部屋を美しく保つには、ものの定位置を決めておくことが大切。そのためには、生活スタイルに合わせた収納が必要だ。より使いやすく、より素敵な暮らしをモットーに、快適に暮らす収納の達人たちのお宅を訪問。たくさんある持ちものとの向き合い方や、リノベーションの際に生かせるアイデアを教わった。

 

着付け教室のためのオリジナル造作棚

会社員 Tさん邸
施工会社:ブルースタジオ

画像1: 会社員 Tさん邸 施工会社:ブルースタジオ

自宅で着付け教室を開くこともあるTさんは、LDKの一角を教室用のワークスペースにして、着物専用の収納を設置。着物を包むたとう紙の幅に合わせて棚をつくり、左サイドは姿見の収納スペースに。出し入れしやすい高さに設定し、使いやすさに配慮した。
 

画像2: 会社員 Tさん邸 施工会社:ブルースタジオ

限られた空間でも圧迫感がないように、デザインはフローティングタイプに。洗練された雰囲気のLDKに馴染むよう、色みを抑えたナラ材を用いて、和と洋が融合するデザインとした。

 

空間に馴染むクローゼットなら
ゲストの目も気にならない

陶芸作家 原沢さん邸

画像: 陶芸作家 原沢さん邸

「収納はたっぷり欲しかったんです」という原沢さん。寝室の壁に新設したクローゼットは、夫妻の洋服を一手にしまえる大容量で、内部は市販の収納BOXを活用してすっきり整理。扉は、風通しのよいハーフルーバーの折れ戸を採用した。

湿気がこもりにくく通気性のよいクローゼットは、お手本にしたい収納プランのひとつ。木製の扉は、無垢材のフローリングとの相性も考えて無塗装に。木目の存在感と個性が際立ち、空間のアクセントにもなっている。

 

エレベーター跡を
シュークローゼットに大胆改造

MAVUNOオーナー 渡部美穂さん邸

画像: MAVUNOオーナー 渡部美穂さん邸

もともと印刷工場だったという物件のため、業務用のエレベーターが設置されていた渡部さん宅。それを撤去して生まれたスペースを、シュークローゼットとして活用することに。
 

画像: 手前の大きな扉が、シュークローゼットの入り口。

手前の大きな扉が、シュークローゼットの入り口。

アンティークの建具屋で見つけた扉をつけ、床にコンクリートルックスのクッションフロアを貼り、IKEAの黒いスチール棚を置いて靴を並べた。
 

画像: IKEAの棚には家族の靴がズラリ。棚の上の空きスペースには、シーズンオフの靴を箱に入れて収納。

IKEAの棚には家族の靴がズラリ。棚の上の空きスペースには、シーズンオフの靴を箱に入れて収納。

造作家具にしなかったのには理由がある。「作り付けにすると、工事の価格がぐんと上がってしまうし、住み方は家族の成長と共に変わるかもしれないのに、場所の使い方が限定されてしまうのがイヤで……」。結果、ブーツなどの高さがあるものも難なくしまえるし、オープンラックなので、手持ちの靴をぱっとひと目で把握でき、開放感も出た。

 

生活感を払拭する広い土間と
アメリカンヴィンテージのロッカー

ぬいぐるみデザイナー Uさん邸
施工会社:ブルースタジオ

画像: ぬいぐるみデザイナー Uさん邸 施工会社:ブルースタジオ

三角形の間取りを生かし、玄関を広く設けたUさん宅。あえてシュークローゼットを作らず、ヴィンテージのロッカーを置いて、空間を格好よく仕上げた。

「仕切りを入れると見た目以上の収納力を発揮してくれます。また、ラックや棚を設けて出かける際に必要なものもここへ。部屋の中で必要ないものや、来客の荷物も置けるようにしました。ちょっと奥行きのあるこのスペースが、靴やアウターの着脱にちょうどいいんですよ」

 

廊下のスペースを削って
有効活用した靴用クローゼット

陶芸作家 原沢さん邸
施工会社:フィールドガレージ

「以前は廊下の幅が広すぎて、無駄だなと感じたんです」と振り返る原沢さん。そこで、壁の一面に収納を作り、シュークローゼットと、日常使う様々なものをしまうスペースとした。
 

画像: 陶芸作家 原沢さん邸 施工会社:フィールドガレージ

棚は可動式にして、靴のサイズやデザインに合わせて高さを変えられるようにひと工夫。素材は軽量のシナフラッシュを採用して、動かしやすくした。扉は通気性のよいハーフルーバーの折れ戸を採用し、においや湿気がこもらないように配慮した。

 
●情報は、FRaU2017年10月号発売時点のものです。
Photo:Hirotaka Hashimoto , Yusuke Miyake , Tada(Yukai), Yumiko Miyahama Text:Eri Nishimura , Hiromi Matsubayashi , Shiori Fujii

 
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