次々と誕生するニューオープンのレストランもいいけれど、何十年、何百年と続く名店にはそこにしかない特別感が存在する。料理ひとつとっても、誕生秘話やその料理にまつわるエピソードなどを聞けば、より美味しく味わえるにちがいない。味わいはもちろん、店の佇まいや器、サービスにも受け継がれる伝統を堪能できる洋と和の2軒をご紹介しよう。

 

クラシックな雰囲気の中で
“ごはんに合う洋食” はいかが?

資生堂パーラー 銀座本店

画像: 丁寧にこすことで透明な黄金色に輝く「伝統のコンソメスープ」(¥1230)。

丁寧にこすことで透明な黄金色に輝く「伝統のコンソメスープ」(¥1230)。

1902年、薬局の片隅で日本初のソーダ水や、当時まだ珍しかったアイスクリームの製造販売を行うソーダファウンテンとして誕生したのが始まり。1928年から本格的なレストランを開業し、10時間以上かけて作るコンソメスープをはじめとする西洋料理の草分け的存在に。
 

3代目総料理長の高石鍈之助によって考案されたミートクロケットは当時のレシピのまま。チキンライスをオムレットで包んで欲しいとゲストの声から生まれたオムライスは今や代表作だ。味に加え、うっとりするビジュアルの魅力も美を追求する資生堂だからこそ。
 

皮を煮出して作るシロップが爽やかな「アイスクリームソーダ(レモン)」(¥1130)。

画像: 吹き抜けの優雅な空間。

吹き抜けの優雅な空間。

資生堂パーラー 銀座本店
東京都中央区銀座8-8-3 東京銀座資生堂ビル 4・5F
☎03-5537-6241
営業時間:11:30~21:30(LO20:30)
定休日:月(祝日の場合は営業)
※価格は税込み・サ別

 

そば好きの江戸っ子に愛された
上品で真っ白な蕎麦を手繰る

総本家 更科堀井 麻布十番本店

画像: 看板メニューのさらしなそばに、小海老と三つ葉のかき揚げが付いた「かき揚げさらしな」(¥2080)。

看板メニューのさらしなそばに、小海老と三つ葉のかき揚げが付いた「かき揚げさらしな」(¥2080)。

江戸三大蕎麦とされる更科・藪・砂場の中のひとつ。麻布十番商店街に佇むこちらは、寛政元年創業で230年目を迎える。名物のさらしなは、蕎麦の実の芯の粉で打つ逸品。輝くような艶やかな白さで、古くは江戸城、皇室や宮家の御用達に。ほのかに漂う蕎麦の香りと甘み、優しい喉越しが特徴だ。
 

ほかに、自家製石臼挽き粉で打つ江戸前のもりと、蕎麦の実を殻ごと挽いた粉で打つ田舎風の太打ち、旬の素材を練り込んだ季節のかわり蕎麦(2月は春菊)を用意する。休日の昼下がりから蕎麦屋で杯を傾ける、なんて粋な時間を過ごしてみては?
 

画像: 立派な提灯と紺色の暖簾が目印。

立派な提灯と紺色の暖簾が目印。

総本家 更科堀井 麻布十番本店
東京都港区元麻布3-11-4
☎03-3403-3401
営業時間:11:30~20:30
定休日:1月1~3日、8月2~4日
※価格は税込み

 
●情報は、FRaU2018年3月号発売時点のものです。
Photo: sono(bean) Composition: Yui Togawa

 

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