忙しい毎日を送るからこそ、帰って来たくなる食卓がある。元々好みも性格も異なるはずの二人が、同じように食べて暮らすのだ。キッチンや食卓には夫婦のカタチが浮きぼりになるはず。

わたくしSHIORIが、キッチンや食卓からその家庭ならではのライフスタイルを探るこの連載、今回はモデルのクリスティー麻里子さんのお宅へ。
 

今回のご夫婦は……

辰巳裕紀・麻里子夫妻

画像: 今回のご夫婦は……

麻里子さんは1993年神奈川県出身。大学在学中からアクセサリーブランド「Chris Taylor」のデザインを手掛け、卒業後より本格的にモデル活動をスタート。2016年に商社勤務の裕紀さんと結婚、1児のママに。
 

小さなビンが映し出す
週末の大事な家族の時間

都内マンションのご自宅へうかがうと、ご主人の裕紀さんと一緒に長男のジョージ君、猫のコウメちゃんの可愛いお出迎えが待っていました。ジョージ君は現在6ヶ月。麻里子さんはモデルの活動と併行して子育て真っ最中ですが、家事はほぼすべて彼女の担当だとか。

裕紀さん:「僕がやるのはゴミ捨てとトイレ掃除くらいですね」

麻里子さん:「でも子どもをお風呂に入れたりとか、育児は一緒にやってくれるので。あとは私が風邪を引いた時とかはお願いできるし、だからスキルゼロってわけではないよね」


共働き夫婦にとって、家事のシェアは重要なテーマ。とはいえ、互いのスキルや就業時間といった条件を考えると、どちらかに偏ることなく分配するのは難しいですよね。とくに裕紀さんは仕事でいつも帰りが遅く、平日は一緒に過ごす時間もあまり取れないとか。そのため麻里子さんは仕事を調整し、裕紀さんがお休みの週末はなるべく家族のための時間に充てているそう。

麻里子さん:「彼は帰りが23時頃になることもあるので、平日は夕食を食べるタイミングもバラバラ。子どもが生まれてからは時間がなくて、毎日違うメニューを考えるだけで精一杯だけど、それでも食べた時に “美味しい” とか “しょっぱい” とかちゃんと感想を返してくれるので、それが張り合いになっています」


キッチンを拝見すると、お義母さんに買ってもらったという “レミパン” が。煮るも焼くも蒸すも全部これ一つでこなせるので、毎日の食事の支度に大活躍しているとか。また、麻里子さんが作るのは和食が中心で、それにはある理由が。

麻里子さん:「私の祖母が “結婚したら、妻が毎日食事を作るのは当たり前!” という考えの人で、若い頃から料理をかなり教え込まれたんですよ。それに彼の仕事は会食が多くて、そういった席ではお肉や揚げ物が多くなりがち。なので家ではなるべくヘビーなメニューを避けているのもありますね」

画像: 調味料コレクション、これはほんのごく一部。

調味料コレクション、これはほんのごく一部。

さらにあちこち覗かせてもらうと、戸棚にたくさんの調味料のビンを発見! 和食メインとおっしゃっていたけど、珍しいハーブやスパイスもけっこうありますね。これだけあればかなり幅広いメニューが作れそう。

裕紀さん:「調味料は、僕が買ってくることも多いんですよ。エスニックが好きなので見かけるとつい買っちゃって、それを使ってお店で食べて美味しかったメニューを再現してみたり。あとはカレーが大好きで、なかでも牛すじ肉のカレーは僕の担当なんです。時間も手間もかかるので、作れるのは週末の余裕のある時だけですけど。なんせ昼から仕込むので」

麻里子さん:「キーマはダメとかスープっぽいのはイヤとか、カレーにはすごいこだわりがあるんですよ(笑)。カレーのほかにも、パスタとかはたまに作ってくれますね」

カレーのように裕紀さんにお任せの時もあれば、一緒に料理することもあるのだとか。二人でキッチンに並ぶ週末、素敵です! 聞けば裕紀さん、学生時代は飲食店のキッチンでアルバイトをしており、基本的な料理のスキルはお持ちとか。でもそういう男性、きっと少なくないですよね?


食事の支度も二人で一緒に楽しめれば、それはもう家事ではないはず。辰巳さんご夫婦のように美味しさや楽しさをきちんと共有することが、忙しい日々の中で心地よく家事をこなす秘訣なのかもしれませんね。

 
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PROFILE

SHIORIさん
料理家。料理教室を主宰しながら、TVや雑誌などで幅広く活躍。近著に『SHIORIの旅するおうちごはん』(マガジンハウス)。


●情報は、FRaU2017年7月号発売時点のものです。
Photo:Masaru Furuya Text:Megumi Yamazaki

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