幸せすぎて怖い
(30歳・既婚・会社員)

しょうもない悩みなのですが、聞いてください。旦那のことが好きすぎて、 もし旦那に何かあったらどうしようと考えてしまうんです。朝見送る時は “もし今日事故にあってこのまま会えなくなってしまったらどうしよう” と思ったり、ふと “不治の病にかかって私ひとり残されたらどうしよう” と思ったりして、感情的な日だとめそめそ泣いてしまうこともあります。

幸せすぎて不安なのです。禍福はあざなえる縄のごとしと言いますし、今が幸せだといつか不幸が起こるのではないかと思ってしまいます。真面目に生きていれば、不幸は起きないと思いますか?

 
◆夏木マリさんのアンサー

幸せ恐怖症の人って、いると思うの。だけど、「幸せすぎて不安」なのだという、その気持ちをきちんと受け止めることで、今そこにある当たり前の日常を大切にすることができるんじゃないかしら。

失って初めて気付く日常の幸福感とか、普通が一番ありがたい。って使い古された言葉だけど、本当にその通りなのだと思うんだな。幸福と不幸って、いつだって隣り合わせ。だからこそ、今感じている幸せを、思う存分かみしめてほしいの。どうか、幸せ恐怖症にならないでね。

私はね、安定とは程遠いこの仕事が、クリエイティブな日々が、すごく好き。ある意味すごく不安定な仕事だけど、不安定だからこそ現状に満足することなく、前に進める。そこが醍醐味って思うの。人間って、いつだって不安を抱えているもの。だからこそ、例えば仕事の後の1杯のビールが、あぁ幸せ! ありがたいなぁって思える。それだけで、十分幸せ。

どんなに真面目に生きていたって、災いは降りかかるかもしれないし、不幸なことが起こらない保証なんて、どこにもないじゃない? だからこそ、今の幸せを大切にする。そして、その幸せがあれば、きっとどんな不幸も乗り越えていける。そういうことじゃないかしら? 幸せを怖がって、今そこにある幸せを見失ってしまうようでは、本末転倒。だからどうか、幸せを怖がらないで。

 
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PROFILE

画像: ©HIRO KIMURA

©HIRO KIMURA

夏木マリ Mari Natsuki
今春、クリエイションを手掛ける「印象派NÉO vol.3」を東京・京都・パリにて公演。称賛を浴びる。音楽活動では、ライブハウスツアーを完走し、フェスに多数参戦。11/19には今年で4回目となる清水寺パフォーマンス奉納を予定。詳しくは、http://www.natsukirock.com

 
●情報は、FRaU2017年12月号発売時点のものです。
Text:Chisa Nishinoiri

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