内で描かれ、上質の舞台劇を観ているよう。会話のテンポが軽快で、まったく飽きることなく7人の関係性に引き込むのが本作の魅力です。後半は、かなりドロ沼状態を呈しますが、ある人物の「愛する人の心を守ってやりたい」というセリフが示すように、エモーショナルな面も顔を出します。

バラバラになりかけた7人の夫婦や友人関係がラストはどう決着するのでしょう? オチのつけ方も、ちょっぴりおしゃれな感じで、後味は悪くありません。構成も演技も演出も、すべてが “大人の” 味わいの一本です。

2017年3月18日 新宿シネマカリテほか全国順次ロードショー
『おとなの事情』

画像3: ©Medusa Film 2015

©Medusa Film 2015

コメントを読む・書く

This article is a sponsored article by
''.