【VOL.3】
メルボルンで出会った
素敵なカフェ&レストラン!

メルボルンを歩くと、まず驚くのがカフェの多さ。しかも、他の街にはない個性的でハイセンスな店がたくさん立ち並んでいるのです。人々は、家の近く、職場の近くなどにお気に入りのお店を見つけ、好きな飲み物を飲みながら思い思いの時間を過ごしています。
 
 これも実は移民文化の素敵な副産物。イタリアやフランスなど、カフェ文化豊かな国から来た移民たちの子孫たちが、祖先たちの知識や経験を活かしつつも、伝統にしばられることなく、自由に自分たちの求める味、居心地の良い空間を追求したことが、文化発展のきっかけだったと言われています。そして今では、世界有数のカフェの街としても知られるほどに。各地から、コーヒーの勉強をするためにバリスタの卵たちが集まり、さらに賑わいを見せているのです。
 
 美味しさを自由に追求する多民族文化は、レストラン・カルチャーの発展にも貢献。料理人たちは、先祖から受け継いだそれぞれのバックグラウンドを活かして、これまでにない味を創造。世界が注目するレストランも続々登場していて、美食を求めてメルボルンを訪れる人も少なくありません。

 そして、数年前からは各国の名だたるレストランと並び「世界のベストレストラン50」にランクインする店も登場してきています。

今回は、そんな食文化華やかなりしメルボルンで出会った、素敵なカフェ&レストランをご紹介します。

一日のはじまりに、ぜひ訪れたい、朝食で人気のカフェ、The Kettle Black。大きな窓から光がたっぷり入る店内は、自然のぬくもりを感じさせるのに、とてもスタイリッシュで都会的。週末に行列ができるのはもちろん、平日の朝から満席になるのも納得できる居心地の良さ。

画像1: 【VOL.3】 メルボルンで出会った 素敵なカフェ&レストラン!

料理はとても華やかで、フォトジェニック。こんがり焼いたココナッツに、チアシード、マンゴーやラズベリーのソルベを合わせた爽やかな一皿(A$18)。

画像2: 【VOL.3】 メルボルンで出会った 素敵なカフェ&レストラン!

カンガルーとスクランブルエッグ、フェタチーズをトーストにのせたボリューミーなプレート(A$19.50)も。“カフェごはん” を超えた、斬新な創作料理が味わえると地元でも評判です。

店内に足を踏み入れると、バリスタが入れる香ばしいコーヒーの薫りに包まれます。入り口正面には、オリジナルのペストリーが数多く並んでいて、どれも美味しそうで決められない! 忙しい朝は、外のスタンドも賑わいます。名前とは正反対の、真っ白なファサードが目印のThe Kettle Black。
 

街を散策していると、そこかしこにカフェが。疲れても、ひと休みする場所にはこと欠きません。でも、魅力的なお店が多いので、どこに入ろうか迷いそう。とにかく、建物内のどんな通路にも、街中のどの路地にも、カフェ、カフェ、カフェ! 気になるお店があったら、とにかく入ってみるのがおすすめ。

ショップがひしめく、エリザベス・ストリート、バーク・ストリート付近でお買い物に疲れたら、ぜひ立ち寄ってみてほしいのが、Captains of Industry。スーツの仕立屋さんや床屋さん、革小物やオーダーメイドシューズの工房、ジュエリーデザイナーのアトリエなどが同居するフロアにあるカフェスペースで、採寸やヘアカットの合間に、軽食やコーヒーがいただけるのです。

カフェだけの利用も可能。職人たちの手仕事を眺めながら、味わいのある空間でゆったり過ごすのも楽しいもの。お酒もいただけるので、ちょっと長居してしまいそう。
 

カフェ好きなら、絶対にはずせないのが、St. Ali。メルボルンのコーヒー好きから、圧倒的な支持を集めるお店です。自ら南米やアフリカに赴き、生産者から直接豆を仕入れ、自分たちでローストし、オリジナルのコーヒー豆ブランドを展開。コロンビアには自家農園を持ち、オーストラリア中のカフェに豆を卸しも行う、スペシャリティコーヒーのパイオニア。

この街だけでなく “美食大陸” オーストラリア全体のカフェ文化をけん引する存在です。好みに合わせた豆で、ラテや豪州名物フラットホワイト(ラテよりフォームミルク少な目)なども作ってくれます。スムージーや、グリーンたっぷりのメニューも豊富!
 

メルボルンで、最も予約がとりにくいレストランのうちの一軒、Attica。世界中の美食家から熱い視線を注がれているお店です。先日発表された「世界のベストレストラン50」では、32位で5度目のランクイン。オーストラリア選出は2件で、そのうち最高位に輝いています。

驚くほどアーティスティックな盛りつけ、オーストラリア固有の珍しい食材、さまざまなテクスチャーを表現する調理法、そのすべてが一皿の上で見事に調和しているのを体感すれば、人気なのも納得。でも、奇をてらいすぎていないのが好印象です。

そして何よりも素晴らしいのは、口にすると心から「美味しい!」と思えて心が弾むこと。コースは一人A$260、ワインペアリングはA$185から選べます。この日は17種類のお料理をいただき、約5時間のランチを堪能しました!
 

ニュージーランド出身で、今やメルボルンを代表するスターシェフとなったベン・シューリーが繰り出す、独創的な料理は、見た目も味も嬉しい驚きでいっぱい! デザートの前に、シェフ本人が「散歩に出よう」と店の裏にあるハーブガーデンを案内してくれ、忙しい中、特製ドリンクをふるまってゲストを個別にもてなしてくれます。

そのホスピタリティに感激し、理由をたずねるとこんな答えが。「店を始めて最初の5~6年は本当に経営が厳しかったんだ。今では多くのお客様が、沢山のレストランがあるにも関わらず、3か月以上待ってでもここに来てくださる。感謝を一人一人に伝えたいんだ」と笑顔を見せるシェフ。温かい人柄がお料理に現れているのです。

 
第四回目は、 “美食都市” メルボルンから日帰りで行けるワインの産地へご案内します。
 

【Information】
オーストラリア政府観光局

ビクトリア州政府観光局

「The Kettle Black」
50 Albert Road South Melbourne Victoria, 3205

「Captains of Industry」
Level 1 209-213 Elizabeth Street (2 Somerset Place)
Melbourne Victoria, 3000

「St. Ali」
12-18 Yarra Pl South Melbourne Victoria, 3205

「Attica」
74 Glen Eira Rd, Ripponlea, Port Phillip, Victoria 3185

 
▼前回の記事はコチラ!

*A$1=約83円(2017年 5月現在)
Photo&Text:JUNE MAKIGUCHI

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