ヒルトン・グランド・バケーションズ(以下、HGV)の日本初となるタイムシェア・リゾート「ザ・ベイフォレスト小田原・バイ・ヒルトン・クラブ」が、「ヒルトン小田原リゾート&スパ」の敷地内にオープンしました。

2018年 4月28日に先行オープンしたコテージ・スタイルのタイムシェア・リゾートを中心に、今後オープンを予定しているヴィラ・スタイルの魅力も含め、施設全体のデザインを手がけたデザイナーの橋本夕紀夫さんに注目ポイントを伺いました。

タイムシェア・リゾートとは?
HGVが展開するタイムシェア・システムとは、高級コンドミニアム・スタイルの部屋の所有権を1週間単位で購入する新しいバケーションスタイルのこと。
ヒルトン・グランド・バケーションズ

 

“この地だから” を意識した
小田原の自然と伝統を感じる場所

画像1: “この地だから” を意識した 小田原の自然と伝統を感じる場所

「ザ・ベイフォレスト小田原・バイ・ヒルトン・クラブ」では今回、最大6名まで宿泊できるコテージ・スタイルのタイムシェアリゾートが先行オープンし、2021年までに最大100のヴィラ・スタイルのリゾートを約59000㎡(東京ドームの約1.2倍)の敷地内にオープンする予定。日本初のタイムシェア・リゾートのデザインを手がけることになった橋本さんは、まず、そのロケーションに魅了されたそう。
 

橋本:「ザ・ベイフォレスト小田原・バイ・ヒルトン・クラブ」は、小田原でもとびきり豊かな自然に恵まれた高台にオープンしましたが、これぞタイムシェア・リゾートにふさわしい!と思わせてくれる最高の場所でした。なので、その素晴らしいロケーションをいかに活用するかということが最大の課題でした。

このタイムシェア・リゾートがあるのは、こんもりとした山の上なのですが、目の前に森があって、さらにその向こう側に海が広がっています。その景色は、ベイサイドにあるリゾートとも違うし、森だけを見ているのとも違う。箱根山麓の高台から相模湾を見渡すことで浮遊感を感じさせてくれる、すごく特別なロケーションなんです。

そんな自然を建物の内部にいても思いきり感じられて、なおかつ、外の自然と中のインテリアが繋がっていくようなデザインにしたいという思いで設計しました。

 
――デザインの中で特にこだわった部分を教えてください。

画像2: “この地だから” を意識した 小田原の自然と伝統を感じる場所

橋本:「室内にいても自然を感じられる」というデザインはもちろんですが、インテリアの素材としても海や森などの要素をたくさん取り込みたいと考えました。まず、小田原の海をイメージした波柄のタイルをオリジナルで作りました。何度も試作を繰り返し、サンプルを作り始めてから約1年もの月日をかけて完成させた特注のタイルは、キッチンや浴室内に使用しています。 

森のイメージは、まさに木ですね。木を素材として上手く使いたいと思いました。小田原の伝統工芸として寄木細工などもありますしね。森の豊かさを象徴する木材をデザインに活かし、近代と伝統が絶妙なバランスで折衷する内装を実現したいと思いました。
 

画像3: “この地だから” を意識した 小田原の自然と伝統を感じる場所

橋本:コテージの玄関からリビングルームへと通じる引き戸は、特殊な組子細工で作った扉で、一見すると扉というよりアートの見栄えです。1階にある和室のベッドルームの壁面は、木材を削って相模湾の波をイメージしたオブジェを作ったり、スタンドライトも匠の技で唯一無二の特別な形で作られていたり……。

扉の木も、ただのつるっとした木を使うのではなく、「なぐり」という手法で削り、テクスチャーを持たせています。これにより、木の持っている生命力や存在感みたいなものを素材として表現できるのです。随所にいろいろなデザインを施していますが、すべて小田原の海や森、伝統的な寄木細工をイメージして作りました。

 
――先行でオープンしたコテージ・スタイルと、これからオープンするヴィラ・スタイル。それぞれの特徴をお聞かせください。

画像4: “この地だから” を意識した 小田原の自然と伝統を感じる場所

橋本:コテージとかヴィラっていうのは、日常とは異なる非日常を楽しんでいただくものですが、「ザ・ベイフォレスト小田原・バイ・ヒルトン・クラブ」のコテージ・スタイルは2階建てで、「我が家」というイメージを与えます。家に近い形になっている分、家庭的な温かみや寛ぎが感じられる空間です。

一方、ヴィラ・スタイルは、ワンフロアで横長の建物になっていて、室内のどこにいても自然を感じられる造りにしています。そして、もちろんコテージ・スタイルと同様に、居心地の良さを感じ、ゆったり寛ぎを感じられる空間になるでしょう。

使っている素材には共通項がありますが、コテージ・スタイルは家で寛いでいるような感じで、ヴィラ・スタイルは森に抱かれているような感じ。そんな違いがありますね。

 
――これまで手がけられた数々のデザインと似ている部分はありますか?

画像5: “この地だから” を意識した 小田原の自然と伝統を感じる場所

橋本:素材にこだわるという点では共通していますが、表現の仕方はまったく違います。根底に流れる考え方は同じですが、見た目はまったく違う。

例えば、ザ・ペニンシュラ東京やコンラッド大阪は都市の中心にあるので、都会的なイメージを持たせていますが、「ザ・ベイフォレスト小田原・バイ・ヒルトン・クラブ」は “わざわざ足を運んで、自然を楽しむための場所” なので、小田原の自然の良さといったものを満喫できる空間にしています。

 
――FRaUのテーマは “旅するように、暮らしたい” です。橋本さんは、普段どんな旅に出かけますか?

画像6: “この地だから” を意識した 小田原の自然と伝統を感じる場所

橋本:日本だと、全国にある秘湯などを旅しています。昔から宿を営んでいる人たちが続けてきたところで、自然を満喫できる環境だったり、宿もそんなにすごい設えではないけど女将が温かいとか、そこにしかない味わいを愉しめる場所を探して行きます。

昔から自然と繋がることで実感される、根源的な良さのようなものを自分で理解し、それを違うデザインに活かしていきたいと思っています。

ラグジュアリーホテルなどの設計を多く手がけているからか、いつも良いホテルなどにばっかり泊まっているんじゃないかとか質問されます(笑)が、実は真逆です。どちらかというと、歴史の風化を経て今もなお、自然体で残っているホテルをちゃんと見ておきたいと思っています。

 

日本初のタイムシェア・リゾートで
自然と伝統を感じる上質な滞在を

画像: 日本初のタイムシェア・リゾートで 自然と伝統を感じる上質な滞在を

自然の素晴らしさや、古き良き宿の普遍的な魅力を知っている橋本さんが手がけた日本初のタイムシェア・リゾート。日々の喧騒から離れ、豊かな自然にゆったり包まれるような寛ぎを感じてみませんか?

 

PROFILE

橋本夕紀夫 Yukio Hashimoto

デザイナー。1962年愛知県生まれ。1986年愛知県立芸術大学デザイン学科卒業、1996年橋本夕紀夫デザインスタジオ設立。ナショップライティングコンテスト優秀賞、JCD優秀賞、 北米照明学会IIDA アワードオブエクセレンスなど、多数の受賞歴を持つ。現在、昭和女子大、愛知県立芸術大学 非常勤講師。主な作品は、ザ・ペニンシュラ東京、相田みつを美術館、BEAMS HOUSEほか。著書に『LEDとまげわっぱ - 進化する伝統デザイン』(六耀社刊)。
https://www.hydesign.jp/

 
Photo&Composition:Aiko Hayashi

 

▼こちらの記事もチェック!

This article is a sponsored article by
''.