古今変わらずもっとも美しく、もっとも偏愛されてきたスポーツといえばフィギュアスケートだろう。そこには、氷上はもちろんリンクに上がるまでの様々なドラマがあるから……。昨年FRaUでは、そんなフィギュアスケートの“基本のキ!!”特集を組んだところ、大反響が寄せられた。そこでフィギュア特集再び!

気づけば平昌オリンピックまであと1年! 男子は羽生選手の2連覇、そして女子は若手の台頭と注目点満載。そんなオリンピックには、新しい技が生まれたり様々なジンクスがあったりと、選手以外にも注目どころがいっぱい。予習だけでなく復習もしておくと10倍楽しめる!!

 

技名は人名!

この技を生んだのは俺だ!私よ!

サルコウ、ルッツ、アクセル……。フィギュアスケートの技名の多くは、初めてその技をおこなった選手の名前がつけられていると知ってた? 今や多くの選手が当たり前におこなっている技も、誕生当時から大きく進化しているものも。元祖と見比べてみるのも面白い!

 
クリムキン・イーグル

イリヤ・クリムキン

宇野選手の代名詞となっているこの大技は、2006年トリノオリンピック代表だったロシアのイリヤ・クリムキンが始めたもの。今シーズンは右手を高く掲げる、さらに進化した形に!
 

宇野昌磨

 
  
タノジャンプ

画像: ブライアン・ボイタノ

ブライアン・ボイタノ

片手を上げるタノジャンプの元祖はカルガリー金メダリストのブライアン・ボイタノ。今では加点がつくため、ほとんどの選手が取り入れている。とくにロシアのメドベージェワはその回数が圧倒的に多く、それがSPでの歴代最高得点につながった。
 

エフゲニア・メドベージェワ

 
  
イナバウアー

イナ・バウアー

荒川選手や羽生選手の演技で広く知られるところとなったイナバウアーは、1950年代に西ドイツの選手が始めたもの。本来は、脚を前後に、つま先は180度に開いて滑るスタイルだったが、それが進化し、今では背中を大きく反らすレイバック・イナバウアーが主流になっている。
 

羽生結弦

 

ブルーで金を釣る

平昌で勝利を引き寄せるのは
何色の衣装か!?

実はここ数大会、女子シングル優勝選手の衣装は圧倒的にブルーが多いのだ。前回のソチで優勝したアデリナ・ソトニコワも、ブルーに近いグレーだった。例外は2002年ソルトレイクシティのサラ・ヒューズくらい。そのためか、オリンピックではブルーの衣装を着用する選手が急増。果たして平昌では何色の衣装が勝つか、是非そこにも着目してみて!

 
1998 長野 タラ・リピンスキー

 
 
2006 トリノ 荒川静香

画像1: 平昌で勝利を引き寄せるのは 何色の衣装か!?

 
  
2010 バンクーバ キム・ヨナ

画像2: 平昌で勝利を引き寄せるのは 何色の衣装か!?

 

若手がすごい!!

平昌で激突!
新女王の座を掴むのは誰!?

表彰台の常連国・日本とロシアは女子の若手台頭が目覚ましい。ロシアは17歳のメドベージェワが頭一つ抜けているが、平昌にはジュニア女王のサギトワも参戦してくるので安泰ではない。また日本女子も18歳の宮原知子、15歳の樋口新葉、17歳の三原舞依と10代が表彰台を独占。一試合ごとに成長を見せているだけに、誰が勝つかまったく読めない!!

 
アリーナ・サギトワ

 
 
エフゲニア・メドベージェワ

画像1: 平昌で激突! 新女王の座を掴むのは誰!?

 
 
三原舞依

画像2: 平昌で激突! 新女王の座を掴むのは誰!?

 
 
樋口新葉

画像3: 平昌で激突! 新女王の座を掴むのは誰!?

 

どっちの表現が好き?

同じ曲でも滑る人によって
こんなに違うんです

カルメン、ラフマニノフ、ノクターン……。フィギュアスケートには多くの選手が使用してきた人気曲があり、演じる選手によって雰囲気もガラリと変わるもの。オリンピックでも、そんな同曲対決が見られるかも。

 
浅田選手がそのイメージを覆した!?
「カルメン」

カタリナ・ヴィット

男を惑わすカルメン。カタリナ・ヴィットはそんな魔性の女を見事に演じ、カルガリーで金メダルを獲得した。
 

浅田真央

一方浅田選手の軽やかなカルメンは、気まぐれな恋心を表現した新しいカルメンとして話題になった。

 
男子選手と女子選手の違いも見どころ
「オペラ座の怪人」

パトリック・チャン

鈴木明子

男女どちらの視点からも描けるストーリー性質上、演じる選手によって世界観がまったく違い注目されてきたプログラム。高いスケーティング技術を生かしたパトリック・チャンの力強いファントム、二人の男性の想いに揺れる女心を完璧に表現した鈴木明子のクリスティーナは、記憶に新しい。

  
多くの名選手が演じる大人気曲
「月光」

村主章枝

厳かな音色が印象的な「月光」は村主章枝の代表曲と言われるが、他にも多くの選手が使用している。
 

高橋大輔

とくに髙橋大輔は、自身のステップの美しさを生かすため、シーズン途中にプログラム曲を「月光」に変えるという思い切った決断をした。

 

メダリストの華麗なる相関図

オーサーコーチの3連覇なるか?

コーチによって劇的に選手の能力が伸びることが多いフィギュアスケート。それゆえ、平昌で勝つ選手のコーチが誰かも注目されるところ。日本のメダル候補者たちが師事する3大コーチをチェックしておこう。
 

Team 300!!!
ブライアン・オーサー一門

キム・ヨナを金メダルに導いたことで一躍有名に。平昌は、教え子の羽生選手を二連覇に導くかが注目どころ!

羽生結弦
ハビエル・フェルナンデス
キム・ヨナ etc.

 
聖地・名古屋の重鎮
山田満知子一門

伊藤みどり、浅田真央を発掘し銀メダルに導いた名コーチとして知られる。宇野昌磨で悲願の金メダルを狙う!

浅田真央
中野友加里
伊藤みどり
宇野昌磨
村上佳菜子 etc.

  
数多くのメダリストを生んだ
佐藤信夫一門

日本のメダリストの多くは佐藤コーチに基礎を叩き込まれた、と言って過言ではない。平昌では浅田選手を金メダルに導けるか!?

浅田真央
中野友加里
荒川静香
安藤美姫
村主章枝
小塚崇彦 etc.   

 
 
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●情報は、FRaU2017年3月号発売時点のものです。
Photo:AFLO Text:Naoko Yamamoto Composition:Aiko Hayashi

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