ブランディングディレクター福田春美さんの連載、今回のゲストは、ネットショップ「北欧、暮らしの道具店」の店長を務める佐藤友子さん。北欧のライフスタイルに憧れてスタートしたという佐藤さんの仕事と愛用品についてうかがいました。

 

[福田春美 連載 vol.8]
今回のゲストは……

画像: 仕事の合間にコーヒーブレイクする佐藤さん。

仕事の合間にコーヒーブレイクする佐藤さん。

「北欧、暮らしの道具店」 店長 
佐藤友子さん
インテリアコーディネートの仕事を経て、2006年に兄の青木耕平氏と株式会社クラシコムを創業。2007年、北欧雑貨をはじめとする、暮らしの道具を取り扱うネットショップ「北欧、暮らしの道具店」をオープンし、店長に。次の展開を見据えて、さまざまな企画を考案中。

 

潜在的なニーズを探り
使える暮らしの道具を提案

画像: 右はウプサラエクビー社のマリ・シムルソンによる一輪挿し。左はスウェーデン製の豚の貯金箱。「目に留まることで心が潤う」

右はウプサラエクビー社のマリ・シムルソンによる一輪挿し。左はスウェーデン製の豚の貯金箱。「目に留まることで心が潤う」

春美(以下):佐藤さんが最初に北欧に惹かれたきっかけを教えてください。

佐藤(以下):12年前、ストックホルムに行った際に、観光だけでなく、現地の方の暮らしぶりを間近で見せてもらう機会があったんです。平日は18時に帰って、キャンドルを灯して穏やかに過ごす。とても自然で無理がない生活スタイルが素晴らしいと思って衝撃を受けました。心の中で自分がイメージしていた理想の暮らし方はこんな感じかもしれないと。その時の感動がすべての原点です。
 

画像: 壁にかかった私物のポットマットは、スウェーデンのヴィンテージ。「かわいいけれどファンシーすぎない。遊び心がある色彩が好き」

壁にかかった私物のポットマットは、スウェーデンのヴィンテージ。「かわいいけれどファンシーすぎない。遊び心がある色彩が好き」

画像: 佐藤さんが愛用する「点と線模様製作」のハンカチとラトビアのカゴ。

佐藤さんが愛用する「点と線模様製作」のハンカチとラトビアのカゴ。

:今はインスタグラムのフォロワーが63万人と聞いて! すごいですね。

:ユーザーが毎日アクセスできて、本当に使えるものを選べるように、リアルな目線を忘れないように心がけています。
 

画像: 北欧にハマった当時買ったイリスハントバーグのブラシ。今では店のシンボル的なアイテム。

北欧にハマった当時買ったイリスハントバーグのブラシ。今では店のシンボル的なアイテム。

:商品化する際の検証にも、とても時間を費やしますよね。

:やはり道具は使ってこそ。みんなが使いたいと思うものを紹介する店なので、新しく商品を紹介する前に、何度も議論を重ねます。不快に思ったり、使い続けて違和感を感じたりすることのないように、事前の検証がとても大切なんです。
 

画像: 丸いフォルムが美しいカップは、人気の陶芸家・飯高幸作氏と一緒に作ったオリジナル。

丸いフォルムが美しいカップは、人気の陶芸家・飯高幸作氏と一緒に作ったオリジナル。

:新商品は発売開始早々に売り切れることもあると聞きました。

:買いたいと思ってくださるということは、お客様とのエンゲージメントが築けたという証拠。そこに共感や納得感、安心感を持っていただけないと数分で決済はできません。ユーザーは、潜在的なレベルで使っているもの、着ている服に違和感を感じていることがあるので「そうそう、こんなの欲しかった」と共感してもらえることこそが、この仕事の醍醐味です。そんな企画を発信し続けたいと思っています。
 

画像: 「北欧、暮らしの道具店」を運営する株式会社クラシコムでは、現在四十名弱のスタッフが働く。サイトアクセス数は、1ヵ月で160万強。現在は北欧以外の暮らしの道具、ファッションも取り扱う。洋服は2000~ 3000枚が1日で売り切れることもある。

「北欧、暮らしの道具店」を運営する株式会社クラシコムでは、現在四十名弱のスタッフが働く。サイトアクセス数は、1ヵ月で160万強。現在は北欧以外の暮らしの道具、ファッションも取り扱う。洋服は2000~ 3000枚が1日で売り切れることもある。

 

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PROFILE

福田春美 Harumi Fukuda
企業のプロジェクトをはじめ、ストアブランディング、インテリアスタイリングなど、ファッションからライフスタイル系まで、垣根を超えて幅広くブランドディレクションを手がける。趣味は料理と旅。最近は故郷・北海道の魅力にハマり、定期的に通い続ける日々。

 
●情報は、FRaU2018年1月号発売時点のものです。
撮影:若木信吾 Text:Chizuru Atsuta

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