ピンクピルボックストレイルの入り口は、道路沿いに唐突に現れます。「本当にこの道で合ってるの?」と半信半疑にならざるを得ない荒涼とした道をしばらく登って行くと、突如視界が開けるポイントが。目線を上げれば、真っ青な海と空がどこまでも広がり、その上に小さくピルボックスが見えるでしょう。頂上には、それまでのアースカラーの世界から打って変わって、鮮やかな色が溢れる世界が待っています。

 

本当にこれが登山口……!?

画像: 本当にこれが登山口……!?

ブルーとピンクの鮮やかなコントラストが、一度見たら忘れられないこの「ピンクピルボックストレイル」。目指すなら、カーナビに「Pu’U’Ohulu Kai」と入力を。島の西側に位置していて、ワイキキからは渋滞がなければ45分程度。レンタカーかツアーで行くのをおすすめします。

「Farrington Hwy」から「Kaukama Rd.」を右に入ってしばらくすると、車が路肩に止められているエリアに入り、そこに突如登山口があります。入り口と言っても看板などはなく、荒涼とした大地に人が一人歩ける程度の道ができているので、見逃さないように要注意。

 

登る時には、水と帽子を忘れずに!

画像: 登る時には、水と帽子を忘れずに!

この辺りは、登山客の車を狙った車上荒らしなども報告されているので、車に貴重品などを置いていかないように気をつけましょう。あとは日焼け止めと帽子、水分も忘れずに。一旦登り始めると、ピルボックス以外は、日差しを遮るものも、一切の人工物もありません。そこにあるのは、カラカラに乾いた褐色の砂や岩と、サボテンなどの一部の植物だけ……。こんなところで生きているなんて、サボテンの生命力の驚異を感じざるを得ません。

 

たまには目線をあげてみよう

画像: たまには目線をあげてみよう

でも、辛いばっかりじゃないんです。砂や石に足をとられないようにと目線を落としたまま進みがちですが、たまには顔をあげてみましょう。Maili地区の住宅街の向こうにMaili Beach Parkの海が広がります。一瞬ですが疲れがスッと抜けていくような、美しい景色です。

 

上のほうに小さく見えるピルボックス

画像: 上のほうに小さく見えるピルボックス

美しい景色の反対側、山の斜面に目をあげてみると、上の方に小さくピルボックスが見えます。「あそこまで登るのか……」と少し気が遠くなりますが、実際に登ってみるとそこまで大変ではないので心配しすぎないように! 

そもそも「ピルボックス」とは、戦時中に作られたトーチカのことを言います。見晴らしの良い場所に建てられているため、オアフ島にはほかにもいくつかトレイルコースになっているピルボックスがあるんです。

 

すれ違う人はローカル率が高め

画像: すれ違う人はローカル率が高め

「本当にこの道で合っているのかな」と心配しながらも足を進めていくと、向かいからほかの登山客が降りてきてホッと一安心。ローカルが多いのもこのトレイルの特徴です。この時も、健康的に日焼けした肌にブロンドヘアが美しい母娘が、爽やかに声をかけてくれました。

 

岸壁に根を張る木の陰でひと休み

画像: 岸壁に根を張る木の陰でひと休み

30分ほど歩いていくと、岸壁に白い根を張り巡らした立派な木と出会います。青々とした葉っぱを広げる姿は神々しさを感じるほど。久々の木陰に、ほっと一息。一休みにぴったりのスポットです。

 

ローカルは、赤ちゃんやペットも一緒

画像: ローカルは、赤ちゃんやペットも一緒

ハワイでトレイルをしていて驚くのが、小さな子どもを抱いた親やペット連れのファミリーが多いこと。一人でも結構息が切れるのに、小さな子どもを抱いて登るパワーには驚かされます。子どもやペットの水分補給も忘れずに!

 

少しずつ景色も変わっていきます

画像: 少しずつ景色も変わっていきます

足元を見続けていると景色の変化に気付けませんが、目線をあげると着実に登っていることに気が付くことができます。少しずつ見える景色が広がって、達成感を得ることで、「頂上まで頑張ろう!」と思えるはずです。

 

トレイルは自分との戦いです……

画像: トレイルは自分との戦いです……

一休みしたらラストスパート! まだカラカラの登山道は続きます。そろそろ足も疲れてくる頃なので、最後まで気を抜かずに、木の根や石に注意して進みましょう。それにしても、こんな場所でも植物が生きていることには感服します。

 

ピンクピルボックスまであと少し!

画像: ピンクピルボックスまであと少し!

ついにピルボックスが近くに見えてきました。まず最初に見えるのは、壁一面にグラフィックが施されているグレーのピルボックスです。お目当のピンクピルボックスはそのすぐ隣に。

 

この景色が見たかった……!

画像: この景色が見たかった……!

ついに、ピンクピルボックスに到着です。鮮やかなピンク色が目に飛び込んできた時には「ここまで登ってきてよかった〜!」とテンションも急上昇。このピルボックスは、乳がんのピンクリボン運動の啓蒙のためにピンク色に塗られていると言われています。思わず写真を撮りたくなること間違いなし! ですが、急坂に面した岩だらけの足元に要注意。記念写真の撮影は、慎重に。

 

見えるのは、青い空と青い海だけ

画像: 見えるのは、青い空と青い海だけ

ピルボックスの周りには、同じくトレイルを登りきった人々がその達成感に包まれながら寛いでいます。太陽の光は強いけれど、風が抜けて気持ちの良い場所です。

 

気持ち良い風が抜けるピルボックス内

画像: 気持ち良い風が抜けるピルボックス内

外と打って変わってひんやりと涼しいピルボックスの中。そこかしこに描いてあるグラフィックを眺めていると、世界中からさまざまな人が訪れていることがわかります。

 

ピルボックスから見える景色は……

画像: ピルボックスから見える景色は……

ピルボックスの中から見えるのはひたすら青い海! 窓のフレームの中に見える海は、写真や絵画のように美しくて思わずため息が漏れます。

 

ブルーのグラデーションに心奪われる

画像: ブルーのグラデーションに心奪われる

トレイルに登って高いところから見る海は、地上から眺めるのとはまた違った色合いをしていることに気が付きます。さっきまでの褐色の世界が嘘のようなブルーとピンクの世界は、頑張って登ってきたからこそ体験できるものです。

 

無事に車に戻るまでがトレイルです

画像: 無事に車に戻るまでがトレイルです

ひとしきり景色を写真に収めて、涼しい風に癒されたら、帰り道へと足を進めましょう。ちゃんと全員で車に戻るまでがトレイルです。気持ちも緩み、体も思ったより疲れているので、帰り道こそ足元に気をつけて帰りましょう!

 

「ピンクピルボックストレイル」
まとめ

1.登山客の車を狙った車上荒らしが頻発しているので要注意。

2.頂上は柵もない崖の上。写真撮影時には足元に気をつけて。

3.グーグルマップでは「Puu O Huku」と登録されている。

レンタカーがマスト。ワイキキから、渋滞がなければ45分程度の島の西側に位置します。登山口に面した道路に車を止めておくことになるので、必ず貴重品は持って登りましょう。日焼け止め、帽子、水も忘れずに。足元はスニーカーで、動きやすい格好で、両手が空くリュックやウエストポーチがおすすめ。カーナビに入れるなら「Pu’U’Ohulu Kai」。●87 Kaukama St, Waianae, Oahu, HAWAII

 
Photo:Mai Kise Text:Rio Hirai

 
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