キッチンや食卓から、その家庭ならではのライフスタイルを探る新連載。わたくしSHIORIがFRaU世代の家庭にお邪魔し、こだわりや悩みなどをあれこれうかがっていきます。

忙しい毎日を送るからこそ、帰って来たくなる食卓がある。もともと好みも性格も異なるはずの二人が、同じように食べて暮らすのだ。キッチンや食卓には夫婦のカタチが見えてくるはず。
 

今回のご夫婦は……

菅原勇輝・円夫妻

画像: 今回のご夫婦は……

勇輝さんはwebマガジン「F.M.J.」編集長。二人のお店「N.C.TO GO」では週末を中心に、コーヒーやベビー服の移動販売を行う。オンラインショップも。
www.nc-togo.com
 

屋上ごはんから見える
二人が大事にしているもの

画像: 屋上ごはんから見える 二人が大事にしているもの

今回おじゃました菅原さん夫妻は、二子玉川のマンションで2歳になる娘さんと3人暮らし。夫・勇輝さんはウェブマガジンの編集長という仕事を持ちつつ、妻・円さんと一緒に移動販売とオンラインで展開するお店を経営されています。共働きながら、円さんは自宅をベースに仕事をされているということもあり、家事のほとんどは円さんの担当なのだとか。

円さん:「結婚前は、彼もよく自分で作った料理をインスタにあげたりしていたので、もっとやってくれるって思っていたんですけどね(笑)。でも私自身、食べることが好きなので、毎日の料理はそれほど苦ではないです。たまには彼も作ってくれますし、焼きそばとか」

勇輝さん:「男性の料理インスタはモテたくてやるものですから(笑)」
 

とはいえ、二人ともお酒好き、辛いもの好きと食の好みが合い、おいしいと食べてくれることが円さんの料理の励みになっているとか。勇輝さんに好きな定番料理を聞くと「四川風の麻婆豆腐」との答えが。頭に “四川風” とつくところからして、いつもちゃんと料理されているのが分かります!

焼きそばは、勇輝さんの得意料理なんですか?

勇輝さん:「というか、僕が料理するのはいつも大人数の分を作る時ですね。昔から友人を呼んでホームパーティーを開くのが大好きで、多い時は20人くらい集まるんですよ。だから家を選ぶ際も、たくさん人を呼べるように、なるべくリビングの広い部屋を探して。それにここ、夏は部屋から多摩川の花火が見えるんです。最終的にこの家に決めた一番の理由は、実はそれだったりします」
 

自宅から花火とは、なんて贅沢。そして低層マンションの最上階にある菅原さん宅、なんと屋上付き! 各部屋ごとに区切られた専用スペースにはアウトドア用のソファやテーブルが置かれており、もうひとつの食卓がここに。周囲には視界を遮る高いビルなども一切なく、羨ましくなるほどの空間が広がっていました。

勇輝さん:「二子玉川は都市と自然がうまく共存している土地。それは都市計画の段階から “リトル・カリフォルニア” を目指したからで、百貨店がある駅前周辺も現地のショッピングセンターを参考にしているそうなんですよね。僕には “家の中にリゾートを作る” というテーマがあるんですが、それは住んでいるこの場所にも合っているなって」
 

お話を聞きながら、ふと頭に思い浮かんだのは我が夫のこと。同じように、暖かい季節になると毎晩のようにテラスにビールを持ち出しては、一人ビアガーデンを楽しんでいます。男の人って、家に “自分だけの癒やしの場” を求める傾向があるのかもしれませんね。

円さん:「とはいえ屋上を使うのはお花見や花火といったイベントの時だけで、普段は子どもを遊ばせるくらい。最近は、天気のいい週末にベランダとかでごはんを食べるの、けっこうみんなやってますよね。これからはこの屋上もそういうふうに活用できたらいいですね」
 

毎日のことになるとしんどく感じることも、非日常を取り入れることでやる気スイッチが入るのは、男女関係なく同じこと。毎日の料理が苦ではないという円さんの言葉は、お二人のこんな暮らし方あってこそかもしれませんね。
 

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PROFILE

SHIORIさん
料理家。料理教室を主宰しながら、TVや雑誌などで幅広く活躍。近著に『SHIORIの旅するおうちごはん』(マガジンハウス)。


●情報は、FRaU2017年6月号発売時点のものです。
Photo:Masaru Furuya Text:Megumi Yamazaki

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