リノベーションをする際、予算が限られているのに広範囲に手をつけてしまうと、希望通りにならないことも……。よってオススメなのは、人気の「床」と「白壁」に+αのミニマムなリノベーション。少し変えるだけで雰囲気を変えることはできる!
 

お話を伺ったのは……
howzlife PR
山口裕子さん
不動産探しからリノベまで一括で行う。

Butter inc. 代表取締役
田中一央さん
店舗・住宅の設計・施工

 

予算の限られたリノベーションは
リビングメイン+キッチン少しが主流

画像1: 写真提供:howzlife

写真提供:howzlife

「マンションが古いと、設備を整えることにお金がかかったりします。トイレ、お風呂、洗面、キッチンの水回り4点を変えると、ざっくりとですが300万円くらい。予算が限られていて、かつ家のデザインを変更したい場合、すでに水回りが整っていることは大前提になります。物件的には築浅や、不動産会社が中古を買い取って設備等を整備して販売する再販物件は、予算をデザインに回しやすいです」(howzlife 山口裕子さん)

「やってしまいがちなことは低予算で薄く広くあれもこれも手をだすこと。この場合、ハイライトというかどこかに範囲を絞ることがとても重要です。結果、リビングの間取りを広げ、玄関からリビングまでの床と壁を新しくし、キッチンをオープンにするといった部分リノベーションが人気です。1回で完成させず、また余裕ができたら次を考えるというのでも。子供が生まれたらここを子供部屋にという計画があるなら、初回に下地だけ打っておくこともできる。下地があると後から壁を立てやすかったりします。そういったプランがあるなら最初に話していただけるとスムーズかと思います」(山口さん)

 

低予算でキッチンの
雰囲気を変える方法

既存のシステムキッチンを生かして
扉を交換し、囲いを新規で制作

画像: 写真提供:Butter inc.

写真提供:Butter inc.

「既存のシステムキッチンの扉を交換し、カウンターと囲いを新たに制作したもの。古く汚い状態を見ると、すべてを気持ち悪く感じてしまう方も多いですが、少し変えるだけで劇的に印象が変わります」(Butter inc. 田中一央さん)


既製品に囲いをつけることで
まったく違う印象に

「キッチンの吊り戸をとるだけでも印象が変わります。写真はすべて既製品のシステムキッチンに、囲いだけ制作したもの。予算がシビアな場合は、中身は一番安いグレードのものを使うという割り切りも必要です」(howzlife 山口裕子さん)

 

実録・75㎡のミニマムリノベ
が完成するまで

ミニマムなリノベーションは実際どうやってできあがっていくんだろう? 実例を施主側のSさん夫妻、設計・施工側のphyle、両者から取材した。

相見積もり(何社か同時に見積もりをとること)
って結局意味がありましたか?

Sさん夫妻(以下)「同じ家なのに、こんなところにアーチを作る会社もあるのか、っていう発見はありました(笑)。実際はphyleの2人にお会いして、夫婦ともに合うものを感じてすぐ決めました。何度も打ち合わせすることになるので、センス、人柄ともに合わないと辛いと思います」

phyle(以下)「すぐ決めてくれたので、僕らもすぐ取りかかることができました」


最初の打ち合わせのときに
はっきりさせておくといいところ

画像: 最初の打ち合わせのときに はっきりさせておくといいところ

「Sさん夫妻がやりやすかったのは、最初から予算も範囲も明確だったこと。予算が限られている場合、範囲を絞るのはいいリノベをするためにとても大事。僕らとしては1点集中して、しっかりとリビングとキッチンだけは雰囲気を変えて、後はやれる範囲で扉を塗ったり、ここは既存生かしでとか提案していきました」


インテリアを想定しつつのリノベとは

「置きたい家具やラグがいろいろとあって、それが映えるちょっとユニセックスなシンプルがいいなっていうのはありましたね」

「家具の話は最初からされてましたね。何回目かの打ち合わせのときに、もともと住んでいるお宅にうかがったんです。それをもとに次の家ではここに絵を飾っていきましょうとか、プランが膨らんでいった感じです。今の家の情報って本当に大事。キッチンの高さが合っているかとか、基準になりますから」


Sさん夫妻の希望と、リノベの結果

画像: Sさん夫妻の希望と、リノベの結果

「和室をつぶして大きなリビングに。床は無垢に。あとはキッチンを拡張できたら最高だ、と。確かに小さくて使いづらそうなキッチンだなと思いました。そこで動線を変更してスペースを広げ、吊り戸をとって開放感をプラス。カウンター代わりの収納棚はどちらからでも開けられるようにしてあります。また、天井は当初、そのままをおすすめしていましたが、背の高いSさん夫妻の希望により、解体途中ではがすことに。それによりダクトは見えてしまいましたが、高さは出ましたね」


センス合う合わない問題。例えば空間に
効いているシンプルなグレーのドア

「ドアは塗ってるだけです。なのではがれることもあるんですよ。かなりコストは抑えられるけれど、そのリスクを許容できるかどうかはお客さんによりますよね。ドアはもともと赤でしたが、好みからハズれない程度の色を僕らがまず何色か選んで、そこから決めてもらった感じです。床も同様で、予算にはまる、平米単価(㎡/円)で言ったら±1000円くらいの幅の中から選んでもらいました」

「そもそも提案してもらう中に好みのがあるかってことはとても大事ですよね」


●情報は、FRaU2017年10月号発売時点のものです。
Photo:Satoshi Nagare(beforeを除く)

 
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