その日、現在公開中の映画『MASTER/マスター』の合同取材日とあってスタジオ内はバタバタとしていた。そこにふらりと本人が現れ、撮影とインタビューが行われていく。その姿があまりにも自然体で、時間がないことを忘れてしまいそうなほどだった。そして帰りがけに、廊下で『オツカレサマデス』と一言。良い意味で驚くほど “ふつう” だからこそ、ふとした瞬間にのぞく憂いのある眼差しが心を摑んで離さない。

 

その瞳に見る憂い

画像: その瞳に見る憂い

この取材日の後日、某出版社の編集長が『正面から格好いい人が歩いてくるなぁ……』とぼんやり思いながら表参道の街中を歩いていたところ、不意に携帯を落っことしてしまったそうだ(決してわざとではない)。その時にさっと拾い上げ、「ハイ」と渡してくれた人が、カン・ドンウォンご本人。このエピソードだけでも、彼の人柄の良さが分かるはずだ。よく日本に来るそうだが来日時はどんな過ごし方をしているのか聞いてみた。

「滞在中、ホテルは寝に帰るだけがほとんどかもしれませんね。最近はショッピングはあまりしないので、青山や六本木よりも麻布十番や西麻布みたいな飲み屋が多いところによく行きます。いつも夕方から飲み始めて、夜ご飯を食べてからまた飲みに戻ることもあるほど。お酒は強い方で、大体ビールや日本の焼酎やワインですが、ウイスキーもたまに飲みます。

よくスナックにも行ってカラオケを唄ったりもするんですけど、日本の歌は山崎まさよしさんの『One more time, One more chance』が定番ですね。新海誠監督のアニメ映画、『秒速5センチメートル』の主題歌で知ったんです。あと安全地帯とか古い曲も好きですよ。今はRADWIMPSさんの『なんでもないや』を一生懸命聞いているけど、すごく難しいです(笑)」

 
ラーメン好きはファンの間では超メジャーな情報だけれど、「お蕎麦屋さんでもお気に入りのお店も何軒かあります。十割そばが好きなんですよね」とのこと。とにかくこの取材を通してカン・ドンウォンという人物にとって大事なのは、“食” だということが判明。

「一番好きなのは、デジクッパかな。豚肉の入った韓国の雑炊なんですけど、僕のふるさと釜山の食べ物なんです。あとはピョンヤン冷麺も大好物です」と、教えてくれた。

 
惚れ惚れするほどのスタイルの良さを生かして、モデルとしても活躍していた過去も。30代女性の好きなファッションについても質問してみた。

「実は10代~20代の頃はおしゃれな格好をしている女の子が好きだったんですけど、30代半ばを過ぎてみると逆になってきましたね。たくさんファッションを楽しんだ女性が、30代になって一周して落ちついた感じというか。無理することなく、その人ならではのファッションをしている人が好きです。だからスカートとかパンツとかはどちらでもOK。でもこれは、僕のかなり個人的な意見ですけどね(笑)」

 
もし日本でデートするなら、どんなプランが理想かと尋ねると「温泉に行きたい!」と即答。

「天然の温泉が好きで何回も行ったことがあります。最近は熱海や高知の温泉に行きました。ただ、結構熱いので長風呂は苦手かもしれません……。普通旅行に行くと男性は室内にいたがって、女性は外に出たがりますよね? でも僕は、どちらかというと外に出たい派。周りのごはん屋さんのリストをチェックして、気になるお店に美味しいものを食べに行きます。移動手段は車以外がいいですね。自分で運転するとお酒を飲めなくなってしまうので(笑)」と、やはり食が何よりも大事なようだ。

 

INFORMATION

『MASTER/マスター』
韓国で実際に起こった金融投資詐欺事件をモチーフに、イ・ビョンホン演じるカリスマ詐欺師、カン・ドンウォン演じる知能犯罪捜査官とキム・ウビン演じる天才ハッカーの騙し合いやアクションバトルが繰り広げられる。現在全国にて大ヒット上映中。

 

PROFILE

カン・ドンウォン Gang Dong-Won
1981年1月18日生まれ。韓国釜山出身。2003年のドラマ『威風堂々な彼女』で俳優デビューを果たす。同年の『1%の奇跡』ではドラマ初主演、また2004年には主演作『オオカミの誘惑』が大ヒットを記録し一躍スターへ。現在まで16作品で主演を演じ韓国映画界をけん引する俳優に。186㎝かつ8頭身というスタイルの良さから、過去モデルとして活躍したことも。

 
●情報は、FRaU2018年1月号発売時点のものです。
Photo:Kohey Kannno Hair:LEE SEON YEONG Make-up:AN SUNG HEE Styling:KIM HYUN HYOUNG Model:Gang Dong-Won Text:Kazuko Moriyama

 
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