美容業界でも数少ない男性編集・美容家の3人が集まって最新コスメをあれこれ語る新企画。化粧品を科学で斬るビューティサイエンティスト・岡部美代治さん、男性美容研究家の藤村岳さん、美容業界ン十年のFRaUプロデューサーの関龍彦が、スキンケアからボディ、フレグランス、メイクアイテムまで、経験と知識をもとに、これからの美容業界までを占う発表会レポート。

コロコロ美顔器で人気のMTGのリファブランドから新たな製品を発表したとか。早速、レポート!

 

MTGの最新カッサは
ちょいと大きめ&多面ギア

:この時期は秋の新製品発表会のラッシュだよね。昨年に比べ、開催日が若干後ろ倒しになっているけど、5月末から6月上旬はメイクの発表会がてんこ盛り。さて、皆さん、印象に残った発表会はありましたか? 「MTG」のリファブランドから新商品が登場したって?

藤村:輪郭スッキリといえば、MTGの「リファカッサレイ」。カッサはいままでもありましたよね。そこにエステティシャンの手技「ニーディング」と呼ばれる “つまんで” “流す” という動きもできるようになりました。この2つで筋膜リリースをサポートするというギア。
 

画像: 顔のたるみにアプローチ。面と線を使ってマッサージをおこないながら、立体的な小顔へ。リファカッサレイ¥23800/MTG(2018年 5月23日発売)

顔のたるみにアプローチ。面と線を使ってマッサージをおこないながら、立体的な小顔へ。リファカッサレイ¥23800/MTG(2018年 5月23日発売)

岡部:私もSMAS筋膜(表在性金膜で皮膚を支える土台となっている)に着目したのは、常に要所を研究し続けているからだと感心しました。この部分のアプローチはギアの物理学的なアプローチが的確ですからね。

藤村:毎度思うのですが、MTGは本当によく研究しています。あんなにハイペースで製品づくりをしているのに、個々の完成度が非常に高いというのは驚嘆に値しますね。

岡部:そしてこだわりのマイクロカレントもパワーアップさせたことが、キメ細かい進化ポイントだと思っています。

:確かに! 性能もすごいし、洗顔器の「リファクリア」あたりから、ルックスもシャープに、カッコよくなってると思う。最近の製品は防水加工だからお風呂での使用もOKなんだよね。

岡部:取説にあるいろんなフェイスケアがカッサひとつでできると明記。カッサの側面「クレセントライン」の頬のすくい上げは効果感十分でした。とっても気持ち良かったのはローラーの目元を上下に転がすケアで、疲れ目もすっきり!

藤村:持ち運びもしやすいから、これは出張などに必携するつもりです。

 

新製品の世界観をわかりやすく演出
発表会会場は……何と広尾のお寺!?

画像1: 新製品の世界観をわかりやすく演出 発表会会場は……何と広尾のお寺!?

:働き方改革が叫ばれている昨今ですが、「Celvoke(セルヴォーク)」の新スキンケアラインのテーマは「レステッドスキン(=休息肌)」でしたね。

肌の休息のため、ベースとなる水には「立山の温泉水」をメインに、「アルプス氷河水」や「ハマメリス水」などの自然の水を使用。心の休息にはラベンダー、ローマンカモミールなど天然の香料、エッセンシャルオイルをふんだんに配合。思考の休息のために「禅」のマインドを取り入れています。
 

:会場は、広尾の「祥雲寺」。「コスメの発表会に、なぜお寺?」と思ったけど、禅のイメージの演出だったんだね。坐禅を組んだり、お菓子とお抹茶をいただきながら商品プレゼンを受けたり。

ラインナップの中でも気に入ったのは、「レステッドスキン クリーム」でした。ホイップクリームみたいに軽いテクスチャーなんだけど、しっかり潤うし、ツヤも出る感じ。

岡部:招待状には「広尾の禅寺で座禅体験あり」と案内があったので、どんなコンセプトでどんな商品なのか、期待感いっぱいでした。雨も降っていたこともあるせいか、祥雲寺の山門をくぐった時に、俗世間の垢が洗い流された感じがしました。

:PRの皆さんには、素敵な和服姿でお迎えいただきました。艶やかでございました!

岡部:そして冒頭に始まる座禅体験に一同が座り、住職さんが座禅と体験について説明され、いよいよ座禅が始まると心がスーッと清らかになりましたね。聞こえるのは雨音、野鳥の声、自分の心音も新鮮な体験でした。

その後で茶室へ通されて、お茶菓子と緑茶をいただき、体の芯をスッキリ整えてからのプレゼンテーションは、コンセプトにピッタリとはまり、理解度高かったです。使用感も香りもコンセプト通り休息肌の穏やかでのびやかな肌を実感できました。

肌と心と思考の休息という理論を体感してもらう発表会の形式は、準備する方は大変でしょうが、やっぱりわかりやすいですね。PRの皆さん、一夜漬けとは思えないほどの所作で驚きました。
 

画像2: 新製品の世界観をわかりやすく演出 発表会会場は……何と広尾のお寺!?

岡部:座禅中は写真が撮れなかったので、プレゼンが終わってから再現写真を撮ってもらいました。
 

画像: 日々の忙しさから開放され、たっぷり休息をとったような肌に。セルヴォーク レステッドスキンシリーズ 全7品 ¥3200~6200/セルヴォーク(2018年 7月13日発売)

日々の忙しさから開放され、たっぷり休息をとったような肌に。セルヴォーク レステッドスキンシリーズ 全7品 ¥3200~6200/セルヴォーク(2018年 7月13日発売)

 

デジタルがどんどん進化
DHCの最新アプリで七変化

画像1: デジタルがどんどん進化 DHCの最新アプリで七変化

藤村:ド肝を抜かれたのが、「DHC」の発表会。“大人の綺麗” をかなえるプレミアムメークアップのラインが発表されたんですけどね。製品は色出しもよく、コスパもよくて、これは売れるな、と。

:うん。聞いた。今回の商品、良さげらしいね。
 

画像2: デジタルがどんどん進化 DHCの最新アプリで七変化

藤村:でもですね、もっとスゴイのがスマホのアプリの出来栄え。「DHCメークパレット」が素晴らしいの一言に尽きます。自分にこのメイクをしたらどんな顔になるのか? というカメラ系アプリはほかにもありますが、写真を撮ると今している自分のメイクをアプリ上ですっぴんにオフしてから色を乗せてくれるので、変に混じらない。しかも正面だけじゃなく、角度がついた顔まで確認できるんですよ!

:それは確かに素晴らしい! 10年以上前からメイクをシミュレーションできるアプリはあるけど、そこまでいくとだいぶ実用性があるよね! まわりにいるライターさんに聞くと、「メイクアイテムっていつも同じ色を選んでしまう」と言う人が多いんだよね。でも、これからスマホ上でメイクチェンジができる、しかも性能が高いんでしょ。チャレンジの幅もグッと広がりそう。

藤村:今のところフェミニン、エレガント、ドラマティックと3つのメイクをシミュレーションできます。そして、使ったコスメをそのまま買うこともできるというのだから、便利ですよね。このアプリの完成度は、ほかでは見られません。

岡部:完成度の高いアプリはメーカーを超えて広がると良いですね。各社独自のソフトウェアだけではもったいないといつも思っています。開発費はきちんと公平に出し合えるようにして。また、基本ソフトは共通で、色とかアイテムなどは各社がアレンジしたり登録できたりすると良いですよね。

 

PROFILE

画像: PROFILE

岡部美代治 Miyoji Okabe
ビューティサイエンティスト。(株)コーセーの研究所を経て(株)アルビオンにて商品開発、マーケティングなどを担当。2008年独立し、現在は美容コンサルタントとして活動。商品開発、美容教育アドバイスなどを行うほか、講演・セミナーの依頼や雑誌取材なども多い。

藤村岳 Gaku Fujimura
男性美容研究家。編集者を経て独立。シェービングを中心に独自の理論を打ち立て、男性美容のパイオニアとして活動。テレビ出演のほか、講演、コスメ開発やマーケティングなども行う。スパ・エステについても造詣が深い。著書に『一流の男はなぜ爪を手入れするのか?』がある。サイトは、男性美容研究所。男性美容研究所:http://danbiken.net/

関龍彦 Tatsuhiko Seki
FRaU プロデューサー。講談社入社後、『ViVi』『FRaU』の編集者を経て『VOCE』創刊のため新雑誌準備室へ。2004年より6年間、同誌編集長。2010年より4年間、『FRaU』編集長。2018年より現職。ビューティ界の新サービス「BE-BANK」エグゼクティブ・プロデューサーも務める。


Illustration:YUGO. Composition:Mayumi Hasegawa

 

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