美容業界でも数少ない男性編集・美容家の3人が集まって最新コスメをあれこれ語る新企画。化粧品を科学で斬るビューティサイエンティスト・岡部美代治さん、男性美容研究家の藤村岳さん、美容業界ン十年のFRaUプロデューサーの関龍彦が、スキンケアからボディ、フレグランス、メイクアイテムまで、経験と知識をもとに、これからの美容業界までを占う発表会レポート。

まずは、圧巻だったDiorの発表会についてレポート。

 

世界規模で展開する
Diorのアート展は圧巻!

:4月12日から21日までの間、表参道の「SO-CAL LINK GALLERY」で開催された「ディオール アート オブ カラー展」のプレ・パーティー。これは、2016年に刊行されたアートブック「アート オブ カラー」に掲載されているディオール ビューティの歴史や作品の展覧会で、世界で5番目に日本にやってきたんだね。

岡部:科学や歴史の展示会は増えてきた感じがしますが、美容関連の展示会も増えてほしいですね。そういう意味で、表参道でさっと立ち寄れて、しかもコンパクトながら充実した展示イベントは良いですね。
 

:会場には歴代のクリエイターたちの作品が並び、壮観だったなぁ。1967年就任のセルジュ・ルタンス、1980年就任のティエンの作品は、どちらも古さを感じさせないインパクトがあったし、現在、クリエイティブ&イメージ ディレクターを務めているピーター・フィリップスは、自分にとって大好きなアーティスト。10年前くらいの来日時にインタビューしたことがあるけど、作品から感じるのと同様、本人のキャラクターからも繊細な美意識を感じました。
 

画像1: 世界規模で展開する Diorのアート展は圧巻!

藤村:しかし、セルジュ・ルタンスの若い頃の圧倒的なパワーって本当にすごいな、とため息が漏れました。あの賑やかな会場でも、目の中に入ってくるとその世界にグッと引き込まれてしまいました。あれは見なくては、損です。

:ホント。「ヘアメイクアーティストになりたい!」「化粧品会社に入りたい!」など、ビューティ界に興味がある若い人にとっては、とても良い勉強の機会になるよね。

藤村:こういうアートとビューティの融合されたエキシビションを見ると「メイクっていいな」「女性がうらやましい」と素直に思いますね。純粋に美しさを追求できることって、幸せの象徴なんですよね、きっと。
 

画像2: 世界規模で展開する Diorのアート展は圧巻!

:会場では、傷めた腰の治療で病み上がりとは思えないほど、スーツ姿がパシッと決まっている♡岳くんに遭遇(笑)。

岡部:会場では関さんを見かけましたが、ものすごい人でしたね。岳くんはすれ違ったかな?

藤村:お褒めいただきまして(照)。実際、あのイベントが復帰第一弾でした。ただ、会う人にみんなに「Diorのスーツ?」って聞かれたのですが、そうでなくて、ごめんなさい(汗)。

 

新しいサプリやドリンクが登場
インナービューティも注目

画像1: 新しいサプリやドリンクが登場 インナービューティも注目

:次は「インナービューティ」モノ。江崎グリコのコラーゲンドリンクの発表会も興味深いね。コラーゲンドリンクはたくさん出てきているけど、この「ヘスペリジン&コラーゲン」は、機能性表示を取得した、日本で唯一のコラーゲンドリンクなんだね。食品メーカーとしての “意地” のようなものすら感じます。
 

岡部:江崎グリコといえば、「グリコーゲン」だとばかり思っていましたが、「α-アルブチン」を原料として供給していたとは知りませんでした。しかも最近よく耳にする血行改善の作用がある「ヘスペリジン」もそうだとは、ちょっと見直さなければと思いました。

:インナービューティドリンクも確実に進化しているよね。

岡部:えぇ。今回はヘスペリジンを組み合わせて日本初の機能性表示食品をコラーゲンドリンクとして開発したのは評価できますね。ヘスペリジンは今後もっと認知されるだろうし、みかんの皮から抽出されたポリフェノールの一種というのもイメージが良いし、血液循環に関する研究報告も多いので期待できる素材です。
 

画像2: 新しいサプリやドリンクが登場 インナービューティも注目

:同じタイミングで、資生堂の新しいサプリブランド「N.O.U」の発表会をしていたよね。残念ながら急用ができて行けなかったんだけど、どうだった? 

藤村:サプリメント先進国のアメリカ、しかもニューヨークを意識したと聞いて納得。元気の出るイエローのパッケージがまぶしくて、若々しい感じ。同社の「ザ・コラーゲン」の世界観とはまったく異なりますね。

:へぇ。サプリメント・リテラシーにおいては日本をグンと引き離しているアメリカの技術を取り入れたブランドなんでしょ? あと、「脳」と「腸」の相関にも注目したラインアップって、どういうことなの??
 

画像3: 新しいサプリやドリンクが登場 インナービューティも注目

藤村:腸と脳というコンセプトは、さすがという感じでした。ちょうどNHKの『人体』でも「今まで脳がすべての指揮系統を担っていたと言われていたけど、実は各臓器が直接ネットワークで繋がっている」というのを展開していましたよね。あの番組を見ていたおかげで、すんなり受け入れられました。

岡部:私はホリスティックという考え方を昔からとっていたので、今回の「脳腸相関」はとっても自然に受け止めることができました。そして、資生堂が肌と五感と脳についても研究し続けていたので、新しい切り口で応用したのだと理解できましたね。資生堂らしさも研究し続けているD-アミノ酸をしっかり応用しているので、この点は「さすが!」の一言。
でも、「N.O.U」というブランド名、なぜ “U” の後にドットがないのか聞き忘れてしまいました……気になります(笑)。

:商品は?
 

画像: 腸内の環境を整えるとして注目の「ラクチュロース」を配合し、腸と脳の相互バランスを整える。メインアイテムは「ザ・サプリ」。180粒¥5000(編集部調べ)/資生堂ジャパン

腸内の環境を整えるとして注目の「ラクチュロース」を配合し、腸と脳の相互バランスを整える。メインアイテムは「ザ・サプリ」。180粒¥5000(編集部調べ)/資生堂ジャパン

藤村:高純度DHAとEPA、イチョウ葉エキスは脳に、ビフィズス菌と相性のいいラクチュロースは腸にという「ザ・サプリ」が要のアイテム。そこに、粉末の「サプリ フローライザー」で腸内環境を整えたり、サケ鼻軟骨由来のプロテオグリカンを配合した「サプリ ジョイナー」でヒザ関節をサポートしたりする構成。

:「サプリ フローライザー」と「サプリ ジョイナー」は機能性表示食品なんだってね。

藤村:はい。デイリーに楽しめる「ヘルシー ビネガー」やルイボスティーの「ヘルシー ティー」などドリンク類も充実しています。

岡部:サプリの課題は「味」にあると思っているのですが、ヘルシービネガー(玄米黒酢)はおいしく元気になる酸味が良かった。飲みやすかったですよ。

:製品の販売だけでなく、ヘルシーライフに関するアドバイスもしてくれるんだよね。僕らの生活や美意識の変化にともない、必要なモノ、上手に取り入れる方法をアドバイスしてくれるというのは嬉しいなぁ。今後も成長が見込まれるジャンルだから、要チェックですな。

 

PROFILE

画像: PROFILE

岡部美代治 Miyoji Okabe
ビューティサイエンティスト。(株)コーセーの研究所を経て(株)アルビオンにて商品開発、マーケティングなどを担当。2008年独立し、現在は美容コンサルタントとして活動。商品開発、美容教育アドバイスなどを行うほか、講演・セミナーの依頼や雑誌取材なども多い。

藤村岳 Gaku Fujimura
男性美容研究家。編集者を経て独立。シェービングを中心に独自の理論を打ち立て、男性美容のパイオニアとして活動。テレビ出演のほか、講演、コスメ開発やマーケティングなども行う。スパ・エステについても造詣が深い。著書に『一流の男はなぜ爪を手入れするのか?』がある。サイトは、男性美容研究所。男性美容研究所:http://danbiken.net/

関龍彦 Tatsuhiko Seki
FRaU プロデューサー。講談社入社後、『ViVi』『FRaU』の編集者を経て『VOCE』創刊のため新雑誌準備室へ。2004年より6年間、同誌編集長。2010年より4年間、『FRaU』編集長。2018年より現職。ビューティ界の新サービス「BE-BANK」エグゼクティブ・プロデューサーも務める。

 
Illustration:YUGO. Composition:Mayumi Hasegawa

 

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