歴史を積み重ね、今なお愛される名店は、特別な雰囲気が漂うもの。そんな趣ある老舗で、ゆったりと食事をできるようになれば立派な大人の仲間入り。一方、「ただいま」と扉を開けられるような、ホッとする行きつけがあるのも大人の証。今回は、温かく出迎えてくれる老舗2軒と、アットホームなおもてなし&隠れ家的な佇まいも魅力の行きつけにしたい2軒を紹介します!
 

湯島で40年! 
通いたくなる逸品が食通を魅了する

関西割烹 いづ政

画像: 約30分~かかるため、常連客が席に着き次第注文する「きんき鯛一夜干し」。

約30分~かかるため、常連客が席に着き次第注文する「きんき鯛一夜干し」。

上野で生まれ育ち、銀座「出井」で修業を積んだ箱守政美さんによる名店。数ある人気メニューのなかでも人気が高いのが、澄んだ若狭出汁でいただく自家製の「きんき鯛一夜干し」だ。じっくり火を入れているため、頭から尾までパリパリといただける。さらに、昭和54年から作り続けている「たこ唐揚」も後を引く人気の品。
 

画像: 葛の衣で揚げる「たこ唐揚」。

葛の衣で揚げる「たこ唐揚」。

画像: 「茄子油煮」「グリーンアスパラ胡麻正油」「きざみ生野菜」など身体思いの野菜メニューも豊富。

「茄子油煮」「グリーンアスパラ胡麻正油」「きざみ生野菜」など身体思いの野菜メニューも豊富。

画像: サッと火を入れた「牡蠣の南蛮漬け」。価格は仕入れ状況による。たっぷりと食べて1人¥10000~¥15000が平均。

サッと火を入れた「牡蠣の南蛮漬け」。価格は仕入れ状況による。たっぷりと食べて1人¥10000~¥15000が平均。

画像: L字型に連なるカウンター内の厨房で、店主が機敏に調理する。

L字型に連なるカウンター内の厨房で、店主が機敏に調理する。

関西割烹 いづ政
東京都文京区湯島3-38-3 TSゆしま1F 
☎03-3832-3210
営業時間:18:00~21:30LO
定休日:土・日・祝

 

明るいうちから楽しむ
蕎麦前も粋な大人ならでは

利庵

画像: 蕎麦の出汁が決め手の「出汁巻き玉子」¥850(税込)。

蕎麦の出汁が決め手の「出汁巻き玉子」¥850(税込)。

白金のプラチナ通りにある、昭和59年創業の風情ある蕎麦屋。おなじみの出汁巻き玉子をはじめ、季節の天ぷらなどが豊富に揃い昼から通し営業しているので、少し早い時間からちょっと一杯、という時にも使い勝手抜群だ。蕎麦は、茨城や福井などの蕎麦粉を自家製粉し、喉越しのよさを追求した二八蕎麦に仕上げている。
 

画像: 塩と揚げた海老の足が付いた「升酒」¥750(税込)。

塩と揚げた海老の足が付いた「升酒」¥750(税込)。

画像: 海老がたっぷり入った天ぷらも秀逸。出汁はキリッとした鯖節。「天ぷらそば」¥1950(税込)。

海老がたっぷり入った天ぷらも秀逸。出汁はキリッとした鯖節。「天ぷらそば」¥1950(税込)。

画像: 貫禄ある佇まい。

貫禄ある佇まい。

利庵(としあん)
東京都港区白金台5-17-2 
☎03-3444-1741
営業時間:11:30~19:30
定休日:月・火(祝日の場合は営業)

  

料理の佇まいに合った
現代作家の器と心地よいお燗

さいめ

画像: 食感のよさや酸味が特徴。「ずいきの酢味噌あえ」。

食感のよさや酸味が特徴。「ずいきの酢味噌あえ」。

埼玉の伝統的な壷焼きを用いた料理と燗酒のお店。店主・嶋田寛元さんが畑に足を運び信頼関係を築いた農家から仕入れる野菜を中心に、その日のメニューが決まる。力強い素材の味を活かす火入れで野菜が供され、そっと燗酒が寄り添う。帰り道の足取りは心なしか軽やかに。コース5000円のほかアラカルトもあり。
 

画像: 壺焼き釜で1日半かけて焼いた行田の黒豚を使った「黒豚バラ肉と干し大根煮込み」。

壺焼き釜で1日半かけて焼いた行田の黒豚を使った「黒豚バラ肉と干し大根煮込み」。

画像: 名残と走りを盛った「水菜と芥子菜のサラダ」。

名残と走りを盛った「水菜と芥子菜のサラダ」。

画像: 和める空間。

和める空間。

さいめ
東京都新宿区納戸町33 平野ビル ガーデンヒルズ市ヶ谷101
☎090-9813-9980
営業時間:18:00~23:00LO(コース~20:30LO) 
定休日:日

 

お腹いっぱい!
間違いなしの家庭的なおまかせ料理

一即夛

画像: カリッと揚がった牡蠣フライと海老フライ。

カリッと揚がった牡蠣フライと海老フライ。

料理はおまかせのみで、お通し2品から始まり、刺身の盛り合わせ、小鉢7品、野菜2品、フライ、魚料理、肉料理など、季節の食材をふんだんに取り入れた圧巻のラインアップ。ご夫婦の温かなお出迎えに和める。約2時間半が目安で、ビールやワインなど飲み物がセットになって1人13000円~ 14000円。冬季はクエ鍋も人気。
 

画像: 脂がのった自家製ののどぐろ一夜干しは、食べ応えある立派なサイズ。

脂がのった自家製ののどぐろ一夜干しは、食べ応えある立派なサイズ。

画像: 味が浸み込んだ鮮やかな筑前煮は、大皿でカウンターに並ぶ。

味が浸み込んだ鮮やかな筑前煮は、大皿でカウンターに並ぶ。

画像: カウンター席が中心。

カウンター席が中心。

一即夛(いっしょくた)
東京都港区西麻布1-10-16 2F 
☎03-3746-2877
営業時間:18:00~23:00 ※要予約
定休日:日・祝日の月

 

●情報は、FRaU2016年12月号発売時点のものです。
Photo:Akiko Fukuchi, Yuji Kanno, sono@bean, Aya Kawai Text:Yui Togawa

 
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