吉岡里帆さんが阿部サダヲさんと出演した映画『音量を上げろタコ!なに歌ってんのか全然わかんねぇんだよ‼』は、テレビドラマ「時効警察」シリーズなどで知られる三木聡監督の最新作。“ハイテンション・ロック・コメディ” という新ジャンルの映画で、吉岡さんは “歌声が小さすぎるストリートミュージシャン” の明日葉ふうかを演じている。

ふうかは、阿部さん演じる驚異の歌声を持つロックシンガー・シンと出会い、その二つの歌声が出会った時に起こった奇跡が、文字通り “ハイテンション” で描かれる。この映画に出演するにあたり、吉岡さんは生まれて初めて歌とギターに挑戦することになり、約半年にわたって、ギターと歌を寝る間を惜しんで猛特訓したという。

 

ずぶ濡れの阿部サダヲさんを見て、
母性のような、奇妙な気持ちが
湧き上がりました(笑)

画像: ワンピース¥37000/nooy ☎03-6231-0933、シューズ¥82000/アマン PELLICO PR事業部(PELLICO)、アクセサリー¥61020(税込み)/CASUCA表参道本店(CASCA)

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――ギターや歌だけでなく、超ハイテンションなコメディであることなど、初挑戦のことが色々あったと思います。ふうかを演じる上で、特に課題だったのはどんなことですか?

吉岡:三木監督は、ずっと憧れの監督でした。ですから、まずは三木聡さんという大好きな監督の頭の中をどこまで再現できるかが課題でしたね。この映画も、10年ぐらい前に脚本の原案ができていて、ようやく映画化に漕ぎ着けた作品だと伺っていたのですが、三木組の誰もが “いいものを撮りたい” という熱量がすごくて!

組の一人として、面白いものにしなければと感じました。実際に演じて思ったのが、コメディの “間” の難しさです。監督が、微妙なところまで徹底してこだわっていて、セリフも、一言一句間違えられないプレッシャーがありました。

というのも、監督が事前に、「台本に書いてあるセリフは、句読点に至るまで、全部忠実に言ってほしい」とおっしゃっていたんです。1ヵ月前に、舞台のお稽古みたいなリハーサルがあったとき、私の場合はその “間” で何度も躓きました。

うまくいくシーンもありましたが、全然監督に響かないシーンも多くて……。「なんか違うんだよな」みたいに、ぽろっと呟くんです。“間” がちょっとでも違うと “ピクっ” てなって(笑)。コメディなので、どこまで面白くなるかは、話し合いながら、緻密に作っていった感じです。

 
――初挑戦のギターはどうでしたか?

吉岡:事前に三木監督とお会いする機会を設けていただいたんですが、その時に、「ギターと歌は完璧にしておいてほしいんだよね」とさらりと言われて(笑)。これは頑張るしかない、と。急いで準備しないといけないと思ったので、「一刻も早くレッスンさせてください」とお願いして。時間があったら、なるべくギターのレッスンに行くようにしていました。

最初は、抑えられないコードがあったりしたんですが、それもなんとか克服して。一番大変だったのが、譜面を見ずに演奏することでした。譜面を見ながらなら、できるんですよ。でも、大勢の人を目の前にしたパフォーマンスは緊張しちゃって……。歌えないふうかはできるけれど、映画では、少しずつ成長しているところを見せていかなきゃいけない。それを、ギターも使って表現するのが難しかったです。

でも、本番の時は、スキル面の課題を克服していたせいか、人前でものびのび歌えました。もともと、歌うことが得意じゃない私が、「役なんだ!」って思うことで、それまで萎縮してた感情がすうっと消えていったんです。役に入れば、自分の感情なんてなくなるってことに気づけたことは、嬉しかったです。
 

画像: ずぶ濡れの阿部サダヲさんを見て、 母性のような、奇妙な気持ちが 湧き上がりました(笑)

 

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