ボンジュール! TOMOKO NOURRYです。今日は同じドローム県内にあるDie(ディー)という街に住む日本人の友達に会うため、小一時間ほどのドライブ旅へ。

ディーに行く前に、白ワインの産地として有名な、Chatillon-en-Diois(シャティヨン・アン・ディオア)にちょっと寄り道。ちょうど街中でブロカント(古物市)が開かれていたので、覗いてみることにしました。

 

週末のお楽しみは
青空の下でのブロカント

画像: 週末のお楽しみは 青空の下でのブロカント

多くのフランス人が日常的に実践していることと言えば、中古品や古物探し。屋外でのブロカントは、特に際立った観光スポットのない田舎では、夏に村の催しに合わせて開かれることが多く、ヴィッド・グルニエと呼ばれる素人によるフリーマーケットと共に、週末やバカンス時の一番の娯楽になっています。

古本、雑誌、マンガ、古い絵はがき、食器、古着、アクセサリー、チョコレートやビスケットの空き缶、手動のタイプライターやカメラetc。これらはどれもブロカントの定番だけど、中には明らかに壊れていたり、錆び付いていたり、「これは一体誰が買うの??」と思うようなガラクタもいっぱい。

たまたま掘り出し物に出会えたらラッキーだけど、こうしたブロカントを覗いて気づいたのは、売る側も買う側も「さあ、儲けてやろう」と張り切りモードなわけではない、ということ。適当に冷やかしながら、のんびりとした時間と空間を楽しむ、それこそが醍醐味なのでは、と思います。

 

モノを大切にする文化が
根付く国、フランス

画像: モノを大切にする文化が 根付く国、フランス

私はちょっぴり主張の強めなヴィンテージのアクセサリーが大好きなので、ついついそちらに目がいってしまいます。蚤の市やブロカント好きは行きだすとハマるらしい。だんだん目が肥え、「ここには何かある」と勘も良くなるらしい。でも、私がその域に達するまではまだまだ道のりは長い・・・かな?

フランス生活を経て感じたのは、この国には物を大切にする文化が根付いている、ということ。歴史あるもの、思い出がいっぱい詰まったものの美しさや温かさを感じる目を持っている。簡単には物を買わず(=たいていのフランス人はケチ、である!)今あるものを長く大切に使う。

ブロカントとともに、ブリコラージュ(日曜大工)がやたらと盛んなのも、既製品を買うのではなく、自分で作ることに価値を置くから。手作りや古物で日常生活に彩りを添える、そんな暮らしの知恵が日々の生活に溢れているのです。

 

ブルジョワ・ボヘミアンな街
シャティヨンをプラプラ歩き

画像: ブルジョワ・ボヘミアンな街 シャティヨンをプラプラ歩き

アルプスの前山地帯とされる地域に含まれるシャティヨン・アン・ディオアは、見渡すと高い山々やドローム川が流れ、初夏にはラベンダー畑が広がる自然豊かなエリア。古くから白ワインの生産地としても有名で、ワイナリー巡りも楽しめます。

噴水広場を中心に、まるで迷路のような可愛い街並み。暖かくなってきて、サイクリストやキャンパーたちも増えてきました。お金持ちの別荘地としても知られるこの街は、ちょっぴりブルジョワ・ボヘミアンな雰囲気もあり、ゆっくりカフェを楽しんだり、お散歩するのにピッタリです。

 

同い歳の日本人女将が
経営するレストランへ

画像: 同い歳の日本人女将が 経営するレストランへ

シャティヨンからほど近い、ディーは、スパークリングワインの産地としても有名な街。日本人の友人Mちゃんは、この街では知らない人はいないほど人気の日本食レストラン「Yamaneko」の経営者。ジャンルは少し違えども、異国で働く同じ「日本人女将」であり、同い歳とだけあって意気投合した彼女のお店でランチをすることにしました。

思わずキュンとしてしまうほど可愛いレストランの内装やインテリアも一から全て自分で作りあげたというパワフルなMちゃん。フランス人従業員たちを従え、テキパキと指示を出しつつ厨房で黙々と料理をする姿もカッコいい!

 

和食=ヘルシー!
BENTOブームは続く

画像: 和食=ヘルシー! BENTOブームは続く

久しぶりに食べた、日本人が作る和食(日本人が作る、というのが大事。なぜなら外国人が作るエセ和食がこちらでは多いので!!)。旬の食材を使った日本の家庭料理を目の前に、テンションが上がります。

フランスでは数年前から日本食ブームが続いていますが、中でもいろんな種類のおかずが楽しめる「BENTO」はとりわけ健康志向が高く、オーガニックやビオに目のないフランス人たちに大人気。パリやリヨンなどの大都市にはBENTO専門のショップもあるものの、田舎には当然、ありません。

だからこそ、日本の素晴らしき弁当というカルチャーを、こんな小さな街で流行らせたMちゃんはすごい。昼過ぎにはほぼ満席で、弁当をテイクアウトする人も。BENTO以外にアラカルトでオーダーした、かき揚げうどんや海老と蓮根のはさみ揚げも全ての味が繊細で大変美味しく、幸せな気持ちに満たされました。
 

Yamaneko(山猫)
9 Rue de l'Armèllerie, 26150 Die, France
☎+33 9 80 38 79 49

 

PROFILE

TOMOKO NOURRY
「エル・ジャポン」「エル・マリアージュ」のエディターとして奔走する約10年間の生活を経て、フランス人パートナーの住むインドネシアへ移住。2017年渡仏。パリでのマダムライフを夢見ていたものの、まさかのど田舎暮らし、ホテルの女将業を仕事とすることに。

 

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