「ずっと変わらずに好きなものって何だろう?って考えた時、色んなものが頭に浮かびました。そこに共通していたのが’90sというキーワードだったんです。私がオシャレに目覚めたティーンエイジャーの頃、夢中で追いかけたファッションやカルチャーは、今も心がときめくものばかり」(スタイリスト 山脇道子さん)

 

PROFILE

画像: PROFILE

スタイリスト
山脇道子さん
トレンドセッターでありインフルエンサーとしても注目を集めるスタイリスト。インスタグラム(@michikoooo)では約9万人のフォロワーを持ち、自身がプロデュースするライフスタイルブランド、Priv. Spoons Clubも大人気。 

 

あの頃と現在のトレンドが
交錯しながら共存するのが2017年

画像: クリスタルハートチョーカー¥11000、ベロアフープピアス(赤)¥9000、マーブルスクエアフープピアス(ピンク)¥9000、ミドルフープピアス¥8200/Bijou R.I ボーダーキャミワンピ¥17800、ベロアキャミワンピ¥24800/リボン ショールーム(ユニフ) ドットワイドパンツ¥18800/ケイスリー オフィス(ケイスリーヴィンテージ) その他/山脇さん私物

クリスタルハートチョーカー¥11000、ベロアフープピアス(赤)¥9000、マーブルスクエアフープピアス(ピンク)¥9000、ミドルフープピアス¥8200/Bijou R.I ボーダーキャミワンピ¥17800、ベロアキャミワンピ¥24800/リボン ショールーム(ユニフ) ドットワイドパンツ¥18800/ケイスリー オフィス(ケイスリーヴィンテージ) その他/山脇さん私物 

「’70sや’80sがトレンドとして流行することがあるけど、それは自分が経験してなかったり記憶が曖昧な時代の話なんですよね。だけど’90sって、自分がオシャレを意識し始めて強烈に影響を受けた時代。頑張って情報収集をして色んなことに挑戦・経験したことが今の私のファッションやマインドを形成しているのかなと思うんです。キャミソールやミニスカートをはじめて着たり、格好いい男の子たちに聴いている音楽やカルチャーを教えてもらったり。そういうものが、私の核としてずっとあるのかなと思っています」

 
山脇さんがティーンエイジャーに突入したばかりの1994年。その年に北海道で生まれ、現在コラージュアーティストとなったKURiOさんに’90s当時にも大ブームとなったコラージュで’90sを表現してもらった。

「分かりやすく’90sを象徴していて、かつ今のトレンドにも通じるものが私の好きなもの。それが’90sのトレンドを新鮮に感じているアーティストの目にどう映るのかも楽しみでした」

上の画像では’90sの世界から現代へと飛び出してきたアイテムたち、下の画像はあの頃好きだったものをもっと手に入れたい! という願望を表現した。そしてその2つを合わせた時、取り戻せない瞬間は’90sの世界に吸い込まれていくという作品に仕上がった。

 

私のずっと変わらず好きなものは
’90sに詰まってる

画像: クリスタルスクエアチョーカー¥9200、リングチョーカー¥12000/Bijou R.I

クリスタルスクエアチョーカー¥9200、リングチョーカー¥12000/Bijou R.I

「当時の復刻モデルだったり、連想させるアイテムはどれも気になります。チョーカーはフェティッシュなデザインのものをBijou R.Iで購入。結構どんなスタイルでも合わせられるなって。フープピアスは、あの頃絶大な人気を誇ったローリン・ヒルとかのファッションアイコンがみんなつけていましたよね。ピアスの穴はなるべく耳たぶの下の方に開けて、大きなフープやジルコニアをするのが流行っていました。そのせいでピアスの穴が裂ける子も続出。私もその一人でした(笑)。

キャミワンピは着るのにドキドキした思い出があります。あの華奢なストラップが可愛かったから、お母さんに怒られながらもこっそり着てました。ドット柄パンツはさらっと、ちびTとかに合わせたりするのも’90sっぽいなぁと。

この頃からHIP HOPやR&Bが好きになってよく聴くようになったのですが、Nasの顔プリントやA TRIBE CALLED QUESTのアートジャケットは今見てもやっぱり格好いい! トライブは昨年末に18年ぶりの新譜を出していたけど、それも最高でした。今は音楽のダウンロードが当たり前だけど、当時はCDショップに探しに行って、カセットに録音して友達と交換したり、ジャケットの格好良さだけで買うっていうのも楽しみでしたね。

それで男の子たちはみんなNIKEのAIR MAX95を履いてたり! AIR MAX狩りなんて社会現象もありましたよね。学校ではグラフィティアート、タギングの描き方をみんな練習してたな。だから今季のAlexander WangのグラフィティTシャツはあの頃にトリップしたような感覚。グラフィティってアメリカでは’80年代に爆発的に広まったと思うんですが、日本の普通の高校生だった私たちにまで流行りが下りてきたのが’90年代。あとは’90年代半ばから後半にはマイクロミニスカートも大流行。今季のPRADAのミニ丈くらいでした。短ければ短い程イケてる!みたいな(笑)。

ナオミ・キャンベルっていう存在も鮮烈でした。遠い国の “スーパーモデル” が日本のポップミュージシャンと歌を歌う光景はインパクトがありました。ナオミの登場は幼い私に、ハイファッションの世界を考えるきっかけを与えてくれたと思います。そして永遠のファッションアイコン、クロエ・セヴィニーとケイト・モス。クロエは私服がいつもオシャレで参考になります。

当時の写真で今季のキーワードでもあるパワーショルダートップスを着ていたクロエを発見。そしてケイトは、いわゆるスタイルが良くて顔が整っている正統派モデルではなかったにもかかわらず、ズバ抜けてオーラがあった。あの時も今もずっと格好いい女性。人も音楽もファッションも、私のイメージを膨らませてくれるヒントが’90sには詰まっています」
 

コラージュを作ってくれたのは……
KURiO
2015年よりコラージュワークをスタート。国内外から個性豊かなアートブックやZINEなどを作成するアーティストが集まるTHE TOKYO ART BOOK FAIRに参加。Instagram:@kuriojapan

 
 
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●情報は、FRaU2017年3月号発売時点のものです。
Styling: Michiko Yamawaki(LOVABLE) Collage: KURiO Composition: Yumiko Ito Edit:Mayuko Kobayashi Photo cooperation:Zeta image

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