アスリートはなぜ美しいのか? 才能があることはもちろん重要である。でも一番の理由は、そのスポーツを愛して、楽しんでいるからだ。そんな彼女たちの姿からは、きっと強く美しく生きるヒントがもらえるはず。

 

美しきスポーツ女子①
Florence Griffith=Joyner

「ランナーである以前に
私はレディーでありたい」

画像: Rauchensteiner / Augenklick / Zeta Image Florence Griffith-Joyner, hier bei ihrem  OLYMPIASIEG 1988 in SEOUL フードをかぶるユニークなスタイルもたびたび見られた。

Rauchensteiner / Augenklick / Zeta Image Florence Griffith-Joyner, hier bei ihrem OLYMPIASIEG 1988 in SEOUL
フードをかぶるユニークなスタイルもたびたび見られた。

フローレンス・グリフィス=ジョイナーは多くの人々に強烈な記憶を残している。とにかく彼女は強かった。ジョイナーが打ち立てた女子100mと200mの世界記録は、30年経ったいまも破られていないどころか肉迫する選手さえいない。

他を寄せ付けない才能を持つスプリンターであった一方、その個性的なスタイルで注目を浴びた。長く伸ばした爪は星条旗カラーに彩られ、長いソバージュの髪をなびかせて走る。鍛え抜かれた肉体に、片足だけのスパッツという奇抜なデザインのコスチューム姿。彼女はいつもこう話していたという。「ランナーである以前に、私はレディーでありたい」と。

アスリートとしての彼女のファッションは確かに型破りだった。けれど、アスリートであっても一人の人間としてオリジナルであること、強い女性も美しくあっていいということ、そんな、いまでは当然の認識を、自らの圧倒的な実力をもって世界に知らしめ納得させたのが、ジョイナーだったのだ。

 

PROFILE

フローレンス・グリフィス=ジョイナー Florence Griffith=Joyner
アメリカ・ロサンゼルス出身。フロー・ジョーの愛称で親しまれる。ソウル五輪後、29歳で引退。1998年、38歳の若さで心臓発作により急死した。陸上競技における女子100m(10秒49)、200m(21秒34)の世界記録保持者(2018年1月現在)。

 
●情報は、FRaU2018年5月号発売時点のものです。

 

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