美容業界でも数少ない男性編集・美容家の3人が集まって最新コスメをあれこれ語るシリーズ。今回は、2018年の化粧品業界の10大ニュースのひとつになること間違いなしのメンズ・メイクアップ・ブランド「FIVEISM × THREE」を3人が深掘り。

また、ここ1〜2年で増えてきたクリスマスコフレの発表会レポートを。売り切れ必須の「ロクシタン」「ニールズヤード レメディーズ」の2つを紹介します。

俺たちのコスメとは……
化粧品を科学で斬るビューティサイエンティスト・岡部美代治さん、男性美容研究家の藤村岳さんと、美容業界ン十年のFRaUプロデューサーの関龍彦がスキンケアからボディ、フレグランス、メイクアイテムまで、経験と知識をもとに、これからの美容業界までを占う発表会レポートです。

 

待望のメンズコスメブランド
「FIVEISM × THREE」
“俺コス” 3人はどう斬る?

:ついにデビューですね、我々が前から注目していた本格的メンズ・メイクアップ・ブランド「FIVEISM × THREE(ファイブイズム × スリー)」!

藤村:やっとここまできましたね。ボクはもう5年くらい前から「次はメンズメイク!」って言い続けていたのですが、ようやく日の目を見た気持ちです。

岡部:私も昨年からメンズメイクをもっと身近にと考えて勉強会も開いていたので、「FIVEISM×THREE」は待っていました! という感じです。ブランドのカラーもデザインも良いし、個性表現を実現する5つのイズムというブランド名にしびれました。

:自由と変化を意味する数字「5」に、主義・主張を意味する「ISM」を付けてブランド名に。既存のブランド「THREE」と「FIVE」を足すと「∞」(無限大)になるというメッセージも!

岡部:ブランド名にさまざまな思いを表現できるのは、今後の展開を考えた時、どのように使われるのか注目していきます。

 

実際に試した感想は?
3人のお気に入りアイテム

:「いつかブレイクするはず!」と言われながら、それほど大きな変化が起こらなかったメンズ・ビューティ界に、大きな “うねり” となる可能性を持つブランドと感じました。自分もそろそろメイクしようかな、と真剣に……2人はどうだった?

藤村:一通り試してみて、顔が変わったと実感できたのは「コントゥア バー」で頬に影をつけ、さらに「リフレクター バー」で光を強調したときですね。自然なのに確実に彫りが深い顔になれたのは驚きでした。

岡部:私は以前から眉メイクは男性に最も入りやすいと思っていたから「アイブロウスティック」を試しました。
 

画像: 実際に試した感想は? 3人のお気に入りアイテム

:発表会では、グローバル クリエイティブ ディレクター RIE OMOTOさんによるメイクアップ・デモンストレーションがありましたね。男性モデルのメイクアップが進んでいく様子を見る我々ゲストも楽しかったですが、メイクを施すRIEさん自身もすごく楽しそうだったのが印象的でした。

藤村:デモではアイシャドウをオレンジっぽい色にしていましたけど、ボクは深いグリーンを軽く塗ってみたんです。そうしたら目がググッと奥まって憧れの目元に変身。艶っぽいから夜遊びで使いたいって思いましたよ。

 

スティック状の「バー」が鍵
ファンデーション、アリ? ナシ?

:パッケージデザインはスティック状の「バー(Bar)」がキーコンセプトにあるようだね。確かに軽快だし、男に似合う形状かも。

藤村:ヒゲ剃りみたいにギュッと握って、サッと顔の上に伸ばすというコンセプトだそうです。そんなラフな塗り方でもベタッとしないのは、粉体を固めているから。仕上がりが軽い!
 

画像: スティック状の「バー」が鍵 ファンデーション、アリ? ナシ?

:ファンデーションに15色もバリエがあるのには驚いたな~。僕は08番をチョイス。ブルーのリップカラー、カーキのネイルも塗ったまま帰りました!

岡部:私はスティックタイプの「ネイキッドコンプレクション バー」で、色選びしてもらって10番になりました。形状も「スティック」と呼ばないで「バー」と呼ぶのもちょっと粋かも知れませんね。そのあたりの気持ちの部分も男性用メイクには必要な要素かも知れませんね。

藤村:確実にさまざまな人種に対応していますね。つまり海外展開を狙っている、ということかと。
 

:お土産の中には、「なんちゃってタトゥー」ができる「ネイル アンド ボディ スティッカー キット」も入ってたね。コレ、11月に販売するんだって。そういう遊びゴコロがあるのが「FIVEISM × THREE」のいいところですね!

岡部:いやいや、この遊びゴコロこそメンズメイクの肝ではないかと思います。もちろん機能もあるし、デザインも必要ですけどね。

藤村:実はこれ、どのアイテムも女性も「使える」というか、「使いたい」って思うんじゃないかなぁ。かなり完成度が高いですもん。彼氏のファンデを彼女が「ちょっと貸して」って。究極のシェアコスメ!

 

9月だけど気分はもう冬!
「ロクシタン」のホリデーは充実度◎

画像1: 9月だけど気分はもう冬! 「ロクシタン」のホリデーは充実度◎

:日比谷パレスで行われた「L’OCCITANE(ロクシタン)」の発表会。まずは、15年を迎える「ロクシタン ローズ」のオードトワレや3種フレグランスウォーターの紹介コーナーへ。ローズの花びらやローズの香りに使用している成分が散らされた万華鏡もあったね。
 

藤村:ここは毎年、クリスマスの盛り上げ方が上手ですね。中でも印象に残ったのは、ローズの香水がリニューアルしてスッキリしたこと。
 

画像2: 9月だけど気分はもう冬! 「ロクシタン」のホリデーは充実度◎

岡部:日比谷公園の森の中に、ひょっこりとロクシタンの世界がワープして来た感じの会場演出が、夢あふれていて楽しかったです。入口の花束を乗せたロクシタン自転車が決まっていましたね。

:上の階では、ギフトの紹介。カステルバジャックとのコラボなんだね! ロクシタンの人気商品が出てくるアドベントカレンダーも、可愛かった! ロクシタンのギフトはアイデアもあり、実質的でもあり、さすがだね。うまいな〜。
 

藤村:カステルバジャックの4つのイラストにはそれぞれ意味があるんです。「美しい自然に学び、大地を育む」とか。印象的だったのは「すべての人にこの世界を見る喜びを」というもの。

:ロクシタンのコフレはいつも大人気だけど、このイラストとのコラボはギフト向き。持ってて気分があがるよね。

藤村:ロクシタンの製品のパッケージに点字が表記されているのご存知でした? 実は視覚障害を防ぐプログラムの創設をしているそう。日本でもその縁で視覚障害者の方達へスキンケアのワークショップも行っているとか。

:へぇ〜。

岡部:それは私も初めて気づきました。自然だけでなく、人や社会に優しくという哲学が細部まで行きわたっているのは本気度を感じます。

 

サスティナブル活動にも要注目
「ニールズヤード レメディーズ」の
コフレも紹介

藤村:「NEAL'S YARD REMEDIES(ニールズヤード レメディーズ)」のクリスマスの展示も手作り感があって、ほのぼの。でも、内容は世界的に絶滅の危機に瀕している「みつばちを救おう」プロジェクトの啓蒙など社会派なものでした。
 

岡部:今回の発表会では、社会貢献活動の紹介コーナーが良かったですね。企業姿勢がよく解ると商品提案の根底にある志が見えますね。化粧品の原料は土着的なものが多いから、そこに住んでいる人々の幸せに貢献するって解るとありがたさもひとしおです。

藤村:あと、バングラデシュの手工芸品生産団体「サリー・アン」のハートのチャームがコフレについてきます。この収入が現地の子ども達を学校に通わせる資金になるそうです。こういった社会活動とコスメってわりと親和性がありますよね。
 

画像: サスティナブル活動にも要注目 「ニールズヤード レメディーズ」の コフレも紹介

岡部:最近大きくなったプラスチックから紙への流れで、説明パネルが段ボールを使っていたのも好感が持てましたね。言われるまで気づかなかったですけど、そのようなさりげなさも自然なのかもと納得しました。

:発表会でコスメ会社のサスティナブルへの取り組みに関して聞くこと、多くなりましたよね。日本はやや遅れていますが、これからもっともっと増えていくと思います。

藤村:お土産は「トレジャーボックス フランキンセンスコレクション」と「スリーピングビューティ ベッドタイムコレクション」の2択で、かなり迷ったのですが……本当にヘビロテしているフランキンセンスにしました。

岡部:私も迷いもなくフランキンセンスにしましたが、やはり疲れているのかな?(笑)

FIVEISM × THREE
https://www.fiveism-x-three.com/
 
ロクシタン
https://jp.loccitane.com/
 
ニールズヤード レメディーズ
https://www.nealsyard.co.jp/

 

PROFILE

画像: PROFILE

岡部美代治 Miyoji Okabe
ビューティサイエンティスト。(株)コーセーの研究所を経て(株)アルビオンにて商品開発、マーケティングなどを担当。2008年独立し、現在は美容コンサルタントとして活動。商品開発、美容教育アドバイスなどを行うほか、講演・セミナーの依頼や雑誌取材なども多い。
 
藤村岳 Gaku Fujimura
男性美容研究家。編集者を経て独立。シェービングを中心に独自の理論を打ち立て、男性美容のパイオニアとして活動。テレビ出演のほか、講演、コスメ開発やマーケティングなども行う。スパ・エステについても造詣が深い。著書に『一流の男はなぜ爪を手入れするのか?』がある。サイトは、男性美容研究所。男性美容研究所:http://danbiken.net/
 
関龍彦 Tatsuhiko Seki
FRaU プロデューサー。講談社入社後、『ViVi』『FRaU』の編集者を経て『VOCE』創刊のため新雑誌準備室へ。2004年より6年間、同誌編集長。2010年より4年間、『FRaU』編集長。2018年より現職。ビューティ界の新サービス「BE-BANK」エグゼクティブ・プロデューサーも務める。

 
Illustration:YUGO. Composition:Mayumi Hasegawa

 

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