柔らかい光がよく似合う。でも、光の中に生まれるふわっとした陰影もまた、大人だけに似合うそれだ。“生命力溢れる彼” との結婚から2年――。女優としての輝きがどんどん増しているのは、私生活の充実によるものに他ならない。一人暮らしから二人暮らしへ。余計な物を削ぎ落とした暮らしが、彼女の内面をますます豊かにしていく。

 

今よりいい条件のところが
見つからないから、引っ越さない
あまり焦らなくてもいいかなぁ、と

ラップドレス¥36000/エンフォルド パンツ¥22000/ナゴンスタンス リング¥130000/バーニーズ ニューヨーク カスタマーセンター(ジェシカ ビアレス) シューズ¥27500/アマン(ペリーコ サニー) ピアス/スタイリスト私物

風と光と緑。少し猥雑で、活気のある街の雰囲気――。

優香さんが、毎日の暮らしに求めるものは、とてもシンプルでナチュラルなものばかり。彼女が結婚したのは、2年前の6月のことだ。結婚するにあたって二人は、とくに新居を構えることをしなかった。優香さんが住んでいたマンションに、二人で暮らすことになったのだという。

優香:私と結婚する前に旦那さんが住んでいたのが、たまたま家具付きのマンションだったんです。オーナーさんが女性だったこともあって、調理器具や食器なんかも揃っていたから、旦那さん自身は、家具や日用品はほとんど持っていなくて。結婚して、彼が我が家に持ち込んだのは、衣類や趣味のもの以外は、マグカップとお箸ぐらいでした(笑)。

 
気ままなシングルライフから、愛する人との二人暮らしへ。インテリアに関して言えば、前からあったものをそのまま使っているため、「あんまり生活が変わった感じがしない」と優香さん。

優香:もともと、物持ちがいいってこともあるんですが、家具はとくに、長く使えるものを選ぶようにしているかもしれません。今使っているソファは、最初に一人暮らしを始めた27歳のときに買ったもの。もう10年愛用しています。お洒落な家具屋さんには一通り足を運んで、吟味に吟味を重ねて選んだL字形のソファです。当時はそれを置くだけで部屋がいっぱいになっちゃったので、その次にもう少し広い部屋に引っ越した時に、ダイニングテーブルを、これまた検討に検討を重ねてから買いました。

 
インテリアのトーンは、木のナチュラルな感じを大事にしていて、少しポップさも欲しいからと、ダイニングチェアは赤、青、黄色、白などでカラフルに。リビングには “旦那さん” が描いた絵も飾っているそう。

優香:彼が私の部屋にすぐ馴染めたのは、私の好きなインテリアのテイストが、シンプルでオーソドックスだったことが大きいんじゃないのかな。これがもしすごくメルヘンチックな部屋だったりしたら、『落ち着かない!』なんて言われていたかもしれない(笑)。そんなに趣味が強く出ていないインテリアなんですけど、彼のもので、どうしても私のイメージに合わなくて、飾るのを遠慮してもらったものもあります。中途半端な大きさの、鉄でできたマンモスのオブジェをリビングに持ってこられたときだけは『合わないから!』ってはっきり言いました(笑)。ときどき、旅館の和室に置いてある木彫りの熊ってあるじゃないですか。あんな感じで……(笑)。一応、リビングの他にお互いの部屋もあるので、あまりに趣味が違うものは、そっちに飾ってもらうことにしています。

 
今の住まいは気に入っているけれど、二人の希望に合う物件探しは、無理のない程度に続けている。二人の休日が重なると、近所や沿線の駅を散策に行って、「こんなところにこんなマンションがあったんだ!」と、気になる物件を見つけては、インターネットで検索し、知り合いの不動産屋さんに空きがないか問い合わせたり。

優香:今よりいい条件のところがなかなか見つからないから、引っ越さないでいるだけなんですけど。あまり焦らなくてもいいかなぁ、と。今まで、何度か引っ越しを経験して、譲れない条件がいくつかできてしまって……。たとえば、低層のマンションがいいんだけど、窓から見た景色に抜け感が欲しいな、とか。周りに緑があるほうがいいな、でもスーパーは近くに欲しいぞ、みたいな(笑)。以前、2年間だけタワーマンションの14階に住んでいたことがあったんですが、朝起きてすぐ、パーッて窓を開けて換気ができないことが、私にとってはストレスで。

 

朝ご飯はできるだけ
一緒に食べるようにしています

画像: ベルト付きドレス¥52000、シアーロンググローブ¥12000、レッグウォーマー ¥15000/ボウルズ(ハイク) バングル¥15000、ピアス¥14000/バーニーズ ニューヨーク カスタマーセンター(ソコ)

ベルト付きドレス¥52000、シアーロンググローブ¥12000、レッグウォーマー ¥15000/ボウルズ(ハイク) バングル¥15000、ピアス¥14000/バーニーズ ニューヨーク カスタマーセンター(ソコ)

結果、物件探しは通風、眺望、採光が最優先に。立地については今のところまだ悩みどころで、少し郊外まで足を延ばすか、仕事先への移動最優先で、都会のど真ん中にするかで、二人の間でもまだ結論は出ていない。

優香:一時期、大人のカップルが葉山や湘南の方に移住するのが流行っていて、『車ですぐだよ』なんて聞くと、『カッコいい、そんなこと言ってみたい!』なんて憧れたこともありました(笑)。でも、私たちはまだそこまで振り切る心の余裕はなくて、朝の時間は大事だから、仕事場に少しでも近い方がいい気がしちゃう。家族ができると、一緒に食事を取れる時間がすごく大事になってくるので、今は、近くに商店街が欲しいんです。二人で散歩するのが好きなので、商店街を食べ歩きとかしてみたいな(笑)。

私、料理は、そんなに得意じゃなくて、一人の時は、仕事が遅く終わったりすると、すぐ『もう今日は食べなくていいや』ってなっていたんです。でも、結婚してからは、朝ご飯はできるだけ一緒に食べるようにしています。旦那さんは料理も好きみたいで、たまに急に思い立って、『今日は俺が作るよ』なんてこともあったり。朝は、ご飯とお味噌汁と目玉焼きと納豆に……ソーセージを焼くときもあれば、鮭や銀ダラなんかのお魚を焼くときもあります。一緒にキッチンに立つこともあります。朝に、そういう『今日も一日頑張ろうね』っていう時間を持つようになったことが、結婚して一番変わったことかな。もともと食べることは好きだったけれど、人との食事によって、食べる楽しさが倍になった気がします。

 

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PROFILE

優香 Yu-Ka
1980年生まれ。東京都出身。スカウトされたことをきっかけに芸能界入り。以降、テレビ、映画、舞台などで幅広く活躍中。

 
●情報は、FRaU2018年6月号発売時点のものです。
Photo:Keita Goto Styling:Ai Uga Hair&Make-up:Akemi Kibe Text:Yoko Kikuchi

 

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