【VOL.4】
空中散歩も楽しめる!
ヤラバレーの丘陵地帯

美食とワインの街、メルボルンの中心部から、車を走らせること50分。美しい丘陵地帯が見えてきます。“美食大陸” オーストラリアでも指折りのワイン産地、ヤラバレーです。

ガーデンシティと呼ばれるほど緑豊かなメルボルンですが、やはり大都会。そこからわずかしか離れていないというのに、ヤラバレーは自然に抱かれていることを実感できるリラクシングなカントリーエリア。谷の背後には幾重にも連なるダンデノン丘陵が、まるでおとぎ話に登場する世界のような美しい景色を創り出していて、週末には都市部から多くの人々がやすらぎを求めてやってくるというのもうなずけます。

オーストラリアの中でも、とりわけワインづくりに適した冷涼な気候と変化に富んだ地形に恵まれ、国内でも名高いワインカントリーとしても知られているヤラバレー。このエリアには実に、70以上のワイナリーが点在。特に、国内最高峰のピノ・ノワールや、世界的にも評価が高いシャルドネが特に有名で、数々の逸品が世に送りだされているのです。

そんなワインをたっぷり味わうなら、ワイナリー巡りがおすすめ。多くのワイナリーが、飲み比べできるテイスティングメニューを提供してくれています。効率よくセラーを巡り、日本未入荷のお気に入り銘柄を見つけたら、すかさず入手! というのも醍醐味でしょう。気になるワインをじっくり味わうなら、併設のレストランで、シェフたちが腕をふるうダイニングでワインペアリングを堪能するのも、贅沢な楽しみ。自分らしいスタイルで、ワインカントリーを満喫できるのです。

美食あるところに美酒あり。ということで今回は、グルメ都市メルボルンの魅力を支えている、ヤラバレーのワイナリー巡りをご案内。さらに、ここを訪れたら絶対に体験しておきたい、美しい丘陵地帯を空から眺める気球による空中散歩もご紹介します!

画像1: 【VOL.4】 空中散歩も楽しめる! ヤラバレーの丘陵地帯

70以上もあるワイナリー。どこを訪れようかと迷ったら、まずはここへ!

世界でもよく知られている「Domaine Chandon」です。1986年にフランスのシャンパーニュブランド、モエ・エ・シャンドン社が設立しました。本場フランスを感じさせるレンガ造りのワイナリーは、まさに正統派を思わせる趣です。伝統を受け継ぎながらも、革新的なワイン造りで知られています。 

ワイナリー内を見学。有料のガイドツアーもありますが、土地や気候、製法についてわかりやすく解説されているので、自分で歩くだけの無料見学でも十分。理解を深めたら、ヴィンヤードを望むテイスティングバー、もしくは気持ちの良いテラスレストランへ。レストランでは、お料理と一緒に、テイスティングメニュー(A$25~)も選べます。 

シャンパーニュ地方と同じ伝統製法、同じブドウ品種で造られたスパークリングワインは、繊細な泡と上品な味わいが自慢。トラディッショナルな味わいのヴィンテージ・ブリュットとオリジナリティ溢れる味わいの銘柄、いずれも楽しめます。最も個性的なのは、スパークリング・ピノ・シラーズ(A$35)。ルビー色のはじける液体は何ともゴージャス。ワイナリー以外では手に入りにくいので、お土産にも最適。チョコレートにぴったりの味わいです。 

この土地の歴史を感じたいなら、ビクトリア州で最も古いワイナリーのひとつ「Yering Station」へ。初めてこの地にブドウが植えられたのは、1838年のこと。1889年には、パリ万博でグランプリを獲得し、世界的な注目を集めるという歴史も。 

画像2: 【VOL.4】 空中散歩も楽しめる! ヤラバレーの丘陵地帯

テイスティングメニューも豊富。プライベートテイスティングは、5種を30分かけて味わうスタンダード(A$10)、プレミアム(A$15)、リザーブコレクションを含む5種を楽しんだ後、チーズプレートとお気に入りのワイン1杯がつく1時間のスタンダード(A$25)、プレミアム(A$30)の4コース。ワインを熟知したスタッフと、味の感想を述べ合うひとときがまた楽しいのです。 

気軽に訪れることができるこぢんまりとしたワイナリーなら、「PUNT ROAD」がおすすめ。
可愛らしいカフェのようなセラーには、気持ちの良いガーデンテーブルも。 

ピノ・グリ、シャルドネ、ガメイ・ノワール、ピノ・ノワール、シラーズ、メルロー、カベルネ・フラン、カベルネ・ソービニヨンと数多くのブドウを育てているのが自慢。甘すぎずフレッシュな味わいのデザートワインもおすすめ。 

画像3: 【VOL.4】 空中散歩も楽しめる! ヤラバレーの丘陵地帯

ワイナリーの多くには、腕自慢のシェフたちによる料理が楽しめるレストランが併設されています。お料理にぴったりの銘柄を、最高の状態で味わえるのが、食いしん坊にはたまりません! 国内はもとより、海外で注目を集めるシェフも登場しています。「世界のベストレストラン50」のイベントにも招かれたシェフ、マット・ストーンの料理を食すなら「Oakridge Winery」。 

マットの料理はナチュラル派。野菜やハーブもたっぷり使い、フレッシュな味わいと新鮮食材の色味を活かした華やかな料理で人気を集めています。料理本も出しているスターシェフです。 

スタイリッシュなインテリアが目を引く「Ezard @ Levantine Hill」のレストラン。ヨーロッパのクラシカルなスタイルを継承しつつ、新しい食材、意外な組み合わせで、驚きを提供する料理が注目を集めています。 

地元ならではの瑞々しい食材を使った創作料理に舌鼓を。美しい盛りつけにうっとりしつつ、食欲もしっかり刺激されてしまいます。もちろん、前菜からデザートまで、ワインペアリングは外せません。 
 

実は、この美しいワイナリーエリアを存分に楽しむもうひとつの方法があります。それが気球に乗って行う空中散歩。今回は、ヤラバレーやメルボルン上空の旅を企画しているツアー会社「Global Ballooning」にお世話になりました。早朝5時30分にホテルを出発。天気や風向き次第で出発地点が変わります。スタート地に着いたら、皆で準備。これがオーストラリア流。 

乗客も手伝って準備をすすめ30分ほどすると、気球がふくらみ始めます。20人ほど乗れる大きなバスケットに乗りこんだら、いよいよテイクオフ! ワインを美味しくする秘密のひとつ、しっとりした朝霧が立ち込める様子は実に幻想的。 

静かに風に乗ってすすむ気球は、上昇してしまうととても静か。かなり上空まで登っても、その景色の美しさから、怖さは全く感じません。やがて、ゆっくりと朝日がのぼってきてあたり一面、オレンジ色に染まります。それは息をのむほど美しい光景。 

あたりが明るくなってくると、カンガルーの群れが! ワイナリー上空を飛行すると、なだらかに丘の連なっている、このエリアの全貌が見えてきます。

終了後は、やはりみんなでお片付け。ホテルに戻って参加者みんなでシャンパンブレックファーストをいただきます。食事の間に、キャプテンが飛行中に撮影してくれた画像を取り込んだキュートなUSB、飛行証明書を用意してくれます。1時間のフライトで、大人A$405(朝食付きA$435)。このフライトは一生の思い出になること間違いなしです! 


メルボルンから日帰りでも十分楽しめますが、このワインカントリーを存分に楽しむなら、1泊以上するのがおすすめ。特に、素晴らしい気球体験を逃す手はありません。車の運転に自信がなければ、メルボルン発の送迎付きワイナリーツアーも多く開催されているのでぜひ、足を延ばしてみてください。 

ヤラバレーには、ロマンティックなマナーハウスやキュートなショップなどが、まだまだいっぱい。そこで最終回は、ワイン以外にも楽しみいっぱい、ヤラバレーのさらなる魅力をご紹介します !
 

【Information】
オーストラリア政府観光局

ビクトリア州政府観光局

「Domaine Chandon」
Green Point, Maroondah Hwy Coldstream Victoria, 3770

「Yering Station」
Yering Station Winery, 38 Melba Hwy, Yarra Glen Victoria, 3775 
 
「PUNT ROAD」
10 St Huberts Rd Coldstream Victoria, 3770

「Oakridge Winery」
864 Maroondah Highway Coldstream Victoria, 3770

「Ezard @ Levantine Hill」
882-886 Maroondah Highway Coldstream Victoria, 3770

「Global Ballooning」
First Floor, 173-175 Swan Street Richmond Victoria, 3121


▼前回の記事はコチラ!


*A$1=約83円(2017年5月現在)
Photo&Text:JUNE MAKIGUCHI

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