忙しい毎日を送るからこそ、帰って来たくなる食卓がある。元々好みも性格も異なるはずの二人が、同じように食べて暮らすのだ。キッチンや食卓には夫婦のカタチが浮きぼりになるはず。

今回は結婚13年目でお子さん二人、共働き家庭としてはすでにベテランの櫻井さん宅へ。

 

今回のご夫婦は……

Yさん・愛さん

画像: 今回のご夫婦は……

2004年 9月に結婚。現在、Yさんは外資系企業の専門職として、愛さんは新聞社で政治部デスクとして活躍。小6、小2の2人の男の子の4人家族。

 

多忙な二人と家族を繫ぐ
“一生もの”アイランドキッチン

画像: 多忙な二人と家族を繫ぐ “一生もの”アイランドキッチン

ご主人のYさんは専門職として外資系企業に、奥さまの愛さんは新聞社に勤務。しかも愛さん、政治部デスクだなんてカッコいい! それにしても、二人揃ってこれほど多忙なご夫婦もそうはいない。食事の支度などはどうしているんですか?

愛さん:「私が遅めの出社時間のため朝はわりと余裕があるので、朝食の後にすぐ夕食の支度もして、温めてすぐ食べられるように準備しておきます。……と、言えるのが理想かな(笑)」

Yさん:「どうやら今日は夕食ないらしい、という時は、僕が。そんなに手の込んだものではないですが、まあひと通りのことはできるので。子どもたちも文句は言わないし、好き嫌いもそんなにないし。あ、下の子は最近かぼちゃが苦手になったかな」

 
お忙しいのに、ちゃんと作ってるんですね、凄い! それに自分の子どもが何を好きで何が嫌いか、知らないお父さんもけっこう多いと思うんです。

愛さん:「家事の分担もなんとなくはあるけど、正直、そこまで考えていないですね。常に待ったなしの状況なので、その時できる方がやる感じ。おかげでロボット掃除機に特大の食洗機と、全自動の家電はひと通りありますよ」

 
夜、お二人が帰宅するまでの子どもたちの面倒は、学童保育と週3回・20時までのシッターさんでなんとか回しているそう。シッターさんがいない日はYさんが早めに帰宅されるそうですが、実はYさん、数年前に転職して現在の職場に。その際、生活や家庭を尊重することに比較的理解のある外資系企業を選んだのも、“きちんと家庭を守りたい” という気持ちからだとか。

Yさん:「産休から復帰後、しばらくは彼女もスローペースで仕事をしていたし、僕も家事はできることからどんどんやるようにしていたんですが、徐々に彼女の仕事が忙しくなると、それでは追いつかなくなってしまって。このままじゃ家の中が破綻する、と思ったのは大きかったかな。もちろん、それだけが理由ではないですけどね」

 
現在の素晴らしい協力態勢も、13年の歴史あってのものなんですね。それを象徴するのが、ドイツのキッチンメーカー、ポーゲンポール社製のアイランドキッチン。6年前に現在のお家へ引っ越す際、キッチンだけはかなりこだわったんだそうです。

愛さん:「彼も使うことを考えてシンクや作業台の位置を高めにしたり、双方の希望を入れて作りました。それにポーゲンポールは作り付けではないので、もしまた引っ越すことになっても次の家に持っていけるんですよ。まさに一生ものですね」

Yさん:「調味料などは、二人ともあれこれ試すのが好きなので結構揃っていますね。あと普段の買い物は彼女だけど、包丁を研ぐのとツール類を買うのは僕かな。必要に迫られつつも、基本は楽しんでやれていますよ」

 
最近は、上のお子さんが学校の調理実習をきっかけに朝食の支度などすすんでやってくれるのだそう。忙しいなか協力して家事をこなし、パパが日常的にキッチンに立つ姿は、お子さんたちにもとってもいい影響を与えているのではないでしょうか。

愛さん:「確かに、うちはジェンダー的な家事分担はまったくないので、その点は息子2人にはいい教育になっているかもしれないですね。男だって家事をやるのが当然、という風に育ってくれれば、将来の奥さんにも面倒かけずに済みますし(笑)」

Yさん:「以前、上の子に手紙をもらったことがあるんですが、書いてあった言葉が、僕には “いつも料理ありがとう” で、彼女には “あまり仕事しすぎないでね” でしたからね(笑)」


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PROFILE

SHIORIさん
料理家。料理教室を主宰しながら、TVや雑誌などで幅広く活躍。近著に『SHIORIの旅するおうちごはん』(マガジンハウス)。


●情報は、FRaU2017年9月号発売時点のものです。
Photo:Masaru Furuya Text:Megumi Yamazaki

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