バレエファンの方なら、この人の名前を耳にしたことがあるでしょう。セルゲイ・ポルーニン。ウクライナ出身で、あの名門、英国ロイヤルバレエ団で、史上最年少(19歳)で男性プリンシパルに昇格。スターダンサーの道を突き進むと思いきや、22歳の絶頂期に突然のバレエ団引退を発表。ファンは騒然となりました。そんな彼の真実に迫ったのが、このドキュメンタリーです。

画像1: ©British Broadcasting Corporation and Polunin Ltd. / 2016

©British Broadcasting Corporation and Polunin Ltd. / 2016

体操選手としての才能をみせるウクライナの少年時代など、貴重な映像もたっぷり出てきますが、彼をロイヤルに入れるため、父親や祖母までもが出稼ぎに行っていたという事実も語られます。そこまでして到達したプリンシパルを辞めたわけで、この映画はセルゲイの葛藤を浮き彫りにしていきます。

衝撃的なのは、主役として何でも完璧に踊ってしまうゆえの、過剰な「労働」です。楽屋で倒れ込んでいる姿や、本番前に超強力なドリンク(軍人用!)を飲む様子は、ダンサーがいかに過酷な職業なのかをリアルに伝えてくれます。

画像2: ©British Broadcasting Corporation and Polunin Ltd. / 2016

©British Broadcasting Corporation and Polunin Ltd. / 2016

一方で今作は、セルゲイの自由奔放な生き方も追っていきます。バレエダンサーとしてはあり得ない全身のタトゥーも、「彫り師と会うのが楽しいから」入れるそうで、束縛を嫌う自由な生き方の表れ。そして要所に挿入されるステージの映像は、「これぞバレエの見本……」と、ため息が出るような究極テクニック!

ロイヤルを辞めた後、ハワイで撮影された「Take Me to Church」のダンスはYouTubeで1000万超えのアクセスを記録しましたが、その舞台裏も収められています。現在、完全フリーとなったセルゲイは、ジョニー・デップら豪華キャストとともに『オリエント急行殺人事件』(年末公開)にも出演しました。俳優としての活躍にも期待してください。

画像3: ©British Broadcasting Corporation and Polunin Ltd. / 2016

©British Broadcasting Corporation and Polunin Ltd. / 2016

 
2017年7月15日(土)より、Bunkamuraル・シネマ、新宿武蔵野館ほか全国順次公開

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