「普段は離れて暮らしていても、お正月は年に一度、家族や親せきが集う特別な機会です。久しぶりに会うお義母様や身内の方へのお年賀なら、日ごろの感謝の気持ちと相手への思いやりを込めて。生命力あふれる青竹、常緑樹で神が宿るとされる松、干支やその年にまつわるお菓子など、お正月にふさわしいもの、この時季ならではの意味のある品を贈ります。相手の負担にならず、食べ物ならすぐにいただけるものがいいですね。

本来歳神様へのお供えものであったお年賀は、年始の挨拶に持参するものとして現在に受け継がれています。ですから高価である必要はなく、2000~3000円でも心の込もったものが適切。そして、たとえ3000円でも、その金額で買える最良の品を選ぶこと。質のよいものは食べておいしく、小物類なら愛でる喜びがあります」(野村紘子先生)
 

教えてくれたのは……
野村紘子先生
茶道や華道を通して日本文化の多くを学ぶ。それらを現代に取り入れた料理やおもてなしが人気。娘の料理家・野村友里さんが運営する「restaurant eatrip」にて、不定期で料理教室を開催。著書に『消えないレセピ』がある。

 

小さな松一本だけで
おめでたい空気が満ちます

景色盆栽 品品の
苔盆栽

画像: 左から・ヤブコウジ¥3500、はりねずみ¥6500、黒松¥4500、南天¥2500、ヤブコウジ¥3500/景色盆栽 品品

左から・ヤブコウジ¥3500、はりねずみ¥6500、黒松¥4500、南天¥2500、ヤブコウジ¥3500/景色盆栽 品品

モノトーンのモダンな鉢を合わせたシンプルな苔盆栽は、洋風のリビングにもすっとなじみ、小さな和の景色を作る。苔はいずれもアラハシラガゴケ。苔の緑色を保つには、窓辺に置いて直射日光を避け、十分に水を与え、霧吹きをして湿度を保つといい。

「手のひらに載る苔盆栽なら、場所を選ばず季節ごとの自然を取り入れることができます。黒松や赤い実をつけるヤブコウジはお正月飾りにぴったり。さりげなく日本ならではのしつらえを楽しめます」

 

お正月のお酒はすがすがしい青竹で

紫野和久傳の
青竹酒&醤 合鴨ロースセット

画像: 紫野和久傳の 青竹酒&醤 合鴨ロースセット

「青竹酒は、清浄で生命力あふれるその姿がお祝いの席にふさわしく、お酒に移る竹の香りも爽やか。一緒にお持ちするなら、お酒に合う一品、たとえば合鴨ロースを。『紫野和久傳』なら、お味、見た目の印象ともに間違いがありません」
 

画像: 左・やわらかく蒸し煮込みにし、旨みを閉じ込めた合鴨を、実山椒しょうゆ、和がらしとともに。「醤 合鴨ロース」¥6350 右・京丹後の伏流水で仕込んだ純米酒を青竹の酒器に移し、冷蔵庫で冷やして。竹猪口2個付き。「青竹酒」(4合)¥7500/紫野和久傳

左・やわらかく蒸し煮込みにし、旨みを閉じ込めた合鴨を、実山椒しょうゆ、和がらしとともに。「醤 合鴨ロース」¥6350
右・京丹後の伏流水で仕込んだ純米酒を青竹の酒器に移し、冷蔵庫で冷やして。竹猪口2個付き。「青竹酒」(4合)¥7500/紫野和久傳 

 

桐箱に入り、“松” の
ネーミングに惹かれて

御所 雲月の
小松こんぶ

画像: 桐箱1本(45g)入り¥1200/御所 雲月 ※たとう紙の袋入りや、梅びしお、じゃこ山椒とのセットもある。

桐箱1本(45g)入り¥1200/御所 雲月 ※たとう紙の袋入りや、梅びしお、じゃこ山椒とのセットもある。

京都の懐石料理店「御所雲月」で、懐石の流れの中から生まれた名品。旨みが濃厚ながらあっさりとした味付けで、山椒が控えめに香る。常温で3ヵ月日持ちする。

「上品なだしでやわらかく炊き上げた細切り塩昆布は、松の葉のように繊細。炊きたてのご飯はもちろん、和え物に、お茶請けにとさまざまに使えます。1つでも桐箱に入れてもらえ、おめでたい『松』の名がつくので、ちょっとしたご挨拶に重宝です」

 

この時季だけの味に「福」をプラス

とらやの
御題羊羹+福茶を添えて

画像: 吉兆である新年に降る雪のように、良いことが重なることを願って。御題羊羹「吉事の雪」¥1800/とらや(中形、1月中旬までの販売)

吉兆である新年に降る雪のように、良いことが重なることを願って。御題羊羹「吉事の雪」¥1800/とらや(中形、1月中旬までの販売)

「ようかんなら、やっぱり『とらや』。お年賀には新しい年の勅題(天皇が出す歌会始のお題)にちなんだ季節限定の味がおすすめです。手軽な中形サイズと、古くから平安を願う縁起物としてお正月に飲まれている『福茶』を添えて」
 

茶の葉の「福茶」。農薬不使用のほうじ茶、梅干し、結び昆布、黒豆を5セット分で¥800/茶の葉(1月上旬までの販売)

 
●情報は、FRaU2018年1月号発売時点のものです。
Photo:Naruyasu Nabeshima Edit&Text:Yukie Masumoto

 
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