知ってた? ヨーロッパでは膣ケアを行うのはもはや常識で、日本は膣ケア後進国。膣のゆるみや腰痛、冷えなども、実は膣まわりの老化が原因のひとつ。今まではどこかタブー視されていた “膣まわりのお手入れ” について科学的に検証!

デリケートゾーンはケアをしないと干からびるという衝撃の事実。でも安心して。お手入れをすることで肌や心に美容効果が得られるから。
 

お話を伺ったのは……
助産師・鍼灸師・看護師 
たつのゆりこ先生
助産院「Be born」院長。写真は監修を担当した『ちつのトリセツ 劣化はとまる』(径書房)と、おすすめのアフターバスオイル(たかくら新産業)、マッサージ用オイル(リム・サプライ)

 

あなたの膣は冷えてない?

現代女性はストレスフル。しかも睡眠時間が短く、食事の時間もまちまちなど、生活サイクルが不規則な人が多い。これらはすべて、デリケートゾーンの冷えを引き起こす原因なんだとか。書籍、『ちつのトリセツ 劣化はとまる』の監修を務めたたつのゆりこ先生はこう、警鐘を鳴らす。

「過度に緊張したり、ストレスにさらされることで特に膣内は冷えます。下腹部が冷たい人は、要注意。そしてそれが続くと、さまざまな弊害が起こる。膣内は冷えると乾燥しやすく、カチカチに硬くなります。その状態ではセックスをしてもオーガズムを得ることはできないし、中には性交痛を感じるひともいます。さらに、生理不順や生理痛、頭痛や肩こり、中には20代で出産経験もないのに、骨盤底筋が衰え、便秘や尿失禁などに悩まされる人も。肌荒れや乾燥など美容面にも影響が出てきます」

膣冷えチェックリスト
☑ PC、スマホをよく見る
☑ 夜型生活
☑ ストレスや緊張を強いられることが多い
☑ 冷え性
☑ セックスレス
☑ 砂糖をとりすぎている
 
現代女性ならほとんどの人が、思い当たるものばかり。この中で1つでも当てはまれば、膣が冷えてる恐れあり!

 

膣はケアしないと老化する

さらに、デリケートゾーンはケアを怠るとどんどん劣化するという衝撃の事実が。

「顔と同じ。年齢を重ねること、そして正しいお手入れをしないことで乾きやすくなる。そもそもデリケートゾーンは粘膜ですから、本来はしっとりしているべきパーツなのです。だから、潤いが失われると萎縮して硬くなり、色素沈着だって進みます。膣周辺にある大陰唇や小陰唇もしぼんで、黒ずみ、シワシワに。さらに、嫌な匂いを放つようになってしまうのです。日本人女性には、自分のデリケートゾーンの状態を把握していない人が本当に多い。目尻の小じわを気にするように、膣まわりのアンチエイジングにも興味をもっと持って欲しいですね」

なんという恐ろしい話! このような劣化を避けるためには、“洗う” ケアの見直しが有効だと先生は語る。

「全身用のボディソープでゴシゴシ洗うのは間違いです。デリケートゾーン専用のソープで優しく洗いましょう。そして、入浴前にはオーガニックセサミオイル(肌用)など、肌にのせても安心安全なオイルを使った膣口周辺や大陰唇、会陰(膣と肛門の間の部分)のマッサージが効果的。オイルには保湿効果とクレンジング効果があるので、汚れを落としつつ潤いを補給することがきます。その後、ゆっくり湯船に5分以上浸かりなで洗いをすればデトックスされるし、冷えも乾きも改善されます。忙しくてできない場合は、湯煎で人肌に温めたオイルをコットンに染み込ませて会陰部分に置く “オイル湿布” を。そのまま下着をつけて眠ってしまえば、翌朝には膣周辺がフワフワに変化しますよ。そして膣も正しくケアしてあげると、潤って柔らかく、ぷりっとした弾力に富んだ状態になります。そうなると俗に言う、“締まりの良い” 状態になり、パートナーとのセックスも充実しますよ。ただし、これらのケアは決して無理して行ってはいけません。生理が始まってからの3日間や体調が悪いとき、膣周辺に炎症などがある場合はケアをお休みしましょう。忙しいのに毎日行う必要もありません。あくまで、ストレスにならないように、できる範囲でOKです」

 
歯を磨くのと同様に
デリケートゾーンも正しく洗おう

「大陰唇と小陰唇の間には恥垢が溜まるし、トイレットペーパーのカスが残っていることも。専用ソープの泡を手の平にのせてデリケートゾーンに添え、優しく前後させて。指で軽くひっぱってヒダの間まで洗うこと!」

 
ピュビケア オーガニック
フェミニン シフォン ソープ

各220ml¥2100/たかくら新産業

経皮吸収しやすく敏感なデリケートゾーンを優しく洗い上げる弱酸性の専用ソープ。オーガニック認証取得済み、天然素材100%の安心処方。リラックス効果の高い香りも魅力。

 

膣健康のためにも
セックスはした方がいい!

そしてなんと膣の劣化を防止するためには、セックスが役立つという。

「医者も薬もない昔は、夫婦間のセックスは健康のためにすることでもあったという説があるくらい、セックスと健康とは、密接な繫がりがあります。東洋医学でいうところの “気” の流れもよくなりますし、セックスで膣内部や会陰を刺激することには、絶大なマッサージ効果があるから。凝り固まっている筋肉をほぐし、血流をアップ。劣化を引き起こす冷えも解消し、膣内部も弾力に富んだ理想的な状態になるのです。ちなみに、例えば正常位オンリーといった、ワンパターンなセックスでは効果が半減してしまいますよ。様々な角度、場所を刺激することが大事なので、1回のセックスで、いくつか体位を変えることがポイント。ちなみに、ちゃんと服を脱いで行うとさらに効果が増します。生殖器と脳は繫がっているので、自律神経が整って肌ツヤがよくなる。さらに、心を穏やかにするホルモン、“オキシトシン” が分泌され、ストレスが緩和されて気持ちも軽やかに」

膣って想像以上に、女性に多大な影響を与えるパーツ。正しくケアしてあげれば、様々な悩みが改善するし、若くもいられる。今こそ、自分の膣とちゃんと向き合おう。

 
生殖器と脳は繫がっているから
膣が柔らかい=ストレスがなくなる

「東洋医学の “経絡” の考えに基づくと、生殖器と脳はお互いが影響しあう、密接な関係。例えば、頭皮マッサージを受けると膣もほぐれて柔らかくなり、膣のコリがほぐれると自律神経が整いやすくなるといった具合に」

 
●情報は、FRaU2017年11月号発売時点のものです。
Illustration:Masami Ushikubo Text:Chiharu Nakagawa Composition:Shiho Kodama

 
▼こちらの記事もチェック!

コメントを読む・書く

This article is a sponsored article by
''.