インタビューを始めようとテーブルに着くと、5月号のFRaUをおもむろに手に取り、パラパラとめくり始めた。ふと目に留まった焼きそばの写真を見て、「うまっそ~!」と一言。羨ましいほど自由でマイペース。でも実は、しっかり者。

ギャップがある上に、ベビーフェイスを絵に描いたようなこのルックス……。伊野尾慧は、何だかズルい。この春公開の『ピーチガール』で映画デビューを果たし、またひとつ階段を駆け上がる。こんな年下の男の子になら、振り回されるのも悪くない。
 

俺だったら好きな女の子を
他の男には譲れない

「ねぇ〜イイじゃん、このTシャツ、ちょーだいっ! マジで(笑)」と、スタッフとワイワイ楽しげに談笑しながらメイクルームから現れ、カメラの前に立った。どうやら、この日着た衣装のTシャツが気に入ったらしい。

「今日着たコーディネートは、わりと普段に近いかもしれないっすね。でも、最近はスエットのパンツをはいちゃうことも多いかも。だってラクチンだし」。

そう話す伊野尾さんに「今回は、年上の女性を振りまわすイメージでお願いします」と伝えると、ふぅんという表情。撮影中もなおスタイリストさんに洋服をおねだりしながら、ときに笑い、突然素振りをしたり、クールにキメたり、寝転がったり。やんちゃな少年と男っぽさが入り混じり、コロコロと印象が変わる。

 
“Hey! Sɑy! JUMP” の一員として活躍する伊野尾さんは、その顔立ちから若く見られがちだが、実は今年で27歳。10歳でジャニーズ事務所に所属し、芸歴は既に16年になる。そしてこの5月、初出演の映画『ピーチガール』でカイリ役を演じ、初主演を果たすことに。原作となったマンガは '97年に連載開始とあって、胸アツな人も多いだろう。

「メンバーには『え、伊野尾がやるの!?』って言われましたよ(笑)。映画に出ることが決まってから原作を読んだんですけど、少女マンガって思ってたより楽しいんですね。一人の女の子を巡る三角関係が、どんな風に進んでいくのかハラハラするっていうか。主人公のももちゃんはもちろんだけど、カイリ自体も可愛くて。学校イチのモテ王子なのに、ちょっとおバカでコミカルなイケメンキャラってとこに、犬みたいな愛おしさがありますよね。だから演じるときのテンションを大事にして少しオーバーな演技をしたり、セリフも明確じゃなく、わざとグチャグチャッと言ったりしてます」

 
今回共演した山本美月さん、真剣佑さん、永野芽郁さんとは終始仲が良かったそうで「撮影の合間に、みんなで教室の黒板に絵を描いたりしてた」と話す。ただ、この物語の最大の見どころは、この4人が繰り広げる恋愛模様だ。

「ストーリーの中でカイリは好きな女の子を他の男の子に譲るけど、自分だったら無理かもなぁ。好きな人には好きって言ってもらいたいじゃん。でも、カイリの男としての器の大きさとかは、自分でも持てたらいいよね」 
 

▼後編はコチラ!

 

PROFILE

伊野尾慧 Kei Inoo
1990年 6月22日生まれ、埼玉県出身。'07年より『Hey! Sɑy! JUMP』のメンバーとして活動を開始し、『Ultra Music Power』でCDデビューを果たす。TVやドラマ、バラエティや舞台と幅広いステージで活躍。現在『めざましテレビ』の木曜パーソナリティや、『メレンゲの気持ち』のMCも務める。
 

INFORMATION

映画『ピーチガール』
2017年 5月20日(土)全国順次公開予定
講談社『別冊フレンド』で連載されていた大HIT少女マンガが、ついに映画化。見た目は派手だけど心はピュアな女子高生のももを巡り、学年一のモテ王子のカイリと真面目でさわやか男子のとーじ、さらにもものクラスメイトで小悪魔な沙絵を含めた4人の恋愛模様が描かれる。5分に1度事件が巻き起こる、ノンストップラブストーリーは必見。


●情報は、FRaU2017年6月号発売時点のものです。
Interview&Text : Kazuko Moriyama

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