いま、白壁×無垢材フローリングなどのシンプルなリノベーションが人気を得ているという。自分用に買って住まない時期に人に貸すといった場合でも、シンプルなリノベーションのほうが借り手がつきやすいということが人気の理由のひとつ。

住み始めてからの床の張り替えはなかなか面倒なので、最初のリノベーションの際に水まわりや電気配線などの基本の設備を整えておくことが、床リノベで気をつけるポイント! そして、なるべく天然素材をセレクトすることも重要。今回は、toolbox・林邸の床リノベ実例とあわせて、人気の無垢材フローリングのあれこれをご紹介。

 

「リノベのプロ」の3度目の家

画像1: 「リノベのプロ」の3度目の家

リノベーションやDIYに必要なパーツを多く取り扱うtoolbox。数々の事例を研究し尽くした、いわばリノベのプロ集団である。プロが自宅をリノベする場合、どんな家になるんだろう? 「つい2週間前に今の家に引っ越してきたばかり。家を替えた理由は、前の家が大きすぎたから(笑)」

林家には4ヵ月になる赤ちゃんがいる。「前の家は、いわゆる外国人住宅仕様で、雰囲気もよく気に入っていたのだけど。子供が生まれて、共働きであることを考えたときに、2階建ての広い家というのが生活スタイルにあわなくなってきたんですよね。新しい家に求めた条件は、ワンフロアでコンパクトなサイズ感であることと、1階で専用庭があること」
  

画像2: 「リノベのプロ」の3度目の家

自宅のリノベーションへのこだわりは? 「自宅のリノベーションは3回目。最初はやはり、デザインありきだったけれど、今回は、住みやすい家というのが第一。家事動線を考えて、キッチンの隣に洗濯機があったり、ルンバが掃除しやすいように極力フラットになっていたり。大事にしたのは、赤ちゃんが、大人と同じ目線でいられる家であること。それで、リビングの小上がりスタイルが生まれました。壁際に座って仕事をしていても、同じ高さで子供が寝ているのが見えるように」

グレーがかった床はリノリウムという、住宅で使うには珍しい素材だという。「白壁×無垢材フローリングはやったこともあるし、違う素材を使いたかった。そこで見つけたのがリノリウムの床でした。よく調べてみると、病院などに使われる、天然素材で。赤ちゃんにも安心だし、なにより全面拭き掃除がしやすいので気持ちいいんですよ」

家の中にもtoolboxの商品はたくさん使われている。無垢の質感を楽しめるベースグレードフローリングは、小上がりの床に。また、シンプルでモダンなキッチンの壁タイルや、好みの天板を組み合わせるだけでテーブルができる脚もその天板もtoolbox製。リビングのテーブルも然り。天板は好みのサイズにオーダー可能。詳しくはhttps://www.r-toolbox.jp/

toolbox 林邸
家族構成:3人(夫、妻、娘4ヵ月)
平米数・間取り:56.19㎡/専用庭つき1LDK
施工会社:toolbox
築年数:35年

 

実はこんなにバリエーションがある
無垢材フローリング

フローリングには様々な種類がある。その中で最もグレードが高いのが、丸太から切り出した無垢材。今回の取材で、なにはなくとも床だけはお金をかけるべき、との声が大多数。

「床で家の質は決まります。床を変えるのは他を変えるよりも大変なので、初回のリノベーションでまずこだわるべきところ。予算に限りがある際も、壁は塗装風クロスでよしとするとしても、床にはできる限り本物を使うことをおすすめしています」(howzlife PR 山口裕子さん)

お話を伺ったのは……
howzlife PR 
山口裕子さん
不動産探しからリノベまで一括で行う。

 
無垢材のあれこれ

「無垢材は一つ一つ表情も違うし、風合いの変化を楽しむこともできる。キズがついても中の芯材が見えず、やがてそれが味になるのもいいところ。ポピュラーなものの中でも特に人気が高いのはオーク材のプレーンなもの。高価なのはマホガニーとかチーク。プライスが抑えられているのはパイン材とか、節があるものですね。また集成材という、木片を接着したものも割に安価に手に入ります」

 
無垢材じゃなくても
複合(貼り合わせた)フローリング
にだってたくさんの利点はある

画像: 無垢材じゃなくても 複合(貼り合わせた)フローリング にだってたくさんの利点はある

「複合フローリングとは、薄く削り出した木と合板を貼り合わせたもの。木が天然木のタイプも、木目プリントもあります。みなさん最初は無垢材がいいと言われますが、複合フローリングにも利点はあります。まずは価格。ものにもよりますが、無垢材の2分の1くらいのものも。そして無垢に比べ、反りにくいのもいいところ。表面の層があまりに薄いものを選んでしまうと、キズがついたとき中が見えてしまいますが、表層が厚めで天然素材でできたものを選べば、見た目には無垢材と変わらない質感です」

 
無塗装か塗装か。どう仕上げるかで
フローリングの表情は決まる

「無垢材をはじめとする天然木のフローリングの仕上げ、つまり塗装の仕方は大きく分けると3種類。一般的なのは無塗装のものをオイルでメンテナンスしていく方法です。木は季節により水分を吸ったり吐き出したりするため、乾燥すると反ったりひび割れたりする。それを防止するためのオイルコーティング。あとは、クリアな自然塗料でマットに仕上げるものや、ウレタンクリアといって機能性を重視したい人向けの、キズや水にも強いツヤのある仕上げもできます」 


敷き詰め方はこの2種類がポピュラー

画像: まっすぐ貼る

まっすぐ貼る
 

画像: ヘリンボーン

ヘリンボーン

ナナメに貼るとか、市松模様に縦横貼っていくとかバリエーションはあるものの、代表的なのはこの2つ。「まっすぐのほうは、依然として太めが人気です。ヘリンボーンは、専用の無垢材を短く切って敷き詰めていくので職人さんの手間がかかり、コストはかなり割高になります」

 
●情報は、FRaU2017年10月号発売時点のものです。
資料提供:howzlife Photo:Yusuke Miyake(林邸), Toru Daimon(still)

 
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