私生活では満たされなくていいんです
半分冗談で半分本気です……(苦笑)

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世の中には、いろんな形の愛がある。

2013年夏、満を持して “Nissy” 名義で初のソロ楽曲を発表した。男女の恋愛観を描いた作品や、これまで西島がこだわり抜いた作品が展開され、ついに昨年から今年にかけては、大阪、東京、横浜でアリーナ公演を行い、たった一人で計7万人を熱狂させた。4月19日には7枚目となるソロシングル「花cherie」をリリースする。

「今までは、相手のことを一途に思う、ストレートな愛を歌うことが多かったんです。でも、毎回僕なりの裏テーマはあった。楽曲を作るときは僕、歌という素材をどうしたらより多くの人に楽しんでもらえるか、日常生活の中で励まされたり、癒やされたりしてもらえる歌になるかをすごく考えるんです。ピュアで透明な気持ちもそうですが、主人公の心情に “切なさ” のような陰影があるほうが、感情が入りやすかったり。今回も、主人公の心情は、すごく細かいところまでイメージしています。誤解を恐れずに言えば、“100%純粋に、ただ相手のことだけを想い続ける” ような愛し方って、女の子の妄想や願望であって、実際にはありえない気がしちゃうんです(苦笑)」
 

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役者としても活躍する彼だが、演じるときにしても、歌うときにしても、自分の中にある自身の感情をそのまま出すことは、できるだけしてこなかった。歌詞を書くときも、自分のプライベートを作品に投影させることが、あまり好きではないという。

「バンドだったら、自分たちの内面を曝していくことがオリジナリティになるけれど、グループ活動においては、僕らは楽曲提供された曲を歌うことが多いので、自分の中にないワードに感情を乗せなきゃならない。そこに乗っけてる感情自体が “フェイク” だったりもします。でも、発信しているそのものはエンターテインメントだから、最終的にはお客さんが楽しんでくれたらそれでいい。

お芝居だって、僕は台詞を書いてないから、役自体の内面にしても背景にしても僕とは別物。でもその上で、テーマと楽曲が決まってから、アレンジにアイディアを出したり、レコーディングで言葉のニュアンスを変えたり、納得行くまでこだわり抜いて作っている。

あるキャラクターに自分の感情を乗せるという作業は、音楽と芝居は近いものがありますけど、俳優は、現場に呼ばれたからには、その作品に染まるのがベストだと思っています。現場での、俳優のあるべき居方って、演出家によって全然違うんです。“ちゃんと考えてきただろうな” って試す人もいれば、ノープランで入ってその場で肉付けするほうが好きな人もいる。だから、どんな現場でもとにかく柔軟に対応できるように(笑)。

僕は、自分の私生活でのゴタゴタとか、葛藤とか、ハッピー感みたいな部分を音楽や芝居に投影させたくはあまりないです。ありのままを曝け出して、わかってくれる人がわかってくれればいい、という表現もあると思うけれど、それをエンターテインメントとして成立させるのって難しくて。僕は、自画自賛はせず、自己陶酔もしないで、できるだけエゴは出さないようにして、求められるものに応えていきたい」
 

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