豊かに暮らすって、なんだろう? きっとパートナーや家族と過ごす時間を大切にしたり、自分の好きなことや愛するものを楽しむ余裕があったり。そして日々のちょっとした変化に気づける五感を持ってること。

今回は、そんな生活をデジタル時代の今だから叶えた、MARIHAプレス・大井彩香さんに実際の働き方、暮らし方についてお話を伺いました。
 

アプリを駆使して時間コントロール

画像1: アプリを駆使して時間コントロール

毎日出勤せず、自宅でオンラインで仕事をする。そんな自由な働き方をする人が増えている。大井さんもその一人。独身時代は、いくつかのファッションブランドのプレスとして仕事をしてきた。結婚後は夫の勤務先が群馬だったので、高崎で暮らしながら、フルタイムで勤める東京の会社へ新幹線通勤していた。最初に変化が起きたのは、夫の勤務先が東京になったとき。

「妊娠中はフリーランスで単発の仕事のみを受けていたのですが、出産直前の夫の転勤を機に埼玉の実家に同居することにしたんです」

この頃、活用していたのは、TimeTreeというスマホのアプリ。

「祖母、両親、妹、弟、私たち家族とサザエさん並みに大家族で暮らしていたので、炊事を担当している母と私はてんてこまい。人数を把握するために、“今日ごはん食べる人~?”というように毎日、家族に呼びかけて、出欠をとれるようなアプリを探して利用していました」
 

画像2: アプリを駆使して時間コントロール

娘が1歳になる頃、仕事を復帰したいなと考えるようになった大井さん。

「ちょうど、マリハがプレスを探していると知ったんです。マリハのデザイナーは、前職でパリやニューヨークに出張したときに会って食事をするような以前からの知り合いでした。世界観に共感できて、大好きなブランドだったので、すぐに直接連絡してみたところ、出社は毎日じゃなくていいからと週3日勤務を承諾してくれて。デザイナー自身がパリと日本の2拠点で生活をしているため、柔軟な働き方に理解があるおかげですね」

ところがまたまた、夫が群馬に転勤になり、実家のある埼玉から高崎に引っ越すことに。かくして今は週に2回、実家近くの保育園に娘を預けて東京のプレスルームに出勤し、出版社や卸先をまわったり、イベントの企画の打ち合わせをしたり。仕事以外の日は娘と過ごす時間と決めて、自宅のある群馬で暮らしている。

「自宅でメールや電話で仕事をすることもありますが、それは基本的に娘が寝ている時間に集中。パリとは時差があるので、週に1回の夕方に打ち合わせをすると決めているんです。打ち合わせは、ワッツアップやフェイスタイムなどのアプリを使って話をします。今の時代だからできる働き方ですよね」
 

デジタルありきの新しい時代は
新しい働き方で自分らしく生きる

画像1: デジタルありきの新しい時代は 新しい働き方で自分らしく生きる

群馬にいる日は、娘の洋服を作ったり、結婚してから趣味になった料理をしたり、ゆったりと過ごしている。

「東京に出勤する2日間は、中間地点である埼玉の実家に娘と一緒に泊まります。夫は、そのほうが精神的に安定するなら、と私が働くことに賛成してくれていますね。群馬から埼玉に移動する時間はやっぱり長いし、娘がぐずったりするととても疲れちゃう。だけど私、一晩ぐっすり眠れば疲れもストレスもリセットできる得な性格なんです(笑)。都内にいるときは仕事に集中、残りの日は母親というようにメリハリがつくおかげで、仕事も育児も楽しめているような気がします」
 

画像2: デジタルありきの新しい時代は 新しい働き方で自分らしく生きる

昔は深夜まで仕事をして、飲み歩いていたけれど、今は子どものペースに合わせて暮らしていきたい。だから今の働き方は、自分に合っていると感じているそう。

「今は本当に好きなもの、自分も欲しいと思えるものをPRできるから、やりがいがあります。無理があると続かない。夫は転勤の多い職種だけど、もし海外転勤になったとしても、デジタルを活用した今の働き方なら仕事を続けていける。特にマリハは、デザイナーを始め、スタッフがみんな女性だから理解し合えるということもあるかもしれませんね」

仕事と育児以外の時間の使い方は? と聞くと、友人はほとんどが東京に住んでいるため、LINEスケジュールというアプリを使って、忙しいみんなの予定を合わせているそうだ。友人たちとベビーカーで古着屋巡りやランチをするのが、いい息抜きに。自分のペースで生活するために、デジタルを活用して時間をコントロールする。今の時代にフィットしたスマートな生き方が、とてもナチュラルに見えた。

 
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●情報は、FRaU2017年6月号発売時点のものです。

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