知ってた? ヨーロッパでは膣ケアを行うのはもはや常識で、日本は膣ケア後進国。膣のゆるみや腰痛、冷えなども、実は膣まわりの老化が原因のひとつ。今まではどこかタブー視されていた “膣まわりのお手入れ” について科学的に検証!

“名器” にするため膣の手術をしたエロの伝道師・岩井志麻子先生にその真相を直撃。いつまでも “現役” でいるための努力とは。
 

お話を伺ったのは……
岩井志麻子さん
1964年岡山県生まれ。少女小説家を経て、『ぼっけえ、きょうてえ』で’99年日本ホラー小説大賞受賞するなど受賞歴・著書多数。近著に『嘘と人形』(太田出版)

 

50代でも60代でも
汁気が多い女で居続けたい

本業は作家ですけれど、スケベを生業にしている私が性に目覚めたのは幼稚園生。隣接している小学校にあった登り棒なんですね。名付けて「登り棒太郎」。ある日めちゃくちゃ下半身に力を入れて登り棒太郎にしがみついたら、あの絶頂感が膣に起こったんですよ。その時、すっごく気持ちがいいけど、これは絶対に人に喋ってはいけないぞと悟ったんです。親にも言えない、先生にも言えない。この快感は秘密やと。面白い遊びを見つけたら「みんな聞いて」って友達に教えるんだけど、なぜか本能的に分かったんですね。

そんな私ですが、これまであまり名器に関しては深く考えたことがなかったんです。自分が名器かどうかも追求しませんでしたし、ヤってきた男にも、性器を褒められもけなされもしてこなかった。無頓着といえば無頓着。だけど2013年頃でしたかね、とある女性誌から「志麻子さん、名器手術を受けてみませんか」と依頼がきたんですよ。

話を聞いてみると、包茎手術の専門医として名高い本田昌毅先生が女性器も手掛けるようになったと。膣に注射をするだけで名器になれる「Mショット」という施術があるらしい。志麻子さんにはその体験談を記事にしてほしいから、モニターとして無料でよろしいよと言うんです。

 
都市伝説のように感じていた “名器” が、突如として私の中に内蔵される機会が巡ってきた。こりゃもうやるしかないと、本田先生のクリニックへ早速カウンセリングに行きましてね。そこで先生が仰ったのは、「あなたの気持ち良さが優先か、男の気持ち良さが優先か」ということ。日本人の女はほぼ全員が「男が喜ぶ方」を選ぶそうなんです。やっぱりおもてなし民族。これ、ラテンな女だったら「私が気持ちいい方」っていいますでしょ。ちょっと感動してしまいましたよね。

それで私も「男が喜ぶ方」って言っちゃったんです。日本人ですねー。もちろん「お互い気持ちいい」に越したことはないですよ。でも例えば美容整形にしても、「見た目を若く、美しく」というのはオススメしないそうなんです。「今の顔10歳若返らせる」か、「今の年齢で年相応の美人にする」かを選択した方がいい。どちらかに重きを置いた方が何事も上手くいくんですよ。考えたら男がちんこに真珠を入れるのも、本人がどうこうではなく、女をヨガらせたいんだから、国民性なんでしょうね。

施術内容はヒアルロン酸の注射で膣内にボコボコをつくり、人工的かつ健康的に「数の子天井」を生み出すというもの。麻酔も打っているし痛みには個人差がありますけど、決して無痛ではない。でもたった5分程度の注射で、幻の数の子天井が自分に形成されたなんて感慨深いですよ。
 

画像: 50代でも60代でも 汁気が多い女で居続けたい

Mショット手術とは 
Gスポットにヒアルロン酸を注射して名器を作る手術。女性がオーガズムを感じる膣の中のGスポットに、ヒアルロン酸を注入して隆起させる施術のことをGショットという。こちらが女性側の感度を上げる目的で行われるのに対し、膣全体を隆起させ “名器” をつくりだすMショットは男性側の感度を上げる。岩井さんが受けたのはMショット。

 
兎にも角にも名器の持ち主となったわけですが、モニターですし男と試さなければならない。しかもお初の男ではダメなんですよ。最初から名器だと思われてしまうので、過去の私を知る男である必要があったんですね。

真っ先に思い浮かべたのは、現在の夫である18歳年下の韓国人ジョンウォンくん。そしてベトナムに住む長年の愛人、プラス少々。彼らには施術のことは黙ってハメましたよ。先入観を持たれちゃいますから。そうしたらですね、何ということでしょう。全員揃って「志麻子は昔から名器だった」と言うんです。友達とよく「ちんこは思い出の中で大きくなる」って話してるんですけど、ほら、昔の彼のイチモツは振り返ると大体みんな立派になっていますしね。だから男の人にとっても、記憶の中での私は名器になっていたのではないかと。「締まりは思い出とともに深まる」というか。そんなはずはないのに、思い出の補正をしてくれているんですよ。

 

どんなに綺麗で若い女性にも
負けない自信を手に入れた

じゃあ実際にヤってみて、私自身はどうだったかというと、かなりよかった。「当たってる」とか、「イキそう」とか、今までよりはっきりくっきり分かる。ただこれは施術の効果はもちろんなんですけど、精神的な部分に寄るところも大きいんじゃないかと思うんです。無料とはいえお金のかかることをして、注射までチコチコ打ったんだから、良くなっていないと困る。濡れる濡れないって身体の反応もあるけれど、心もどうしてもありんすよね。自慢でもなんでもなく、私は挿入においてローションを使ったことがない。それは体質であって、歯医者でも「岩井さんって唾液が多いですよね」と言われるんです。まぁ全体的に汁気が多い人なんですよ。歯医者はね、「いいことなんですよ」って。唾液には殺菌効果があるそうで、要するに私は自分で自分を殺菌しているみたいです。

ちょっと話がずれちゃいましたけど、結局 “自信” っていうのがもっとも作用したんじゃないですか。だって施術の後、レストランや空港、駅なんかの、ものすごく人が大勢いるところにいて、どんなに綺麗な女、若い女、スタイルのいい女、男に囲まれている女がいようと、「一番の名器は私よ」っていう自信満々の自分がいるんですよ。銀座の仲良しのママさんが言っていたのは、顔立ちが整っているおどおどしたコより、多少顔に難ありでも「どやー!」みたいなコの方が、男からすると美人に見えるんですって。不意に来た宅配便も、どすっぴんの時はそそくさするけど、バチバチに化粧をしていたら「ありがとう♡」って受け取れたりする。それと一緒。自信は女性がいつまでも魅力的でいるために、あらゆる面で大切なんですよ。

 
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●情報は、FRaU2017年11月号発売時点のものです。
Illustration:Masami Ushikubo Text:Nao Omori Composition:Shiho Kodama

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