忙しい毎日を送るからこそ、帰って来たくなる食卓がある。元々好みも性格も異なるはずの二人が、同じように食べて暮らすのだ。キッチンや食卓には夫婦のカタチが浮きぼりになるはず。

キッチンや食卓からその家のライフスタイルを探るこの連載、ご夫婦にお子さん1人のおうちが続いたところで、今回は昨年12月に入籍したばかりの首藤さんご夫婦を訪問。

 

今回のご夫婦は……

首藤綾子・浩文夫妻

画像: 今回のご夫婦は……

もうすぐ挙式予定の仲良しなお二人。浩文さんは総合電機メーカーに研究者として勤務。綾子さんはコスメブランド「イプサ」でPRを担当。3年の交際を経て2016年12月に入籍。お二人での生活歴は2年ほど。

 

楽しみと感謝が支える
全働き女子理想の “夫ごはん”

画像: 楽しみと感謝が支える 全働き女子理想の “夫ごはん”

うかがったところによると、ご主人は大の料理好きなんだそうですね!

浩文さん:「そうですね、夕食は毎日僕が作っています。仕事帰りに買い物してから取りかかるので、そんな手の込んだものはできませんけど」

綾子さん:「いつも私の方が帰りが遅いので……。私が作るのは週末と、あとは早く帰れた時に途中から手伝ったりするくらいです。朝は、二人で一緒に作って一緒に食べるのがなんとなく決まりになっていますね」

 
朝はいつも一緒に、なんて、新婚ってこんな感じですよね〜。素敵です! それにしても、毎日仕事から帰ってきた後に、さらに買い物までしてくれるとはすごい。働く女性にとってはまさに理想の旦那様ですよね。作るのはどんなメニューが多いですか?

浩文さん:「ごはんはまとめて炊いたのを冷凍してあるので、それにおかずを2〜3品ですね。でもそのうちの1品はいつも本当に簡単ですよ、冷や奴とか(笑)。料理本のレシピを参考にしながら、その日の献立を考えている時が一番好きなんです」

 
世の中の主婦はみんな、それが一番面倒なのに……。実は浩文さん、家電メーカーで磁石の研究をしている、いわゆる理系男子。お話を聞けば聞くほど、料理を理系的な思考で捉えているのが分かりました。

浩文さん:「残っている食材を今日の献立にどう使うかとか、完成までのタイムスケジュールを立てていかに効率よく作れるかを考えるのが、頭の中でパズルを組み立てているみたいで楽しいんですよね。あとは栄養面もちゃんと考えていますよ。僕、ちょっと健康マニアなところがあるので」

綾子さん:「健康への意識が高いご両親のもとで育ったのもあって、栄養の知識もちゃんと持っているんですよ。食べ物の話をしていて、たまに家庭科の授業で使う食品成分表が出てくることがあります(笑)」

 
ごはんの写真を見せてもらうと、野菜のグリルや焼き魚といったヘルシーなメニューが。よく作る具沢山の味噌汁も、顆粒だしは使わず、いりこと昆布からきちんと取るというからすごいです。さらに浩文さんは食事だけでなく、フットサルやランニングなどの運動もしているそうで、本当に健康的!

浩文さん:「でも、僕にとってはランニングも料理も似てるというか。作っている間、頭の中が無になる感じがいいんです。逆に、出張で1週間くらい料理しないと辛くなってきますね。ずっと仕事のこと考えちゃうので」

 
たしかに “料理は気分転換のため” って人、多いですよね。二人そろってお休みの週末も、外食はあまりしないのだとか。

「家の近くにお店がたくさんあるので、前を通るたびに今度行こうねとは言うんですけど、全然行ってないですね(笑)。結局いつも、家でゆっくりしたくて」と、浩文さん。食事の支度を義務ではなく、楽しさや心地よさを見つけてそれを目的にこなしてしまうのは、仕事が忙しい人にほど有効で賢い方法かもしれません。

 
最後に、ご主人に何かリクエストはありますか? と訊くと「ないですないです! 本当に、いつもありがとうとしか」と、綾子さん。

ご主人はもちろんだけど奥様もすごい、二人ともえらいなあ、と、感心してしまいました。だってもしこれが私だったら “ここはもっとこうした方がいいんじゃない!?” とか “こうしてくれると嬉しい” とか、絶対いろいろ注文つけちゃう(笑)。作ってくれた人への感謝の気持ちは、本当に大事ですね!

 
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PROFILE

SHIORIさん
料理家。料理教室を主宰しながら、TVや雑誌などで幅広く活躍。近著に『SHIORIの旅するおうちごはん』(マガジンハウス)。

 
●情報は、FRaU2017年8月号発売時点のものです。
Photo:Masaru Furuya Text:Megumi Yamazaki

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