忙しい毎日を送るからこそ、帰って来たくなる食卓がある。もともと好みも異なるはずの二人が、同じように食べて暮らすのだ。キッチンや食卓には夫婦のカタチが見えてくるはず。今回は、結婚4年目の沼田さんご夫婦を訪問します!

 

今回のご夫婦は……

沼田健彦さん・真琴さん

画像: 健彦さんは奥様から教わった糖質制限を実践中とか。

健彦さんは奥様から教わった糖質制限を実践中とか。

2014年2月に結婚。夫・健彦さんはクラウドファウンディングの会社を経営、妻・真琴さんはライターとして数々の媒体で活躍中。猫の宮ちゃん(2歳)と三人暮らし。

 

みんなで一緒に作って、食べて
テーブルいっぱいの料理が
日々の楽しみ

画像: みんなで一緒に作って、食べて テーブルいっぱいの料理が 日々の楽しみ

夫の健彦さんは会社経営、妻の真琴さんはフリーライターとして活躍されており、お二人ともかなり忙しいはず。普段の食事や家事の分担はどうされているんですか?

真琴さん:「食事の支度は完全に私の気分ですね、作りたい時は週に何度も作るし、作りたくない時は全然。夏なんて月に一度あるかないかでした(笑)。週末くらいは作れたらいいなと思うんですが、出張などでどちらかがいない時もけっこうあるので」

健彦さん:「僕が作る時は自分の分だけですね。人に作るのは嫌なんです、まずいと思われたくないので……。結婚するまでの10年ほどは一人暮らしでしたが、料理はいまだに苦手ですね。外食は多いほうだと思います」

真琴さん:「ほかの家事は、ゴミ捨てだけ彼と決まっていて、洗濯や掃除は “その時やれるほうがやる” って感じですね。洗い物も眠くないほうがやるし、猫の世話は二人で。あ、トイレを替えるのはいつも私かな」

 
お話を聞いていると、沼田家は “一人暮らしできる二人が一緒に住んでいる” という感じ。とくに決めていなくても自然と家事を分担できるなんて羨ましいです! ただ食に対する感覚については、夫婦間でいろいろと違いがあるのだそう。

真琴さん:「私の母は “テーブルが料理で埋まらないと嫌” というタイプで、量も品数もめいっぱい作る人なんです。そういう環境で育ったので、私も作る時はいろいろ作りたいんですが、それで夫婦二人分ってけっこう難しいんですよね。一度に作るとどうしても残っちゃうし、しかも私が、何日も続けて同じものを食べるのが苦手で。頑張っても翌朝までが限界。普段なかなか作る気になれないのは、あとで残るのが嫌、というのは大きいかも」

健彦さん:「逆に僕の母は料理があまり好きでなくて、週末は代わりに父が作っていたくらい。なので彼女のような、食卓はこうでありたい、という感覚はないですね。自分用に作るのは焼き飯とか炒め物とか、満腹になればいいって感じのメニューばかりだし、毎日同じものが続いても全然平気だし」

真琴さん:「育った環境の違いって、本当に大きいと思いますね。私も彼も三人兄弟なんですが、うちと比べると彼の兄弟はみんな痩せてる(笑)」

 
家族以外の誰かと一緒に暮らす時、味の好み以上にハードルとなるのがこの “相手と自分との『普通』の違い” なのかもしれませんね。そして沼田家では、たくさんのご友人の存在がこの解決に一役買っているもよう。夫婦二人でとる晩ごはんの回数は少ないものの、友人を招いての食事は普段からとても多いのだとか。

真琴さん:「うちがアクセスのいい場所にあることもあって、しょっちゅういろんな人が来てくれるんです。大勢いればたくさん作っても食べきれるし、一度にいろいろ食べられるのでいいんですよね。みんなで一緒に作ったり、時には友人がうちのキッチンを使ってあれこれ用意してくれることも」

健彦さん:「ひとり、多い時は週3くらいのペースで来ている子がいるんですけど、その子が以前 “インスタ映えしそうな献立” を考えると言い出して、唐揚げとオムライスっていう、まるで男子中学生みたいなごはんを作ったこともありました(笑)。案の定、全部食べきれなかったよね」

真琴さん:「でもそういう時なら、残っちゃってもみんなに持って帰ってもらえるしね。毎日は作らないのであまり倹約にはならないけど、その分、料理を作ること自体がひとつの楽しみになっている感じはありますね」

 
沼田さんご夫婦のようにそれぞれに生活スタイルのある二人なら、いっそ食事は家事からは切り離してしまってもいいのかも。ご友人たちとの賑やかな食卓について話す時の、お二人の楽しそうな様子が印象的でした!

 
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PROFILE

SHIORIさん
料理家。料理教室を主宰しながら、TVや雑誌などで幅広く活躍。11/15に『SHIORIの2人で楽しむ ゆるつま』(講談社)が発売予定。

 
●情報は、FRaU2017年12月号発売時点のものです。
Photo:Masaru Furuya Text:Megumi Yamazaki

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