美容業界でも数少ない男性編集・美容家の3人が集まって最新コスメをあれこれ語る新企画。化粧品を科学で斬るビューティサイエンティスト・岡部美代治さん、男性美容研究家の藤村岳さん、美容業界ン十年のFRaUプロデューサーの関龍彦が、スキンケアからボディ、フレグランス、メイクアイテムまで、経験と知識をもとに、これからの美容業界までを占う発表会レポート。まずは、ハンドクリームで日本でも大人気のオーガニックブランド「ジュリーク」から。

 

「落とす」「洗う」
アイテムがさらに進化
心地よさにこだわった秀逸ライン

画像: オーストラリアの大地と自然、植物をギュッと詰め込んだクレンジング・ライン。アイテムごとに変わる香りも注目。 左から、リプレニッシングモイスト クレンジングローション 200ml ¥3800、ファーミング クレンジングオイル 200ml ¥3800、リニューバランス フォーミングジェル 200ml ¥3800、ラディアントグロウ フォーミングクレンザー 80g ¥3300/ジュリーク・ジャパン(2018年 7月1日発売)

オーストラリアの大地と自然、植物をギュッと詰め込んだクレンジング・ライン。アイテムごとに変わる香りも注目。
左から、リプレニッシングモイスト クレンジングローション 200ml ¥3800、ファーミング クレンジングオイル 200ml ¥3800、リニューバランス フォーミングジェル 200ml ¥3800、ラディアントグロウ フォーミングクレンザー 80g ¥3300/ジュリーク・ジャパン(2018年 7月1日発売)

:4月下旬に渋谷のTRUNK HOTEL(トランクホテル)で「Jurlique(ジュリーク)」のクレンジング・ライン発表会があったね。
 

:実はさ、不勉強でこのブランド名の由来を知らなかったんだよね。1985年、化学、薬草学に造詣の深い学者、クライン夫妻(写真は奥さま)によって生み出されたので、夫妻の名前であるJurgen(ユルゲン)とUlrike(ウルリケ)にちなんで「Jurlique」(ジュリーク)となったんだね。

日本でも人気の高いオーガニックブランドのひとつだけど、ナチュラル感とラグジュアリー感のバランスがいいよね。優しいけど安っぽくない感じ。

岡部:アルビオン時代からジュリークは知っていて、本社の近くにサロンがあったので、スタッフと一緒にお客としてちょこちょこ通ってました。自社のオーガニックファームでハーブを調達し、独自の抽出方法でエキス化するということは画期的だと思っていました。

:ブランドとして、「古代叡智と現代科学の融合」を目指していると説明があったけど、エキスを採取した後の植物を燃やし、その灰からもミネラル成分を取り出す「バイオダイナミック無農薬有機農法」を取り入れているあたり、かなり “意識高い系” といえるかも……。発祥の地であるオーストラリアのアデレートに、新工場もできるとか。

岡部:オーガニック・ブームになる前から当たり前のようにやっていたことにその実力を感じていましたし、現在も継続していることに同じ研究者として敬意を払っています。感触、機能も重要視していて、その点も高く評価しています。

藤村:「昔はよかった」とは言いませんが、白地にブルーのシンプルなパッケージの頃はよく使っていました。最近、とんとご無沙汰ですけど。

 

技術の進化を「見える化」した
実験タイムは高評価

画像1: 技術の進化を「見える化」した 実験タイムは高評価

: 7月1日発売の新製品は、クレンジング2種、洗顔料2種の計4アイテム。僕は基本、洗顔料だけ使うけど、夏とか肌が脂っぽく感じた時のケアとして、洗顔料の前にクレンジングを使うことはあるかな。岳くんはどぉ?

藤村:僕も同じく、メイクを落とすのではなく、洗顔で行き届かないところを週一メンテでクレンジングします。

:うん。スキンケアアイテムとしては、男性もクレンジングアイテムを使うのは “アリ” だよね。僕の場合はオイルクレンジングをササっと使うことが多い。毛穴までスッキリ、サッパリ(笑)。ゲストテーブルでは、各商品の性能を確認できる実験をしたね。
 

岡部:それぞれのアイテムの特性を理解するために、各テーブルで実験する企画もよく考えらえていましたね。特に、「ソープベリー(ムクロジ)」は、水を入れて振ると泡立つことを実験して、本当に名前の通り “ソープの果実” だとわかった貴重な体験でした。

:「リプレニッシングモイスト クレンジングローション」は、ロングセラーミルククレンジングの進化版。“ローション” と名がついてるけど、立派なクレンジングアイテム。セラムのような使用感が良かったな。「ファーミング クレンジングオイル」は、ブラックエルダー配合により、ハリや弾力アップも期待できそう。

岡部:「リニューバランス フォーミングジェル」は、ペパーミントリーフの働きで、ストレスによる肌バランスの乱れを整えてくれるジェルタイプの洗顔フォーム。

:「ラディアントグロウ フォーミングクレンザー」は、オーガニック自社農園で育てている、花びらが密集したローズの香りが素晴らしかった。落としモノ、洗いモノが肌悩みやニーズに合わせて選べるというのも斬新だったな。
 

画像2: 技術の進化を「見える化」した 実験タイムは高評価

岡部:初夏の暑さを感じる中での冷たいウエルカムドリンクはありがたかったですね。コンセプト成分のオーガニックハーブを気持ちよくいただきながら説明を聴くと、スーッと頭に残りますね。創業時から同じDNAを引き継ぐカレンドラとスピランティスなどが入った7種類のブレンドハーブ「セブンハーブミックス」を共通にして、さらに各アイテムの特性を引き出すハーブ立たせているという考え方は好きですね。美肌だけでなく幸せも呼び込みそうな気分になります。

 

人気ブランド「ボタニスト」から
夏を楽しむ限定品が登場

画像: 人気ブランド「ボタニスト」から 夏を楽しむ限定品が登場

:ジュリークを出て、岡部さんと一緒に近くの「BOTANIST(ボタニスト)」 へ。「ボタニカルリフレッシュシャンプー(モイスト/スムース)」「ボタニカルリフレッシュボディーソープ」「ボタニカルリフレッシュボディージェル」の夏季限定4品。最後のジェルは、ボトル内に浮かんで見えるリーフペタルシャワーが肌になじむと香りを発するんだって! 見た目も香りも “アガる” 系なアイテムだね。
 

藤村:お二人、仲良しですねえ(笑)。この日は取材で立て込んでいて、こちらも行けずに残念でした。なんだか楽しそうな雰囲気だったのですね。

岡部:自宅での涼しく快適なバスルームを視覚で感じさせるディスプレイが商品企画そのものを表していて素晴らしかった。新製品のコンセプトは五感で理解することが最も効果的ですからね。製品はどれも爽やかで、みずみずしい使用感。夏の暑さを吹っ飛ばしてくれそうでした。関さんが話してたボディージェルのリーフペタルは、見かけだけではなく、涼やかな香りでとても気に入りました。視覚、嗅覚、皮膚感覚に働きかけて夏をリフレッシュできますね。
 

:2階の「BOTANIST cafe」では、夏のリフレッシュメニューの紹介もありましたね。

岡部:味覚でも野菜と果物をふんだんに使ったカフェメニューが試食できて納得。まさに「BOTANIST リフレッシュシリーズ プレスパーティー」でした(笑)。

 

夏に役立つアイデア商品が
続々登場!

画像: 夏に役立つアイデア商品が 続々登場!

藤村:ジュリーク、ボタニストとは対照的ではありますが、「ettusais(エテュセ)」の展示会もおもしろかったです。気になったのが6月発売予定の「エテュセ オイルブクッロベース クール」。部分用化粧下地なんですけど、これ、夏のテカリ防止に最高! 限定品なので見つけたら早めにゲットしておくのがよろしいかと。

:既存品もあるけど、夏季限定品が登場したってこと? エテュセの商品ってアイデア商品が多いよね。それでいて価格がリーズナブルだし。
 

画像: 肌にのせるとひんやりとしたテクスチャーが気持ちいい。シーズンならではのアイデア商品。 写真右:「エテュセ オイルブロックベース クール」7ml ¥1200/エテュセ(2018年 6月14日限定発売)

肌にのせるとひんやりとしたテクスチャーが気持ちいい。シーズンならではのアイデア商品。
写真右:「エテュセ オイルブロックベース クール」7ml ¥1200/エテュセ(2018年 6月14日限定発売)

藤村:現行品のオイルブロックベースはテカリ・毛穴の修正液とうたっていて、そのヒンヤリタイプ。本当にテカリが一瞬で消えます。

:岳くんが言うと一気に興味がわいてくる(笑)。テカリに悩んでいる男性にも嬉しいアイテムかも。
 

画像: 毛穴や不要な角質をオフするミルク状洗顔料。キメの細かな濃密泡に驚き! 「エテュセ PケアウォッシュN」125ml ¥1500/エテュセ

毛穴や不要な角質をオフするミルク状洗顔料。キメの細かな濃密泡に驚き!
「エテュセ PケアウォッシュN」125ml ¥1500/エテュセ

藤村:あと、海外売上No.1の洗顔料の「エテュセ PケアウォッシュN」が逆輸入で日本に上陸します。ほんの少しねっとりとした濃密泡が立つのはお見事。これから毛穴が気になる時期、若い女性に大ヒットしそうです。

:へぇーー。

岡部:最近、毛穴ケアのセミナーを開いたのですが、多くの肌ニーズ調査で毛穴を気にしている人がシミに次いで2番目に多いです。それに伴い、毛穴ケアの取材が多いので、その商品はチェックしておきます。

:GW前だけど、どれも夏本番な気分にさせてくれる発表会でした。

 

PROFILE

画像: PROFILE

岡部美代治 Miyoji Okabe
ビューティサイエンティスト。(株)コーセーの研究所を経て(株)アルビオンにて商品開発、マーケティングなどを担当。2008年独立し、現在は美容コンサルタントとして活動。商品開発、美容教育アドバイスなどを行うほか、講演・セミナーの依頼や雑誌取材なども多い。

藤村岳 Gaku Fujimura
男性美容研究家。編集者を経て独立。シェービングを中心に独自の理論を打ち立て、男性美容のパイオニアとして活動。テレビ出演のほか、講演、コスメ開発やマーケティングなども行う。スパ・エステについても造詣が深い。著書に『一流の男はなぜ爪を手入れするのか?』がある。サイトは、男性美容研究所。男性美容研究所:http://danbiken.net/

関龍彦 Tatsuhiko Seki
FRaU プロデューサー。講談社入社後、『ViVi』『FRaU』の編集者を経て『VOCE』創刊のため新雑誌準備室へ。2004年より6年間、同誌編集長。2010年より4年間、『FRaU』編集長。2018年より現職。ビューティ界の新サービス「BE-BANK」エグゼクティブ・プロデューサーも務める。

 
Illustration:YUGO. Composition:Mayumi Hasegawa

 

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