数々の有名女優や時代を彩るトップシンガーからのご指名が絶えない、日本を代表するヘア&メイクアップアーティスト黒田啓蔵さん。20代から60代までの美しい女性たちが、黒田さんのメイクに魅了される理由は?

そのテクニックを探るべく、ライター前野が取材に伺ったところ、なんと実際にメイクにしていただくという、私の美容ライター人生において最も光栄な展開に。

そこで体験したのは、“技のデパート” ともいうべき華麗なるテクニックのオンパレード。黒田流「女優メイク」の後半は、その目からウロコのスゴ技のBEST3を紹介!

 
▼ベースメイク編はこちら!

 

第3位:悲しきアゴ下肉を
目立たなくするシェーディング

輪郭の骨の裏側に入れる!

画像: 輪郭の骨の裏側に入れる!

「ここの肉がたるんでいると老けてみえるんですよね……」とつぶやきながらフェイスラインの骨の裏側にシェーディングを入れていく黒田先生。シェーディングって頬骨の外側に入れるもんだと思っていたら、巨匠は完全に顔の裏側にいれていらっしゃいました!
 

画像: 黒田さんのメイクボックスには意外なプチプラ系コスメも。

黒田さんのメイクボックスには意外なプチプラ系コスメも。

そして使っていたのはメイベリンのフェイスステュディオ Vフェイスデュオパウダー。こちらの2色を大きなブラシでくるくと混ぜ合わせ、サッササッサとリズムよく裏側に。最後に私の溜まったアゴ下肉の部分に、まるで猫のノドをゴロゴロするかのように集中的に色をのせ、完成!

 

第2位:眉は必ず3色以上使う!
それが自然に仕上げるコツ

顔色が悪い日は仕上げに赤みパウダーを

メイクの中でも最難関と言っていい眉。

「眉は顔の中で厚みのある部分。ワントーンで仕上げると、どうしても “描きました” 感が出てしまうんです。逆に2色か3色くらい使って描くようにすると、不器用な人でも自然と立体感を演出できますよ」

眉のフォルムはその人に合った形やトレンドがありますが、このルールは普遍的。

この日は2色のペンシルとパウダーの計3色を使用。どれも本当に軽やかで優しいタッチ。「スキンケアもメイクも、普段もっと強いタッチでやっていました……」と話すと、黒田さんは「何かを塗ろうとか何かを描こうとか、意識しすぎなのかもしれませんね」と。その強いタッチが “not ナチュラル” な顔を作っていたかもしれないと反省。
 

画像: 顔色が悪い日は仕上げに赤みパウダーを

そして仕上げは少しマットな赤のパウダーを。

「今日はちょっと顔色が冴えないな……という日は、眉に赤みを足してあげるといいんですよ」

なるほど! 顔色がくすんでいる日は、つい頬のチークを濃くしがちですが、眉で赤みを指すという手があったとは! またしてもその発想とテクニックに感服したのであります。

 

第1位:目の下のクマを飛ばす
必殺ドゥ・ラ・メール使い!

kobakoのハケブラシを使うのがポイント

画像1: kobakoのハケブラシを使うのがポイント

最も驚きのテクニックがこちら! 目の下に定着したクマは30代女子なら誰もが悩むエイジングサイン。でも変にコンシーラーを重ねると余計目立つし、崩れたときに悲惨になる……。
 

画像2: kobakoのハケブラシを使うのがポイント

でもこの方法なら大丈夫! まずはドゥ・ラ・メールのザ・コンシーラーの02というスティクタイプのコンシーラーを手の甲に取り、kobakoのハケ型ファンデーションブラシにたっぷり含ませます。このアイテム&ツールのコンビネーションも通すぎる! 黒田さんに「意外なアイテムの組見合わせですね」と尋ねると、「いろいろ試したんだけど、ベストがこれだったんだよね」と一言。
 

画像3: kobakoのハケブラシを使うのがポイント

そしていよいよ! まずは鼻筋にすっと光をいれ、そのまま涙袋の下から頬骨部分にブラシを寝かせるようにして、サッサと手早く光のヴェールをかけていきます。これだけで、私の目元に長年定着したクマ&くすみがどんどん晴れ渡っていく! 目の下が終わると、そのまま眼輪筋(目を囲む筋肉)に沿うようにして、目の周りをぐるりと1周。

そうして鏡を見ると、ナチュラルに肌全体が発光していて、“生まれつき美肌” な雰囲気が完成している! あまりの顔の違いに驚きを隠せず、ややコーフン気味の私。「消しゴムみたいにいろいろ消えていくから楽しすぎてやりすぎちゃいそう!」と言うと、「やりすぎは注意ですよ!」と先生。こうやって厚塗りモンスターは生まれていくのですね……。

 

2回にわたってお届けした本当の「女優メイク」。日本を代表するヘア&メイクアップアーティストである黒田さんのメイクは、やっぱり本当にスゴかった! そして指先のタッチやブラシの動かし方などは、やはりやっていただくことによって多くの発見があるということにも気づきました。

普段の自分のスキンケアがいかに雑で、かつメイクのタッチは繊細さに欠けていたことを反省。それにしても一番の驚きは、このメイクが全部で30分もかからないこと! この感動とテクニックが皆さんに伝わってるといいのですが……。

 

PROFILE

黒田啓蔵
10年間のサロンワークの後、ヘア&メイクアップアーティストとして活動を開始。以来、幅広い年代の女優、ミュージシャンに愛され続けている。著書に『黒田啓蔵の劇的!王道メイク』(ワニブックス)や『よみがえりメイク』(主婦と生活社)がある。

 
Photo:Kenji Sato Composition:Sachico Maeno

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