長崎に来たのは『龍馬伝』以来、7年ぶりという蒼井さん。そのときは観光する余裕もほとんどなく、撮影の取材などで大浦天主堂を少し回ったくらいだったそう。けれどそもそもが福岡の出身。子どもの頃、家族旅行で長崎の街や五島列島は何度か訪れたことがあるそうだ。

「父方のルーツが五島列島だっていう話があって、島にあると言われていた祖父の実家を探す旅に出たことがあるんです。『入り江があって、入り江の向こうの友達を呼んだら声が聞こえたそう』くらいの話を頼りに、それらしいエリアを探して。道中、たまたま道を尋ねた人が、なんと親戚!で、意外とすぐに見つかったのでそんなに大冒険にはならなかったんですけどね(笑)。

昔は家族みんなで熊本や桜島など、九州はほぼ全部回ったんですが、大人になってからはあんまり行けてないですね。福岡に仕事で行ったときに地元に帰るくらいです。忙しくなればなるほど、旅行に行きたくなる傾向はありますけど、今回久しぶりに長崎に来て、やっぱり面白いなって思いました! 和華蘭文化と呼ばれる、日本・中国・オランダの文化が混ざってる感じがすごく分かったし、あと、初めて出島ってこれなんだ!って認識できたのも面白かったですし。車を運転するのが好きだから、次はレンタカーを借りてゆっくり訪れてみたいですね」

 

長崎孔子廟で海外気分を味わう

画像: ドレス¥81000、パンツ¥62000/タク&コー(ペレック)シューズ¥34000/マービン&ソンズ(ワイエムウォルツ)

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鎖国をしていた江戸時代に唯一外国との交易の窓口となっていた長崎。そのため、長崎は他県にはない、日本文化と西洋、中国の文化が混ざり合ってできた独自の文化を育んできた。日本=「和」、中華=「華」、オランダ=「蘭」。これらが融合した長崎独自の文化は「和華蘭文化」と呼ばれている。
 

画像: 長崎孔子廟で海外気分を味わう

なかでもここ「長崎孔子廟」は日本で唯一の本格的な中国様式の孔子廟。中国山東省の曲阜にある総本山にひけをとらない、伝統美あふれた儀門や大成殿など随所に中国の歴史と文化、伝統芸術の粋がちりばめられている。

また、大成殿奥の博物館には中国国内の博物館が提供する中国国宝級文物を常設展示しているため、日本にいながら中国に来たかのような気分が味わえる長崎の代表的な観光スポットのひとつだ。

長崎孔子廟
長崎県長崎市大浦町10-36
☎095-824-4022
開館時間:9:30~18:00(最終入館17:30)
 
博物館内は撮影禁止。入館料大人¥600

 
 
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PROFILE

蒼井優 Yu Aoi
1985年福岡県生まれ。2001年、岩井俊二監督『リリイ・シュシュのすべて』にてヒロインに抜擢され、スクリーンデビュー。2010年放送のNHK大河ドラマ『龍馬伝』では、長崎編にて隠れキリシタンの芸者・お元役を演じる。現在、新国立劇場 小劇場にて、フランスの劇作家ジャン・アヌイの代表的悲劇作品「アンチゴーヌ」に舞台出演中(1月27日まで。以後、松本、京都、豊橋、北九州で順次公演)。

 
●情報は、FRaU2018年2月号発売時点のものです。
Photos:Norio Kidera Photoretouch:Yosuke Mochizuki(tecono) Hair&Make-up:Taeko Kusaba Styling:Arisa Tabata Composition:Mayuko Kobayashi

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