佐賀県の唐津は、歴史ある海沿いの街。伝統ある建築物や唐津焼の窯元めぐりに呼子港のとれたて鮮魚。古きをたずねて、新しきを知る。そんな大人の旅が始まる。

唐津に来たからには、唐津だからこそ食べられるものを求めてしまうものだ。そんな旅人の期待に応えてくれるのが、ここ唐津であがった鮮魚を中心に近所の鮮魚店からネタを仕入れて提供する「鮨処 つく田」である。東京で食べられるものを出す必要はない。ここで振る舞われる、「つく田」らしい寿司こそ、粋な唐津の夜を締めくくるのにふさわしい。

 

土地の声を聞く
それが唐津流の寿司

鮨処 つく田

画像: 神社仏閣を専門に手がける建築家によるものという内装は、黒を基調にしたタイムレスな気品をまとい、ヒバの白木のカウンターを引き立てる。

神社仏閣を専門に手がける建築家によるものという内装は、黒を基調にしたタイムレスな気品をまとい、ヒバの白木のカウンターを引き立てる。

寿司屋の息子として生まれたものの、寿司の道を志したのは、24歳の頃だったという店主の松尾雄二さん。陶芸家・中里隆さんとの出会いをきっかけに、その後の修行先となる銀座の江戸前寿司店「きよ田」とめぐり会う。自身の店を持ったのは25年前というが、店内は全くその年月を感じさせない。
 

画像: 左から、唐津で揚がったばかりのヒラメ、エビ、イカ、サバの握り。お米も唐津産のコシヒカリを使用する。

左から、唐津で揚がったばかりのヒラメ、エビ、イカ、サバの握り。お米も唐津産のコシヒカリを使用する。

現在は修行中の息子さんと奥様と営む「つく田」で扱うのは、唐津で手に入るものを中心に、長年の付き合いで信頼関係を築いた近所の鮮魚店から仕入れる旬の魚たちだ。
 

画像: 握るその姿も凛々しい、店主の松尾雄二さん。

握るその姿も凛々しい、店主の松尾雄二さん。

「ここには、マグロもコハダもないですよ。江戸前寿司の “魚に的確な手当てをする” という考え方は受け継いでいますが、表面だけを真似をするのは意味がないから」と松尾さん。
 

画像: アテの湯引きしたフグの酢の物は、土平窯の藤ノ木陽太郎さんの器で提供される。

アテの湯引きしたフグの酢の物は、土平窯の藤ノ木陽太郎さんの器で提供される。

使用する器もほとんどが唐津焼の作家さんが生み出したもの。そこにアテが盛られることで、空間として器も美しく完成する。
 

鮨処 つく田
佐賀県唐津中町1879-1
☎0955-74-6665
営業時間:12:00~14:00、18:00~21:00
定休日:月・火の昼
 
昼のおまかせは¥4500、夜はおまかせ¥8000~/¥12000~(つまみと握り)

 

▼前回の記事はコチラ!

 
●情報は、FRaU2018年2月号発売時点のものです。
Photo:Manami Takahashi Text:Tomoko Ogawa

This article is a sponsored article by
''.